夫以外 (実業之日本社文庫)

著者 :
  • 実業之日本社
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本棚登録 : 318
感想 : 33
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408552897

作品紹介・あらすじ

夫が急死した40代女性。子もなく、未亡人となった彼女は、遺産相続人となった亡夫の甥に心ときめいてしまい…(「夢の中」)。共通の趣味をもった男友達がきっかけで離婚された女性が、子連れで実家へ戻ると、父の再婚話が待っていた(「セカンドパートナー」)など、大人の女たちの日常が舞台となるミステリー。驚きのラストが読ませる全6編。

感想・レビュー・書評

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  • 読みやすくて、半日で読んでしまった。

    夫婦は家族だけど、他人。他人と家族になるって事が、奇跡のようなものかもしれない。

  • 全体的にあっさりしてる。今書店に平積みされてるブックカバーの印象とはちょっと違う。そういう感じと思って読み始めたから期待とは外れたけど、これはこれで良い。収録されてる中ではセカンドパートナーが一番余韻があって好きかな。

  • 真っ白な特別装丁のものを購入。
    これはもうタイトル買い。シンプルだけどインパクトがある装丁に惹かれて、初めて読んだ新津きよみさんの本。
    どんでん返しあり、叙述トリックめいたものあり、ぞっとするものあり、心が温まるものありで、バラエティに富んだ短編集だった。
    巧いなぁと思いながらするすると読み進んで、あっという間に読み終わった。

    純粋さゆえに突っ走ってしまう感情であったり、優しさの下にある打算であったり、夫の元妻に対する嫉妬と優越感であったり…女の怖さが満載であるところはやはり、女性作家特有のもののように感じた。女のことをよく知る女だからこそ書けるこの感じ。
    怖いけどこのタイプの小説、私はきっと好きなんだな。無意識に結構選んでるところを見るに。怖いと思いながら読むのがスカッとするのかも。笑

    どれか1つが突出して面白いというよりは、個人的にはどれも同じくらい面白く感じた。
    それって何気にすごい。そういう秀作だと思う。

  • 夫以外の男友達って ありorなし? あなたは?
    夫が急死した40代女性。子もなく、未亡人になった彼女は、遺産相続人となった亡夫の甥に心ときめいてしまい…(「夢の中」)。共通の趣味をもった男友達がきっかけで離婚された女性が、子連れで実家に戻ると、父の再婚話が待っていた(「セカンドパートナー」)など、大人の女たちの日常が舞台となるミステリー。驚きのラストが読ませる全6編。

  • 思わせぶりなタイトルに反して、ささっと読めるし期待外れ。

  • 様々な夫婦模様が描かれた短編集。
    タイトルから、妻が『夫以外』の男と
    あんなことやこんなことをしてしまう物語かと思いきや、さにあらず。
    『夢の中』の主人公が物語の最後に気づいた
    『夫以外・・・』に続く言葉がとてもよかったです。
    たとえ毎日顔を突き合わせていたって、相手の本当の姿なんて本気で知ろうとしなければ見えてこないのかもしれない。
    離婚したり、死別してからそのあとに見えてくる夫婦の本当の姿が胸に沁みました。

  • 夫という名が付かない男も気になる時はある。夫という名が付いても気に入らなくなる時もある。そんなものかも、ヒトという生き物は 。

  • 6つの短編。どれも夫婦の話で自分には身近なことでもありサラッと読めた。日常に潜むミステリーが読み終えてゾクっとする感じがじわじわくる。

  • 大人の女性たちの短編集。

    人生で一度も何にもハマらなかった48歳の女性が初めて夢中になったのは、夫ではなく夫の甥。
    男性の趣味仲間との関係を疑われ離婚された女性。
    夫以外、すべて理想的な暮らしをしている主婦。
    地位もお金もマンションも娘もいて、夫だけが手に入らなかった女性。

    タイトルから勝手に不倫ものかなと思ってたのですが、まさかこんなにもいろいろな「夫以外」があるとは。
    人生において、何が転機になるかわからないもの。
    幸せも不幸せも、周りからの見え方と、自身の捉え方は違っていてもおかしくない。

    すべて女性メインのストーリーなので、女性目線で見てしまいますが、ここに出てくる夫たちは何も思ってたんだろうと、ふと思いました。
    他の作品でもよく思うことですが、やはり女性は強くて怖い面を持っていますね。
    そんな強かさがとても魅力的とも思いますが。

  • 人生で何かに「ハマる」事がなかった主人公、聖子。

    亡き夫に対しても夢中になれなかったが、夫の甥である桜井一樹に初めてハマってしまう。その結末を描いた「夢の中」。

    定年後の夫婦の在り方を描いた「元凶」

    『夫以外』をテーマに様々な夫婦の形が描かれています。

    夫婦別姓や腎臓移植問題など、興味を惹かれる内容が多く、色々考えさせられる面もありました。

    どの短編も派手さはありませんが、女性であれば「あるある」と共感出来る内容です。

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著者プロフィール

長野県大町市出身。青山学院大学文学部仏文科卒業後、商社勤務などを経て1988年に作家デビュー。女性心理サスペンスを基調にした作品を多数手がける。『二年半待て』で2018年徳間文庫大賞受賞。近著に『始まりはジ・エンド』『セカンドライフ』『ただいまつもとの事件簿』などがある。

「2021年 『妻の罪状』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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