時限病棟 (実業之日本社文庫)

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感想 : 427
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  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408553160

感想・レビュー・書評

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  • 今月最後になりそうなこの本



    仮面病棟を読んでから手に取りました
    続編ではないが、
    同じ病院が舞台になっています
    先に仮面病棟を読むことをお勧めします
    どちらも読みやすいです


    気づけば病院に監禁されているところから始まるこの物語
    時限爆弾が仕込まれており
    その時間内に謎を解いていく
    脱出ゲームのようなストーリーです


    時間が迫ってくる中
    ハラハラする場面はあるものの
    淡々とというか
    順調に謎を解き明かしていくのを
    読まされている感じ
    映像の方が楽しめるかもしれないですね



    ただ仮面病棟はわかりやす過ぎましたが
    こちらは少し驚く展開があったので
    私はこっちの方が面白かったかなー


    今月は入院したりして時間がたくさん取れて
    今までで一番本を読めた月になりました(^^)

    たくさんの本と出会えてよかったです


    あー今年も終わりますねー

  • 仮面病棟の廃病院を舞台に繰り広げられる、リアル脱出ゲームは緊迫感とスピード感があってサクサク読めました。

    本作は廃病院に集められた病院関係者が、自身の命をかけて脱出ゲームに挑むというもの。病院からの脱出には過去に不審な死を遂げた医者と映画監督の事故の真相を暴く必要があった。そして、集められた病院関係者は全員、その医師と深い繋がりのある人物たちだった…というストーリー。

    本作には仮面病棟の内容も少し含まれますが、前作の本筋やネタバレは特に含まなかったので、そこは読まなくても十分楽しめる作品であると思いました。内容に関してはデスゲーム感があって、トレンディーなライトさもあり、読書が苦手な人でも読めるのかなって思いました。

  • タイムリミット形式は単純なゲームオーバーが絶対にないはずなのに何故かハラハラドキドキが止まらない大好きなテーマです。

    目覚め知らない場所、同じ立場と共通点を持つ男女達、 そして鉄板で塞がれた窓にダンガンロンパみたいだと、最初こそモノクマを探す作業に勤しみましたが「どうやら違う」もすぐに読み取れるので軌道修正。映画「SAW」の大ファンである私のお胸は最高潮に昂りました。

    まぁ良くも悪くも裏切られるのですが、健全な監禁デスゲームと言った所で、文章であるが故トントン拍子に推理が進む展開はやや物足りなさを感じた。
    しかし着地点が気になって仕方なく、ページを捲る手が止まらない。前作を読んでいる方が建物内の構造を想像し易いかと思います。

    そして最後にまた「SAW」を感じれた感動。
    ジグソウは自ら用意した舞台を特別席で観覧する。
    やだもう、映画見直さなきゃ。

    最早SAWのレビューと化しておりますがつまりは
    サスペンスとしては最高のセットリスト。
    ミステリとしては比較的易しい。
    刑事達のサバト(魔女たちの集会、キリストでの休息日etc...)な名前に無駄に反応しましたが、言葉通り無駄な反応だった。趣味が露呈しただけだ。

    • NORAxxさん
      奏悟さん
      たまにくれるコメント凄く嬉しいです///ありがとうございます⸜( ´ ꒳ ` )⸝

      平山先生で意気投合(できたと一方的に思ってま...
      奏悟さん
      たまにくれるコメント凄く嬉しいです///ありがとうございます⸜( ´ ꒳ ` )⸝

      平山先生で意気投合(できたと一方的に思ってます 笑)したのできっとSAW好きだろうな...と思っておりました!嬉しいです!
      やっぱ1が面白いですよね。「ジグソウ意外と腹出てたんやな...」となる所も大好きです(笑)
      2021/01/31
    • 奏悟さん
      NORAさん
      平山先生で意気投合、嬉しい限りです!
      初めての3D映画がSAWファイナルで、肉片が画面一杯に飛んだ瞬間に、前席のハンバーガーを...
      NORAさん
      平山先生で意気投合、嬉しい限りです!
      初めての3D映画がSAWファイナルで、肉片が画面一杯に飛んだ瞬間に、前席のハンバーガーを食べながら観ていたカップルが嘔吐するという事件があり、懐かしい思い出です(笑)
      映画、ホステルあたりもお好みでしょうか?(*σ´ェ`)σ
      2021/01/31
    • NORAxxさん
      奏悟さん
      デートにSAW...笑
      そのカップルと飲みに行きたいくらいですが耐性は無かったのですね残念です( ¯•ω•¯ 違)

      ホステル観た...
      奏悟さん
      デートにSAW...笑
      そのカップルと飲みに行きたいくらいですが耐性は無かったのですね残念です( ¯•ω•¯ 違)

      ホステル観たこと無いんです!気にはなってるのですが歳と共にグロ耐性が無くなってきて今から見るの少し勇気がいります。。笑
      機会があったら見てみますね☆情報ありがとうございます⸜( ´ ꒳ ` )⸝
      2021/01/31
  • 仮面病棟の続きになるんかな?
    建物以外に繋がりあったっけ?って感じやけど…
    こんな恐ろしい脱出ゲームに招待されたくはないな。日頃から、清廉潔白で生きて行こう〜

    起きたら、何か知らんとこで、病院っぽい。他にも人いて、みんなでゲームスタート!!
    6時間以内にクリアせんと、爆発してしまいそう…この時点で私なら、パニックで終わってまいそう…
    ピエロさんのメッセージをもとに、解決していくけど…
    それぞれが、ある人との繋がりで誘拐されて、ここに。
    凄い復讐劇やけど、お父ちゃんが凄い…その執念が…痛すぎる〜精神的やなく、肉体的に。
    やっぱり、実の子を殺されたら、そうなるわな。自分の命なんか、どうでも良くなって…
    大どんでん返しありで、楽しかった!
    良く考えたら、6時間の出来事になるんやな。もっと、長い印象…
    個人的には、前作の「仮面病棟」の方が好きかも?

  • 目覚めると、彼女は病院のベッドで点滴を受けていた。
    なぜこんな場所にいるのか? 監禁された男女5人が、拉致された理由を探る……。
    ピエロからのミッション、手術室の男、ふたつの死の謎、事件に迫る刑事。
    タイムリミットは6時間。謎の死の真相を掴み、廃病院から脱出できるのか!?


    仮面病棟の続編?
    タイトルそのまんま時限爆弾が設置された病院からの
    リアル脱出ゲームでした。
    謎が謎を呼ぶ…って感じでもなく、怪しい人はやっぱりそうだったのねって思い、物足りなく感じて
    しまいました。
    仮面病棟の方が良かったなぁ
    サクサクって一気に読めちゃいます。

  • 仮面病棟の続編
    仮面病棟の方は、謎のピエロが病院占拠してるのに主人公の男女が ずっとイチャイチャしてなので真犯人がその女の子ってのが序盤で気づいてしまったが…

    今回は謎解き脱出ゲームでした
    この手の作品は小説で読むのは好みじゃなかったです…
    映画化などして、それをTVなどで観るには良いかな?って感じでした【インシテミル】とかそっち系でした。

  • 仮面病棟の続編だが、前作の登場人物は誰一人として現れず、クローズドサークルの舞台だけが共通している。

    今回の作品は時間制限付きという死と隣り合わせの状況下で、あらゆる謎解きをクリアしながら病院を抜け出す脱出ゲーム。

    前作同様サクサクと読みやすく、前作以上に先が読めない綿密な伏線仕掛けは秀逸で、結末も怒涛の展開で幕を閉じる内容だった(と思う)

    しかしながら、謎解きに続く謎解きに続く謎解き…に途中から疲れはじめ、終盤で果ててしまった。
    悲しいかな、私にはリアル脱出ゲーム系はどうやら不向きのようだ。

  • 前作の「仮面病棟」の設定をうまい感じで取り込んで、そのうえで前作とはまったく違うお話になってますね。それがメインンではないとわかってはいますが、もう少し脱出ゲーム感があってもよかったかも。
    刑事のシーンが何回か挿入されますが、ちょっと蛇足のように感じました。読者への情報提供何だろうけど、病院の外のシーンがないほうが没入感的にはよかったんじゃないかな。

  • 2日連続の知念さん作品でした。
    仮面病棟と同じ田所病院が舞台になっていたので、場所が把握しやすかった。
    しっかりネタバレされるので、仮面病棟を先に読むことをオススメします。
    今回はピエロではなく時間が迫ってきて、恐怖を与えられる作品。
    タイムリミットが迫ってくるにつれて登場人物たちが恐怖し正気を失っていくのがよく伝わってきました。
    終盤では様々な謎が解き明かされていき、驚きと爽快感を味わえると思います。

    ただ、スリリング度で言うと、前作の何をしでかしてくるか分からないピエロの方が上でした。

  • 目が覚めると、倉田梓は病院のベッドで点滴を受けていた。自分は何故こんなところにいるのか? 梓は同様に監禁された男女4人と脱出を試みる。


    映画化もされた『仮面病棟』の続編にあたる、脱出ゲーム風医療ミステリです。『仮面病棟』は読んでいるに越したことはないですが、読んでいなくても多分大丈夫。
    タイトル通り、時限爆弾の設置された廃病院から謎を解いて脱出する話。リアル脱出ゲームのような謎を解きながら、真相に迫っていきます。

    自身を監禁した犯人の目的も分からない中、制限時間が迫り徐々に冷静さを失っていく登場人物たちの姿は臨場感があり、ハラハラしながら楽しめました。

    脱出のためのヒントはイラスト入りでフロア図もついているので、一緒に謎を解くことも出来るとは思うのですが、脱出ゲームは文章で読むよりも実際に体験するか、映画やゲームなんかの方が映えるかもしれないですね。

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著者プロフィール

1978年沖縄県生まれ。東京慈恵会医科大学卒業。医師。2011年、第4回「ばらのまち福山ミステリー文学新人賞」を受賞し、12年、同作を改題した『誰がための刃 レゾンデートル』で作家デビューする。代表作に、「天久鷹央」シリーズがある。その他著書に、『ブラッドライン』『優しい死神の飼い方』『機械仕掛けの太陽』『祈りのカルテ』「放課後ミステリクラブ」シリーズ等がある。

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