時限病棟 (実業之日本社文庫)

著者 :
  • 実業之日本社
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  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408553160

感想・レビュー・書評

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  • 前作の仮面病棟と舞台を同じくする、クローズドサークルのミステリ。時限病棟という名の通り、タイムリミットが存在するが、読者もそれに追われるようにノンストップで読み切ってしまいそう。

  • 全作の仮面病棟よりも先行きのわからない展開に最後まで目がはなせなかった!

    二作続けて読んだので、舞台になっている場所の設定などもリアルで良かった

    これも一作目同様、映像化されたら、面白いと思われる作品

  • 謎解きで話しが進んでいくから面白かった。
    麻酔のこととかちょっと専門的だと思った。

  • 時限病棟を読むなら、仮面病棟を読んでからをおすすめします!(同じ病院が舞台なので。) 私は仮面病棟の方が読みやすかったなと思いました。

  • 「仮面病棟」を読んでいるとより楽しめる仕掛け。テンポが良く、最後まで緊張感があって、面白かった。

  • 脱出ゲーム好きにはたまらない作品。
    現場のリアルな雰囲気が読み取れてドキドキ。
    前作の仮面病棟と同じ舞台になっているのも尚良し。
    知念さんの作品は、この緊張感とテンポの良さにハマっちゃうんだよな。

  • 前作の『仮面病棟』に比べるとグロ系が強いなぁ…と思う。
    でも前作と同様、全体を通して読みやすく、こちらも半日で読破できた。
    登場人物のキャラも強めでわかりやすく、読書初心者には有り難い作品でした(*´ω`*)

  • 医師や看護師の男女5人が監禁されている状態からスタートする。
    そして、「何故わたしたちは監禁されてしまったのか」理由を探る……。
    ピエロからのミッション、手術室の男、ふたつの死の謎、事件に迫る刑事。
    タイムリミットは6時間。謎の死の真相を掴み、廃病院から脱出できるのか...。
    命を賭けた脱出ゲームのはじまりです。

    『仮面病棟』を読んでから本書を読むとより理解が深まると思います。

  • なんとなく犯人がわかるが、スピード感が良い。
    制限時間があるからハラハラ感が増す!

    さようなら田所病院。
    田所病院の仕組みを理解していると面白い。

  • 前作『仮面病棟』と同じ田所病院が舞台。前作の『仮面病棟』とはストーリー的には繋がっておらず、前作の登場人物も出てこない。『仮面病棟』の事件から数年後という設定で、田所病院は廃病院となっている。

    ストーリーは田所病院に監禁されたお互い見ず知らずの5人の男女が昏睡状態から目覚める状況から始まる。病院には時限式の発火装置が仕掛けられており、犯人からのミッションをクリアしなければ彼らは廃病院もろとも焼き殺されてしまう。監禁された5人はお互い疑心暗鬼になりながらも脱出策を探る。
    ストーリーは面白く、トリックも小気味いい。展開が早く、サクサクと読み進められる。
    さすが、現役の医師が書いているだけあって、医療関係の描写はうなるものがある。

    惜しいところは、主人公を含めた5人の関係者や犯人のキャラクターの創りが薄いと感じてしまうところ。
    犯人の動機とか、主人公の想いとか、監禁された5人の背景とか生き様とか、文章的にもエピソード的にも軽すぎて、誰にも感情移入できない。
    もう少しキャラクター達の人生背景をエピソードにして織り込ませ、5人の誰もが犯人となり得るような人生環境などを描写してくれれば、もっと読後の満足感が上がると思う。
    これだけ面白いストーリーを考えられるのだから、キャラクターさえもっと立体的に描いてくれば無敵なのに・・・。

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著者プロフィール

1978年沖縄県生まれ。東京慈恵会医科大学卒業。医師。2011年、第4回「ばらのまち福山ミステリー文学新人賞」を受賞し、12年、同作を改題した『誰がための刃 レゾンデートル』で作家デビューする。代表作に、「天久鷹央」シリーズがある。その他著書に、『ブラッドライン』『優しい死神の飼い方』『機械仕掛けの太陽』『祈りのカルテ』「放課後ミステリクラブ」シリーズ等がある。

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