「おくのほそ道」殺人事件 歴史探偵・月村弘平の事件簿 (実業之日本社文庫)

著者 :
  • 実業之日本社
3.50
  • (1)
  • (1)
  • (4)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 35
レビュー : 1
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408553276

作品紹介・あらすじ

東京の下町・深川で身元不明の死体があいついで見つかった。体内からは毒物を発見、殺人と断定され、警視庁捜査一課の女性刑事・上田夕湖が捜査に当たる。夕湖の恋人で、「おくのほそ道」の俳聖・松尾芭蕉の取材をしていた歴史研究家の月村弘平は、事件の裏に芭蕉が関係していると推理するが…時代小説の鬼才が放つ本格派トラベル・ミステリー!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 今回のテーマは芭蕉。東京の下町・深川で身元不明の死体が複数見つかった。連続した毒殺事件と断定され、警視庁捜査一課の新米女性刑事・上田夕湖が捜査に当たる。
    夕湖の恋人で、歴史研究家の月村弘平は、遺体の発見場所から、事件の裏に芭蕉が関係していると推理する。
    今回は深川の芭蕉庵から始まり、平泉まで。
    芭蕉隠密説はよく聞くけれど、実は芭蕉の目的が、幕府を脅かしそうな伊達藩の監視&平泉の埋蔵金の探索だった、と弘平は考える。
    そして知り合いの作家の娘・高嶺とともに調査をすすめるうち、夕湖の追う事件の裏にも平泉の埋蔵金があることに気付く。
    昔埋蔵金を見つけ、こっそり自分のものにしていた者たちが被害者になっていた。
    彼らの昔馴染みで、弘平も知っているジャズ喫茶のマスターが、残り少ない寿命を賭して全てを引き起こしていた、ということが明らかになる。

    深川のあたりは一度行ったことがあるんだけど、もう一度行きたいなぁ。
    途中までとっても怪しかった資料館の女性館長さんがなんだかキャラ立ちしててよかった。現実にもいそう、こういう人。
    次作もあるなら、夕湖と弘平のシーンをぜひ。

全1件中 1 - 1件を表示

著者プロフィール

1951年福島県生まれ。立教大学法学部卒。1992年「黒牛と妖怪」で歴史文学賞を受賞しデビュー。2015年、〈耳袋秘帖〉シリーズで第4回歴史時代作家クラブシリーズ賞、『沙羅沙羅越え』で中山義秀文学賞を受賞。主な作品に、「妻は、くノ一」シリーズ、「四十郎化け物始末」シリーズ、「女が、さむらい」シリーズ、「大名やくざ」シリーズ、『卜伝飄々』などがある。

「2019年 『完本 妻は、くノ一(五) 国境の南/濤の彼方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

「おくのほそ道」殺人事件 歴史探偵・月村弘平の事件簿 (実業之日本社文庫)のその他の作品

風野真知雄の作品

ツイートする