- Amazon.co.jp ・本 (512ページ)
- / ISBN・EAN: 9784408553825
感想・レビュー・書評
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昨日、我が愛する作家、伊坂幸太郎氏の「砂漠」を読み終えた。
十数年前に読んだ本の再読だ。
新鮮さは相変わらずで、面白おかしい登場人物たちの会話を楽しんだ。
主人公と取り巻きたちは大学生で、その連中のキャラクターの設定と会話の質が読む者を飽きさせないのだ。
自分の若い頃とオーバラップしながら、軽快に読み進む時間は楽しかった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
西嶋かっちょいい。
鳥井が玉木宏にしか思えない。笑
軽く読みやすくテンポがいい!
「その気になれば砂漠に雪を降らす事だって余裕で出来る」
7.5 / 10点満点中 -
個性豊かな登場人物の春夏秋冬と青春を描く物語。
学生時代に読んでいたら、良くも悪くも私の人生も変わっていたのかもしれません。でも、今こうして生きていること、来るかわからない明日もきっと来ることに感謝したいと思いました。とくにキラキラした生活ではないけれど、くだらない当たり前の毎日の素晴らしさとありがたさを感じました。 -
すごく大きな事件が起こる、とかではないけれど何気ない日常の些細な事件を題材に、うまくまとまっていた。
こんな大学生活が送れたら幸せだったなと思う。 -
社会人としての生活にも慣れてきて、学生時代を思い出しては懐かしむことが多くなったこの頃、「まさしくぴったりなテーマ」な今作に出会いました。
楽しく眩しい日々を送る彼らの物語を羨みながら、ふと「(自分の学生生活ももしかしたら人から見ればこれくらい輝いていたのかもしれない)」と思いました。昔の友人に連絡を取りたくなってしまいました…。
そんな自分の過去にもう一度光を当ててくれた『砂漠』、きっと私にとって何度も読み返したり思い出したりする作品だと思います。
素敵な物語に出会えて感謝です。 -
数年ぶりに再読。表紙違いを購入。
同じ本を何度も読むのはそんなに好きじゃないけれど、また読めるように本棚においておきたいと思った。
子どもが彼らくらいの年齢になったのできっと違う気持ちで読めている。この本はまだなかったけれど、自分が大学生の時にも読みたかったな。
西嶋みたいな人にはなかなか出逢えないし、自分が西嶋になるのも難しいけれど、半歩でも踏み出すようになりたい。
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再読。もう何回読んだか分からない。
大学生のお話。東西南北。
続きの話読みたいー
西嶋良いこと言い過ぎる -
すごく面白かった!学生時代を思い出した。笑いあり怒涛の展開あり、これは何の分類なのかわからない。とにかく面白かった!何度か読み直すと思う。
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何冊目かの伊坂幸太郎。
西嶋が好き。
電車とかで読んでると、たまにププってなって困る。押しつけすぎないメッセージ性が好き。
でも、大学時代に出会っていても友達にはなれないタイプだ。歳をとって、こういう人って貴重だなぁと思えるようになった。
「やりきれない話」が本当にやりきれなかった。
でも、歴史が変わったって、目の前の1匹しか救えなくたって、それでも良いから、目の前の人(犬)を救うんですよ!
ってたしかに歴史か変わったからなんだ?って初めて思った。なんで歴史が変わっちゃいけないのか?
生まれてこなくなっちゃうからとか?
北村のたまにある、「なんてことは、まるでない」もなんかツボだなぁ。
鳥井はエラい。
強くてカッコいい。
東藤も南ちゃんも、よく考えたら北村以外、キャラの濃すぎるメンバーだな。
気負わずゆっくりなのに、楽しめる珍しい本だった。