ルール 堂場瞬一スポーツ小説コレクション (実業之日本社文庫)

著者 :
  • 実業之日本社
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レビュー : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (432ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408553870

感想・レビュー・書評

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  • 今作はスキーのクロスカントリー。

    どんなスポーツでも臨場感満点の作品にしてしまう、堂場氏の腕前たるや。

    ドーピングはもちろんダメ!ゼッタイ!なのだが、諸々のリスクを承知した上で、それでも手を染めてしまうアスリートたちにも、やむにやまれぬ事情があるのだろう。
    でも、ならぬものはならぬのです。

    あと、いろんなものを背負わせすぎるマスコミや世論。
    日の丸も大事だが、もっと競技を楽しんでおくれ。良い意味で。
    日々真面目に精進している選手のみなさんには、楽しむ権利があるのだ。

  • ドーピングはしたのか、しなかったのか。
    試合に勝つためにドーピングをするのではない、試合に勝つためにするトレーニングに耐えられる体にするためにドーピングをする。
    何の期待を背負わされていない自分には違いが判らない…。
    マイナー競技特に冬の悲哀を感じられる。

  • 読み始めたら、何か読んだことがあるような気がしたけれど、読み進めるとやっぱり知らなかったので、途中で止まっていたとか?マラソンランナーがドーピング剤を勧められ、もちろん即座に断るものの実はこころ引かれ・・・
    「絶対にばれない」とか言われたら、ぐらぐらシチャウ人間心理がよく突かれている。

  • クロスカントリースキー選手に関する話ですが、いつもの堂場瞬一のスポーツ小説ですね。水泳や駅伝、野球など、様々なスポーツについてシリーズでは書かれていますが、この作品も、これまでの作品のパターンからは離れません。正直、ちょっとひねって、違う結末も期待していたんですが、最後はやっぱり予想通り。スポーツ選手や、それを取り巻く人々の心情が描かれており、非常に興味深いのですが、ストーリーがパターン化しているような気がします。

  • スポーツもの、ハズレなし。継続中

  • クロスカントリースキーを題材にした堂場氏の小説。冬季五輪の年以外ではほとんどテレビで目にすることのないマイナースポーツの一つであるクロスカントリースキー。主人公の竜神は冬季五輪で同競技で2大会連続の金メダルを獲得した孤高のアスリート。一旦引退したのち、再び現役復帰を目指す過程が本小説の舞台です。竜神復帰にドーピングの疑いが浮上。竜神の高校時代の同僚で新聞記者の杉本はこの疑惑とどう向き合うのかが描かれています。
    野球やサッカーではなく、滅多に題材として取り上げられないクロスカントリースキーが題材ということで期待して読みました。普段目にすることの少ない競技だけに、ドーピングという切り口ではなく、クロスカントリースキーの舞台裏とか勝負の駆け引きなどこの競技の理解が深まるような描写にもっと力点を置いてほしかったなぁ、というのが正直な印象です。

  • スキークロスカントリーでオリンピックを連覇し、国民的英雄のまま引退した竜神が突如現役復帰を発表。竜神の高校時代からの親友でスポーツ紙記者の杉本は今一つはっきりしない竜神の復帰理由を取材するうちに竜神のドーピング疑惑に直面する…。
    スポーツ界のドーピング問題、ヒーローを「作り上げる」スポーツマスコミの罪など色々考えさせられるテーマが多く色々と考えさせられる作品だった。

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プロフィール

堂場瞬一(どうば しゅんいち)
1963年茨城県生まれ。2000年『8年』で第13回小説すばる新人賞受賞。警察小説、スポーツ小説などさまざまな題材の小説を発表している。著書に「刑事・鳴沢了」「警視庁失踪課・高城賢吾」「警視庁追跡捜査係」「アナザーフェイス」「刑事の挑戦・一之瀬拓真」などのシリーズのほか、、『虹のふもと』『八月からの手紙』『埋もれた牙』『ネタ元』『Killers』など多数。2014年8月には、『壊れる心 警視庁犯罪被害者支援課』が刊行され、本作へと続く人気文庫書下ろしシリーズとなっている。

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