スケートボーイズ (実業之日本社文庫)

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  • 実業之日本社 (2017年11月4日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784408553917

みんなの感想まとめ

フィギュアスケートを舞台にした青春物語が展開され、主人公たちの成長や絆が描かれています。大学四年生の和馬は怪我でリンクを離れた後、全日本選手権に向けて再起を図ります。その過程で、かつてのライバルであり...

感想・レビュー・書評

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  • 怪我で一年フィギュアスケートを離れていた大学四年生の和馬と、大学新聞部に所属しスケート部を取材する将人が主人公。

    全体的にさらっとフィギュアスケートにかける青春って感じでまとまっていて読みやすいです。

    アメリカを拠点にし若きエースとして華々しい活躍をする光流と愛情もって生徒に接する柏木コーチとの関係が丸く収まったのが個人的好きだった箇所。

  • 怪我をきっかけにしばらくリンクから離れていた和馬は大学生活最後となる全日本選手権に向けてゼロからスタートした。焦る和馬にかつては同じ師の元で、ライバルとして奮闘していた光流の言葉は目標となった。

    今や世界を相手に活躍する光流と和馬が選んだ曲は様々な想いが詰まった曲。その曲目から2人の関係性を調べ始めた学生新聞の記者・将人もまた自分が目指す「スポーツライター」としてあるべき姿を実感する。

    華やかな、だからこそ厳しいフィギュアスケートの裏側を。

  • sg

  • 少し話のスピードが早すぎたかな。

    出来ればもう少し、怪我から復活する過程を
    詳しく描いてほしかった。

    せっかく面白いストーリーだから

    面白かったけど、もったいないと感じてしまった。

  • 初めての作家さん。
    フィギュアスケートを、トップの選手ではなく怪我をして復帰した選手の視点から描いているところが良いところだと思います。
    スケート人生が、大学4年で最後の年となるかもしれないし、就活もしなければという主人公和馬の心理描写がうまいです。また大学新聞部の取材する側も描かれて面白かったです。
    フィギュアは見ていて面白いですが、裏のスケートリンクだけ見ていては分からない、リアルの世界が描かれているなと感じました。
    解説の人ほど身近には感じられないですが、十分お勧めできる本です。特に冬の大会を見ながらこの本を手に取ればリアルさが増すと思います。

  • 大人気のフィギュアスケートをあくまでも学生スポーツとしてとらえる視点が新鮮。1回転しかできない選手たちの大会やマスターズにも言及しつつ、学生スポーツとして、あるいは生涯スポーツとしてのフィギュアスケートを活写していて、とてもリアル。世界に出て行くような、ごく一部のトップ選手にとってだけじゃなく、それぞれの選手にその人なりの世界とか葛藤とか、表現したいこととか、喜びがある。そのことがとても納得のいく形で描かれていた。

  • 舞台は、大学のフィギュアスケート部。一般的なイメージ(=グランプリシリーズなど)とは違った切り口で、新鮮。
    部活動としても特異な仕組みで、興味深い。アマチュアスポーツでありながら抱えるギャップ、その裏側など、いろいろ気づかされた。
    さわやかな青春スポーツ小説。最後はじーんとくる。

  • スケオタにとって、このお話はなんとなくモデルは誰だなーなんて思ったり、いやいや、あのスケーターのこういうところとこのスケーターのこういうところを合わせたら、こうなるな…なんて思ったり。

    そして、そうなんです。もちろん、オリンピックや世界選手権レベルの選手たちもすごいけれど、全日本は全部見ても、全部泣けちゃう。

    見せる(魅せる)競技であるフィギュアスケートを文章におこすって、難しい…と思ったけれど、今、目の前で、演技が行われているようで、感涙でした。

  • 最後の解説まで含めてフィギュアスケートっていいな、と改めて感じることができた。世界で活躍するトップスケーターではない数多の選手達はきっとこんな風なんだろうと感じさせるリアルな描写も多く、ラストの主人公の演技はそうしたスケーター達に向けた作者からの感謝とエールなのかしら、という考えは少々穿った見方ですかね。

  • 題名が良くない。『スケートボーイズ』では、光GENJIのバックダンサーの名前ではないか!男子フィギュアスケート、全日本大会を舞台とした大学生たちの物語。ちょうどこの間全日本大会が終わり、タイムリーな読書となった。しかしこの小説は、全くフィギュアを知らない人にとってはイメージしづらく、コアなファンには物足りないであろうな。私のようなお茶の間ライトファンにはピッタリ。作中の光流くんはどう見ても羽生選手だろう。面白かったけど、読み応えはアッサリかな。同著者の女子フィギュア『銀盤のトレース』の方が好きかも。

  • 大学のフィギュアスケート部を舞台にした話。
    一年ぶりに怪我から復帰した大学4年の伏見和馬、悩みながらも全日本選手権を最後の舞台と定め練習に励む。

    コーチに師事しながらも大学のスケート部の一員であり、インカレに出場したり、大学単位の応援があり、新聞部の取材があり。
    大半のスケーターたちはこうなんだろうと、また現実の選手(日野龍樹や友野一希)を思い浮かべながら面白く読んだ。

    2017年11月、平昌五輪を前に刊行された本書。
    主人公がかつて一緒に練習していた同期として、明らかに羽生結弦とわかる選手が登場。他にも高橋大輔や樋口豊などあれこれ思い浮かべて面白かった。

    ただ、羽生結弦をモデルにした選手が、子供の頃から指導してもらったコーチに後足で砂をかけるように海外ののコーチに師事したことも物語の重要な要素となっている。
    実際のところ、羽生結弦と阿部奈々美コーチとは円満解消と言われており、今更これを取り上げた点は気になった。
    (図書館)

  • フィギュアスケートの夢を追いかける大学四年生の和馬。そして、同大学の新聞部で和馬たちを追い続ける同級生や、和馬に想いを寄せる女子学生、和馬のライバル、恩師たちが彼を取り巻く。
    そもそもスピードスケートの好きな私が「スケート」という言葉だけで借りた一冊だったのだが、意外にも面白くすいすいと読んでしまった。トップスケーターではなく、挫折をしながらも踏ん張る人物を主人公にした作品。新鮮で、また応援したくなる。シリーズにしたら読みたい。和馬のこの先が気になる。

  • 大学生の男子フィギュアスケート選手が主人公の物語。世界トップレベルではなく、全日本選手権レベルである。フィギュアスケート選手の体重管理の厳しさを感じたり、卒業後もスケートを続けるのか、幼少期からのスケート人生に区切りを付け、就職をするのかの選択に葛藤したり、ジュニア期はスイスイと飛べたのに、体の成長に伴い飛べなくなる葛藤を乗り越えて花を咲かせるなど、スケートへの真摯な姿勢が良い。世界で活躍できるのは本のひと握りだが、怪我からの復帰し、悔いのないスケート人生にして欲しいと願うものである。

  • 全日本選手権を目指す学生スケーター。
    怪我を乗り越え、滑る喜びを見出す。
    トップ選手でないと注目されない世界だけど、自分は自分。
    自分の納得いく演技を目指す。
    大学の仲間やコーチとの関係も温かく、スケートを楽しませてもらった。

  • そうなの、そうなの。多くのフィギュア選手にとって、いちばん大きい大会が全日本選手権。本当に、ドラマがいっぱいあるのですよ。学生記者も取材に入っているなんて知らなかったなぁ。
    2018/2/6読了

  • 男子大学生のフィギュアスケート小説。大学単位の応援とか新聞部の取材とか就活とか興味深かった。フィギュアスケートを大学から始める人だっていて当たり前のはずが、みんな小さいときからやってると思い込みがあるな…。

  • 2018/01/08 003
    スケート小説は雫井脩介さんの「銀色の絆」以来。銀色の絆は女子の成長過程をじっくり描く感じだったけど、こちらは学生男子フィギュアスケートが舞台。学生らしく、就活、恋愛、部活…とあって自分の下らない学生時代も思い出しながら読むことができた。
    最後のフィナーレまでにところどころ、グッとくるシーンがあって、グッと来て次を期待しての繰り返しのうちに一気読み。
    「銀色の絆」以来フィギュア結構好きになってテレビでよく見るけど、テレビで映らない裏側がいっぱい描かれてて勉強にもなりました。スポーツの人間ドラマ良いですね!

  • フィギュアスケートはトップ選手だけで成り立っている競技ではなく、全日本は選考試合としてクローズアップされるけどトップ選手にもそれ以外の選手にも特別な試合だと描いてくれてうれしい。
    個人的には銀盤のトレースシリーズの登場人物達の近況が知れてうれしかった。彼女達が元気そうでよかったです。
    本音を言えば男子スケーターの新作ではなく、冬季五輪シーズン毎に続きを期待している銀盤のトレースの新作が読みたかった。今は男子題材のほうがいいのかな。

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著者プロフィール

愛知県生まれ。東京学芸大学教育学部卒業。フリーライター、出版社勤務を経て、2006年『辞めない理由』で作家デビュー。ドラマ化もされた、累計57万部を超えるベストセラー「書店ガール」シリーズや、同じく累計10万部を超す「菜の花食堂のささやかな事件簿」シリーズ、その他「銀盤のトレース」シリーズ、「凛として弓を引く」シリーズ、『スケートボーイズ』『1939年のアロハシャツ』『書店員と二つの罪』『駒子さんは出世なんてしたくなかった』『跳べ、栄光のクワド』等、多数の著書がある。

「2024年 『レイアウトは期日までに』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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