リアルフェイス (実業之日本社文庫)

著者 :
  • 実業之日本社
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レビュー : 61
  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408554204

感想・レビュー・書評

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  • 知念実希人『リアルフェイス』実業之日本社文庫。

    『改貌屋 天才美容外科医・柊貴之の事件カルテ』を改題・改稿。

    と、言うことは幻冬舎文庫版で既読ではないか!やられた!これでは詐欺ではないか!こんな短期間で文庫化作品の改題・改稿とは珍しい。文庫の再刊で改題はよくあるが、改稿する例は余り知らない。改稿前の方が面白かったと思うのは気のせいか……

    『天久鷹央の推理カルテ』よりも、『誰がための刃 レゾンデートル』系統のハードな医療ミステリー。終盤の頭の中が混乱するような展開がスリリングである。

    金さえ積めば、いかなる美容外科手術も行う、まるでブラックジャックのような柊貴之。そんな柊のクリニックで働くことになる麻酔科医の朝霧明日香。物語は、柊よりも明日香の視点で描かれる。幕間に描かれる連続殺人鬼と思しき人物の視点での描写…果たして…

  • 面白かった!
    ライトな医療サスペンス!
    笑いあり、涙ありで、軽快な会話とタッチがさくさくっと読み進めることが出来ます。

    ストーリとしては、
    美を追求する芸術家の様な超一流の天才美容形成外科医・柊 貴之。
    ブラックジャックのようにお金さえ積めばどんな要望にも答えます。
    そして、柊を支える早苗、麻酔科医の明日香。この3人の元に奇妙な依頼が舞い込みいます。

    今の妻の顔を、前妻の顔に変える
    ある男の顔を、別人に変える
    整形を繰り返す女優にさらなる整形を
    それぞれの依頼に対して、破天荒な振る舞いをする柊に振り回されっぷりの明日香が面白い(笑)

    そんな中、連続殺人事件の謎が絡んできます。

    柊の過去とは?
    殺人事件の真犯人は?
    狙われる3人

    そして、最後は、見事なスッキリした展開へ
    そうきたか!ってな感じ。
    そして、ほろっとくるシーンへ

    すごく、楽しめたエンターテイメントでした。
    実写版で見たい!

    お勧め

  • 浅井博章さんがラジオで紹介してた本。展開が早くて面白かった。

  • 口は悪いが腕は超一流の天才美容形成外科医・柊 貴之。
    彼の元へ来るのは、一癖も二癖もある人物ばかり...

    今の妻の顔を、前妻の顔に変えて欲しい、
    ある男の顔を、全くの別人に変えて欲しい、などなど

    更に、連続殺人事件の謎も絡み、事態は二転三転の様相を見せる。

    やがて、真犯人の計画により、柊先生や麻酔科医など、関係者に死の恐怖が迫る。
    果たして、無事に生還出来るのか?

    最後のどんでん返しは、見事な展開ですね。

    これまでの話で登場した患者さんや関係者が、最後に出てくるのは、これも大きな伏線と言えるのでしょうか?
    それぞれの役割もピッタリはまり、さすがとしか言えません。

  • 「柊美容形成クリニック」に入った麻酔科医の朝霧明日香。奥さんの顔を亡くなった元奥さんの顔に変えて欲しいという二階堂グループ会長二階堂彰三。奥さんの莉奈とも面談をするがー

    ◆もう、天才的な腕をもつ美容形成外科医が出てきたら「誰が、誰に」しかないだろ、とずっと疑ってたのに最後は組長も女優も見事な回収にしてやられたわ。そしてまた諜報員諏訪野くんか!純正医大だからあるかなーとは思ったが(笑)

  • この著者の医療ミステリーは面白い
    さすが医師って感じ
    でも、これはどうも好きじゃない
    あまりにも顔をいじくりまわして、嫌
    帯「あなたは絶対騙される‼」
    私は騙されたのかどうかも分からなかった

    ≪ 生き方が 顔に出るって やっと知る ≫

  • 面白い!
    って、読後感かな。
    美容整形に対するイメージは昔より身近なものに変わってきているが、手術をして美しくするだけでなく、その人の抱える問題解決までしてしまう。
    ある種名医。
    その地位を築き上げた技術が、周りを狂わせて行く。
    それがタイトルに繋がる。

    先読みできたと思うと、裏切られたというか、上を行かれるという感じ。非常に面白く読ませていただきました。

  • テンポ良く、キャッチーなキャラとストーリー。読みやすかった。それにしても帯の「あなたは絶対に騙される!!」って誰が書いたんだコレ。中身読んでないだろう。謎めいた雰囲気であって謎解き小説では無いし。なんだったら一周回ってどんでん返しでもないし。

  • 「芸術を刻む外科医」
    亡き妻の顔にしておくれ。
    いくら過去に戻り謝りたい事があるからとはいえ、今を共に生きる妻にこんな事を頼むなんて正気の沙汰でないように感じるな。
    遺言書を破った彼女だが、彼に語った事が本心であるのならこの先に何を求めているのか怖いな。

    「仁義なきオペ」
    逃げる為に新しい人生を。
    自分にも組の長の血が流れているからなら何をしても大丈夫とでも勘違いしたのか分からないが、殺されてもいいという覚悟は微塵も無かったのだな。
    彼も腹違いの息子を護りたいのであれば、情報が絶対に漏れぬよう組の中でも細心の注意を払うべきだったのでは。

    「虚像の破壊」
    醜いこの顔を美しい顔に。
    一回二回と続けてやった時に何か彼女の様子がおかしいと彼は思わなかったのか謎だが、ここまで悪化した状態から一回の施術で治って良かったな。
    色々と弊害はあっただろうが、彼がもっと早く勇気を出していれば彼女は醜く愛されていない思わなかったろうに。

    「二枚のペルソナ」
    自分の顔を再び取り返しに。
    始めから全てを知っていたのであれば、あの場に居合わせた彼女にも全てを伝え同じように身を隠すか誰に声をかけられたら注意すべき等何かしら伝えるべきでは。
    最後の最後に真犯人の姿が分かった時は、ゾッとしたうえ彼女は良く生きていられたなと恐ろしくなったな。

  • ミステリィとしてのオチは悪くないのだが、作品雰囲気とミステリィ要素がイマイチ合致してなかった。
    が、美容整形(整形と形成の言葉も含め)の話は、軽やかな筆致も含め面白かった。

    プロローグ
    第一章 芸術を刻む外科医
     幕間1
    第二章 仁義なきオペ
     幕間2
    第三章 虚像の破壊
     幕間3
    第四章 二枚のペルソナ
    エピローグ

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著者プロフィール

知念 実希人(ちねん みきと)
1978年、沖縄県生まれ。医師。2011年、第4回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞を受賞した『誰がための刃 レゾンデートル』で作家デビュー。その他の作品に『螺旋の手術室』(『ブラッドライン』改題作)、『優しい死神の飼い方』(死神シリーズ)、『天久鷹央の推理カルテ』シリーズなどがある。
近刊として2018年9月刊行の『ひとつむぎの手』。

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