落語怪談 えんま寄席 (実業之日本社文庫)

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  • 実業之日本社 (2018年8月4日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (272ページ) / ISBN・EAN: 9784408554297

感想・レビュー・書評

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  • 古典落語が基となった連作短編集の体なのだが、構成がめちゃくちゃ凝っている。
    本来の落語を知らなくても問題ない。ちゃんとオチまでのが語られ、その後、登場人物の死後について描かれる。
    取り上げられている落語は『芝浜』等の所謂人情モノばかり。なのでその登場人物の死後は本来ならば極楽に行けると思うのだが、彼らは何故か閻魔様の前に連れてこられ、生前の隠された悪行が明かされる。そして掲載されている4席の落語は、とある人物によって全てが繋がっていて、読み終えると一冊の物語に仕上がっている。サービス精神が旺盛な内容。鯨統一郎の『幕末時そば伝』を彷彿させる。

  • 落語を題材にその登場人物が、死後閻魔様の前で、当時、考えていたことと裏話を種明かしする趣向。
    それぞれは、痴話喧嘩、人情ものなのだが、同一人物が、子供時代、大人時代でそれぞれ別の話に登場し、話として重なっていく。シリーズ化希望。

  • 子気味いい!

    古典落語を扱いながら、かなり大胆にアレンジ。
    しっかりと「人情」を感じられた。

    大衆娯楽なんだから、こうでなくちゃ。

  • 落語好きにはたまらない一冊。
    軸になる噺をベースに色んな噺小ネタを絡ませており、読み進めるとどんどん引き込まれていく。

    芝浜に厩火事を掛け合わせていたのがとても個人的に一番刺さりました。
    何度も読みたくなるそんな本でした。

  • 自分の好きな演目だったら、きっとおもしろかったと思う。

  • 大好きな人情話を傑作ミステリーに改変する手腕が素晴らしい。尚且つ、連作短編のような趣向も上手い。
    この調子で題材は多くあるのだから、もっと作品を書いて欲しい。
    しかし、「芝浜」こんなゲスで切ない話にしてくれて、年末の「芝浜」で泣けなくなるだろうが!どうしてくれる(涙)

  • あの有名な落語のその後があんなにドロドロなんて!短編同士が絶妙に絡み合い繋がっていく物語。痛快でした

  • 怖い落語!しかもミステリー!!

    実業之日本社のPR
    あの名作落語にはこんな続きがあった?

    ここは落語の世界の住人が死後にやってくる「えんま寄席」。
    閻魔様を納得させれば天上界へ。怒りを引き出せば地獄へ堕ちる。
    人情話『芝浜』で夫のために尽くした女房はもちろん天上界へと思いきや……
    そのほか「火事息子」「明烏」など古典落語の登場人物が、
    意外な「その後」を閻魔様に暴かれてお裁きを受ける、本当は怖い大人の落語ミステリー!

    本当は怖い。大人の落語ミステリー
    三遊亭円楽さん絶賛!
    「映画なら終やENDのあと、落語だからサゲのあと、
    気になっていた事を書いてくれた!我々落語家も楽しめる一冊!!
    今度高座に掛けてみようかな…」
    http://www.j-n.co.jp/books/?goods_code=978-4-408-55429-7

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著者プロフィール

時代小説家/江戸料理文化研究所 代表。1964年大阪生まれ。江戸文化、特に浮世絵と江戸料理に造詣が深い。大阪芸術大学デザイン学科卒業。映画監督・新藤兼人氏に師事し、シナリオを学ぶ。現在は作家の柘いつか氏に師事。ベストセラーに『蔦重の教え』(飛鳥新社/双葉文庫)、『蔦屋重三郎と江戸文化を創った13人』(PHP文庫)他、『居酒屋蔦重』(オレンジページ)、『気散じ北斎』(実業之日本社)、『春画入門』(文春アート新書)など、著書は30冊を超える。江戸風レンタルキッチンスタジオ「うきよの台所」を運営。
http://kurumaukiyo.com

「2024年 『Art of 蔦重』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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