好色入道 (実業之日本社文庫)

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  • 実業之日本社 (2019年12月5日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (368ページ) / ISBN・EAN: 9784408555577

作品紹介・あらすじ

美人ジャーナリストがスキャンダルを探るため怪僧・秀建に接近するが、秘密の館で身も心も裸にされ…人間の業と欲に迫る異色長編。

みんなの感想まとめ

人間の欲望と業をテーマにしたこの作品は、京都市長選挙を舞台に、保守派と革新派の激しい攻防を描いています。美人ジャーナリストの東院純子は、スキャンダルを追う中で怪僧・秀建に接近し、秘密の館での衝撃的な体...

感想・レビュー・書評

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  • 「行きなはれ、極楽浄土へ――」
    性愛小説の女王が圧倒的熱量で描く、人間の業と欲望

    市長選挙間近の京都。美人ジャーナリスト・東院純子は、保守派のスキャンダルを探るため怪僧・秀建(しゅうけん)に接近するが、政財界の大物が集う秘密の館で身も心も裸にされてしまう。快楽、復讐、裏切り、支配――人間のあらゆる欲と業を巻き込みながら、選挙戦は大波乱の結末に! 読み出したら止められない“魔物”のような痛快エンターテインメント!

  • 花房観音『好色入道』実業之日本社文庫。

    京都市長選挙戦を巡る保守派と革新派の攻防を題材にしたエロ全開の官能小説。美人ジャーナリスト・東院純子があっさり怪僧・秀建に喰われてしまうのはどうかと。

    現代日本の腐敗した政界をエロでデフォルメしたような作品なのだが、腐敗した政界を描きたいのか、どエロな官能小説を描きたいのか、どっち付かず。

    本体価格740円
    ★★★

  • いつも心に底辺を
    地獄を知らんもんには、極楽は見えへん

  • 初出 2016年の単行本
    松浦シオリのカバーイラストが欲しくて文庫を購入。

    京都市長選挙を舞台にした、人間の欲を問う物語。
    好色文学などではなく、ある意味社会派かも。

    京都市長選に立候補する京大卒のジャーナリスト各務原は、京都の暗部を浄化して国際都市化することを目指すが、今の京都を守ろうとする勢力がたちはだかる。
    既得権益をを持つ保守勢力なのだろうが、その辺は触れられず、秘密の館で性の饗宴に集う仲間として、怪僧秀建が表に出てくる。
    彼は不細工で貧しく底辺の人間であるとするが、説法で人気が出てテレビタレントになり、女性たちを極楽へ逝かせることを楽しみとし、人間の欲望を肯定している。
    各務原を尊敬する元女子アナでジャーナリスト純子は秀建を探るために接近するが、逆に館で大勢に見られながら彼に極楽に送られ、プライドもズタズタにされるが、秀建に惹かれ各務原とのセックスに失望する。
    京都の闇=セックスというやや短絡的な争点の大がかりな討論会は、各務原の妻も秀建に絡め取られて味方になっていたというトンデモ展開で秀建側の候補が優勢となり、選挙で勝利する。
    秀建のキャラが強すぎて、社会派になりきれないが、観音さんの言いたいことはわかる。

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著者プロフィール

1971(昭和46)年、兵庫県豊岡市生まれ。
京都女子大学文学部中退後、映画会社や旅行会社などの勤務を経て、2010年に「花祀り」団鬼六賞大賞を受賞しデビュー。男女のありようを描く筆力の高さには女性ファンも多い。
著書に『寂花の雫』『花祀り』『萌えいづる』『女坂』『楽園』『好色入道』『偽りの森』『花びらめくり』『うかれ女島』『どうしてあんな女に私が』『紫の女』『京都に女王と呼ばれた作家がいた 山村美紗とふたりの男』など多数、最新刊は『縄 緊縛師・奈加あきらと縛られる女たち』。

「2025年 『生きてりゃいいさ 河島英五伝』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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