ブラックリスト 警視庁監察ファイル (実業之日本社文庫)

  • 実業之日本社
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本棚登録 : 177
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408556734

作品紹介・あらすじ

次々“犯人”が殺される。

容疑者は全員警察官――



大型特殊詐欺犯罪の捜査資料が流出し、

資料に記された逃走中の詐欺犯たちが次々と変死する事件が起きた。

警察内部からの情報漏洩を疑う人事一課監察係の佐良は同僚の皆口菜子とともに、

マルタイ(監察対象者)の刑事を行確するが、突如何者かに銃撃を受ける。

捜査妨害か、脅迫か。

ブラックリストが示す組織の深い闇――戦慄の真相はラスト1行に!

「警視庁監察ファイル」シリーズ
第1作『密告はうたう 警視庁監察ファイル』
TOKIO松岡昌宏主演で2021年TVドラマ化!

感想・レビュー・書評

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  • 警視庁人事一課シリーズ第二弾。今回は前作で行確対象であった皆口も加わり、捜査2課の資料漏洩について監察していく。行確開始すぐに銃撃されるが、その銃が…
    途中で何となく敵の指揮官がわかってしまったが、佐良のいつもの仲間も登場して個人的には楽しめた。私刑についてはケースバイケースかな。3.5

  • ラスト一行に戦慄❗

  • 『密告はうたう2 警視庁監察ファイル』
    WOWOW/毎週日曜放送
    2024年8月11日から

  • 前作も読みましたし、最近ドラマも見ました。それを踏まえて今作を読みました。この小説を読んでると警察という組織は本当に魑魅魍魎と強く感じました。監察物最近読んでますが、作者によって違いを感じました。続編も楽しみしたいです。

  • 次回作につながる作品なので低めに。。
    中西踏ん張ってくれ。

  • 通販で買って手元に届き
    帯の「ラスト1行の戦慄」を見て「失敗したかも」と思い、読み始めてすぐ、「失敗したな」と思いました。
    そしてその直感は当たり。

    犯人はすぐ分かってしまったし、ラスト1行も予想通りのことが書いてありました。

    よく言えばキレイにそつなくまとまっていますが、
    世に出てるミステリーの切り貼りで、
    文体が読者にたいして説明がましく不自然。

    時間潰しのエンタメの域を出ません。
    「私刑」の是非がテーマですが、これもテーマが類似する作品の二番煎じといったところでしょうか。

    あらすじを書く気にもなれません。
    今年は多くの良書に出会っているので、余計に辛口になってしまいました。

    2020年30冊目。

  • Amazonオーディブルで「密告はうたう 警視庁監察ファイル」の続編「ブラックリスト 警視庁監察ファイル」を聞いた。
    ギスギスした警察小説を求めてさまよってる。
    2作目はあんまりギスギスしてないけど、監察の話を読むのが初めてなので、それはそれで面白い。

    ギスギス感が減ってるのは皆口のせいだよなぁ。
    皆口要らないなぁ(ひどい)。
    皆口ファンの方にはごめんなさい。
    皆口は主人公を支持する、支える、賛同する役回りばかり。
    主人公はもっと孤独で殺伐としていてほしい(ひどい)。

    1作目では監察に馴染んでなかった主人公も、すっかり監察らしく、その権力?を笠に着て圧力かけてる姿に笑う。

    後半激しく失速したと思う。
    主人公のダラダラした考察と会話だけで話を進めるのはくどくて、聴いててしんどい。胸焼けした。
    相手が犯罪者だからといって私刑が許されるのか?という重いテーマを扱いながら、互助会も主人公も表面的に応酬してる感じで、通り一遍の薄っぺらさを感じる。
    法治国家では答えは決まってるので、私はこのテーマで悩むことはないけど、それはそれで思考停止か。
    私刑をくだせる力を持つ人は迷ったりしちゃうのか。

    1作目前半のギスギス感が恋しい…すっかり普通の退屈な小説になっちゃって。
    3作目もAmazonオーディブルにあるから聴くけど、面白さは期待できないか?

  • Audible

    主人公の声が素敵です。
    シリーズ二作目完結せず、、三作目、聴きます!

  • 大型特殊詐欺犯罪の捜査資料が流出し、資料に記された逃亡中の詐欺犯たちが次々と変死する事件が起きた。警察内部からの情報漏洩を疑う人事一課監察係の佐良は、マルタイの刑事を行確するが、突如何者かに銃撃を受け

  • 「密告はうたう」の続編。
    「密告はうたう」は登場人物がほとんど警察関係者で本を読んでいるだけでは、人物の違いや所属などの区別がつきにくかったが、今回の「ブラックリスト」は警察関係者ばかりでなく、さまざまな人物が登場し、また警察組織の簡単な相関図が表されているので、戸惑うことなく読み進められた。前回ほど監察という職種に重きをおいてはいないが、警察の警察という特殊な部署が舞台で面白い。
    複雑に絡み合う事件や過去の出来事を進展させて、最後まで一気に読ませる作品になっている。次作もすでに刊行されており、続きを読みたくなる。

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著者プロフィール

1978年東京都生まれ。上智大学法学部卒業。新聞社勤務などを経て、2013年に『見えざる網』で第33回横溝正史ミステリ大賞を受賞しデビュー。2015年に『事故調』、2021年に「警視庁監察ファイル」シリーズの『密告はうたう』がドラマ化され話題に。本作は地方検察庁を舞台としたミステリ『地検のS』『地検のS Sが泣いた日』と続く「地検のS」シリーズの最終巻にあたる。他の著作に、『巨悪』『金庫番の娘』『事件持ち』『ぼくらはアン』『祈りも涙も忘れていた』などがある。

「2022年 『地検のS Sの幕引き』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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