臆病な僕らは今日も震えながら (実業之日本社文庫)

著者 :
  • 実業之日本社
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感想 : 23
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408556949

作品紹介・あらすじ

【きっと見つかる、大切なもの。
 ――実業之日本社文庫GROWからあなたへ。】

遂に、この冬の大本命登場!

著者累計90万部突破!
青春小説の人気No.1作家が贈る完全書き下ろし最新作!


孤独な少女が、幼い頃から繰り返し見る夢。
そこに隠された真実とはいったい……!?

汐見夏衛史上、最も切なく、最も温かい!
愛する人へつなぐ命の物語。


またこの夢か――。
疎外感ばかりの灰色の現実世界に、生きる希望を失った女子高生・緒方きらら。彼女は、不可解な「虹色の世界」の夢を幼い頃から繰り返し見ていた。
自殺を思い訪れた地で彼女は偶然、その「虹色の世界」を描く青年・芳川景と出会う。彼もまた同じ夢を見続けていた。
これはいったい何を意味するのか!? 
やがて、夢の謎を追うふたりを待っていたのは、想像を絶する過酷な真実と衝撃の運命で……。

生きる意味、命の尊さにボロ泣き必至!
人知を超え、心揺さぶる「命と再生」の感動作!

感想・レビュー・書評

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  • 奇跡のような命の繋がりにドキッとしました。
    明日もずっと当たり前に存在するとは限らないし、どの命も尊いものだと改めて思いました。

  • 同じ夢を見続けてきた2人が、夢の風景を探し求める物語。よくあるお話だと言ってしまえばそれまでですが、やさしく前向きなエンディングはなんかホッとしました。
    ところで表紙はギターを持った音楽少女が描かれていますが、音楽的な要素はこの作品にはありません。ちょっと表紙詐欺ですね。

  • 「生きているだけでいい」この言葉に救われる人はこの物語の主人公だけではないのでは。自分には何も価値がないと辛い思いをしている息子・娘を目の当たりにした親は、子どもに対してそのようにきっと思うだろう。実際私も親にそのように言われた経験がある。自分には何も無いと思っている人は大きな間違いである。生きているだけで価値があるのだから。

  • 表紙カバーのオシャンな感じに惹かれてジャケ買いしたけどスッと読めて超泣できる良作でした。

    涙腺が年齢を経るにつれて緩くなってるみたいで超泣って帯に書いてる通りラスト50ページくらいの間ずっと超泣してしまった。

    でもたまには超泣するのも悪くないなぁ

  •  感動!

    主人公と虹色の夢の関係にとにかく感動!
    この本を読むことで、心が暖まりました
    またよみたいなー❗

  • 読み始めは、ファンタジーなのかな?とか
    高校生の青春ものとかなのかな、と感じましたが
    全然違いました。

    家族の想いの形というか、思いのすれ違いとか
    普通に、頑張れと言いがちな場面が重荷になる感じとか
    気付かされることが多かったです。

    二重三重に物語が進んでいき、驚きとともに
    続きが気になってのめり込んでいきました。

    生きていくこと、家族など、大切にしていきたいな、と思えるお話でした。
    この作者さんは初めてだったので他の本も読んでみたいです。

  • 救われました。
    泣きました。
    虹色の国、私も見てみたいな

  • 感想
    夢は辛い現実から地続き。虹色で彩られていてもそれはまやかしに過ぎない。灰色に色がついているように見えるだけ。逃避は許されない。

  • 家族×ちょっと恋愛
    感動系

  • 臓器移植で元の持ち主の想いを引き継ぐ話はよくあるけど、その子供が受け継ぐ話はちょっと目新しいかも。
    絵が出てくるのも汐見さんらしいよね。まあ、普通に面白いです。学校図書館にも無難な作品。

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著者プロフィール

鹿児島県出身、愛知県在住。高校国語教師としての経験をもとに、悩み疲れた心を解きほぐす作品を目指して、日々執筆活動をしている。代表作となった『夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく』(スターツ出版)が、様々な年代の共感を呼び、現在最も注目される作家。他に『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』『ないものねだりの君に光の花束を』などがある。

「2023年 『たとえ祈りが届かなくても君に伝えたいことがあるんだ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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