- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784408557106
作品紹介・あらすじ
小さな幸せ、きっとある。
〈眠り〉と心に効くあったか養生所、大繁盛!
書店員さんも読んでぐっすり!?
「心温まる、それでいてドキドキハラハラもあり!の物語。
貴方も心地良い眠りの世界に導かれること間違いなし!」
――井上哲也さん(大垣書店イオンモールKYOTO店)
お茶でほっと一休みのはずが眠気も覚める大騒動が…!?
江戸郊外の西ヶ原で長崎帰りの兄・松次郎と眠り専門の養生所〈ぐっすり庵〉を開いた藍(あい)。
ひそかに評判の養生所には、眠れぬ悩みを抱えた人々が今日も相談に。
そんななか、伯父が営む茶問屋・千寿園にやり手の商売人・万屋(よろずや)一心(いっしん)が乗り込んできた。
千寿園の傾いた商売を立て直すと息巻くが、怪しさも漂う彼の本当の狙いとは?
笑いと癒しの時代小説。
眠りに関するミニ知識も…著者のコラム〈ぐっすり庵覚え帖〉もあるよ!
感想・レビュー・書評
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前作よりも笑えて面白かった
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藍が嫌だ嫌だと言ってるわりにまったく何も動かないのでイライラする。
そのせいもあってか物語りもあまり動かないのも残念。 -
江戸のハズレにある茶園は、父母が営んでいた。
医学を学びに長崎へ修行に行っていた兄、松次郎が、行方不明に。
その間、相次いで両親が亡くなり、今は叔父夫婦で切り盛りしている。
密かに茶園の一角に不眠症に悩む人を対象にした「ぐっすり庵」を開業した兄の秘密は、妹の藍と、茶園の女中で千住に嫁いだお久が知るのみ。
眠れるようになると口伝で広まるぐっすり庵。
そうこうしている間に茶園の経営状態が悪化。
人手にわたるいっぽ手前。
投資を受けて新しい事業を始めるのが一心。
何やら胡散臭い。
不眠症と心の安寧。
笑いあり、ほっこりあり。