- 実業之日本社 (2022年8月5日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (496ページ) / ISBN・EAN: 9784408557465
作品紹介・あらすじ
死ぬことと見つけたり―
「葉隠」武士道は
この漢(おとこ)から始まった!
戦国乱世の九州を泰平に導いた
佐賀藩藩祖、激闘の生涯!
秀吉、家康ら天下人に認められ
「葉隠」武士道を生んだ猛将!
九州肥前で、大友氏、島津氏ら近国の猛将と覇権を争う戦国大名・龍造寺隆信。
その重臣・鍋島信生(後の直茂)は、戦場では忠孝にして勇猛、
抜群の知略で版図の拡大に貢献する。
隆信は国外に手を伸ばし、五州二島の太守と呼ばれるが――。
戦国から徳川の世にかけ幾多の苦難を切り抜け、
「葉隠」武士道で知られる佐賀藩祖となった激闘の生涯!
目次
第一章 蓮池合戦
第二章 権謀術数
第三章 今山合戦
第四章 肥前統一
第五章 五州二島の太守
第六章 敗戦から前進
第七章 朝鮮の役
第八章 東西分裂
最終章 関ヶ原と武士道
文庫版あとがき
みんなの感想まとめ
戦国時代の九州を舞台に、鍋島直茂の激闘の生涯を描いた物語は、闘争の日々を生き抜く武士たちの姿を鮮やかに浮かび上がらせます。鍋島家が龍造寺家の陣営として、さまざまな勢力との抗争を繰り広げる様子が詳細に描...
感想・レビュー・書評
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主に「戦国時代の九州」という時代と場所を背景としている物語だ。本当に「闘争の日々…」というような感の物語だ。
「鍋島家」と言えば、現在の佐賀県と長崎県との殆どに相当する肥前国で、佐賀城を本拠地として、江戸時代を通じて大きな知行地を治めていた大名家として知られる。その「江戸時代の大きな大名家」である「佐賀の鍋島家」を興した形になるのが鍋島直茂である。本作はその鍋島直茂の「闘争の日々」というような物語である。
戦国時代の九州では、様々な勢力による争いが展開していた。そこから、次第に古くからの大きな勢力である大友家、南側から北上を図った島津家、西側から東進や南下を図った龍造寺家と大きく3つの勢力に収斂して行く。
本作の鍋島家は龍造寺家の陣営に在った。3つの勢力に収斂して行くような中での龍造寺家の動き、或いは諸勢力との抗争等、更に龍造寺家と島津家との激突というような展開が、本作では非常に詳しく描かれる。そして豊臣秀吉が九州を制してしまった後の事、江戸時代の幕藩体制という中での佐賀鍋島家の確立という辺りまでの物語である。
正直、本作の物語は驚かされる。鍋島直茂は、殆ど「長い切れ間」が無いような状態で戦いに明け暮れている…鍋島直茂が生きた時代は、“3大勢力”というようなモノに吸収が収斂して行く最中で争いが絶えず、収斂してみれば“3大勢力”が相互に争う形になってしまう。龍造寺家が転落する契機となる<沖田畷の戦い>に関しては、本書の盛り上がる箇所の1つとなっていると思う。
実は、過去に島津家の視点で描かれた物語、大友家の視点で描かれた物語は各々に読んだ記憶も在るのに対し、龍造寺家またはその陣営の視点で描かれた物語には出会っていなかった。そういう意味合いで、本作はなかなかに興味深かった…
そして「強力なナンバー2」というような感じで龍造寺家の陣営に在った鍋島直茂が「ナンバー1」というような存在に押し上げられて行くような様子が描かれるが、そういう辺りも少し興味深い。
何れにしても「闘争の日々」という感じになっていて、「合戦場面」が凄く多目な感である本作だ。「“戦国時代”な感じ」に浸ることも可能であるように思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
鍋島家が戦国の世にいかにして生き残っていったのか良く分かった。この地方の多くの戦を良く調べて詳しく描かれている。が、武士道という題には、なかなか繋がらなかったように感じた。
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著者プロフィール
近衛龍春の作品
