なぜヒトを殺してはいけないのですか。 (実業之日本社文庫)

  • 実業之日本社 (2024年8月5日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (336ページ) / ISBN・EAN: 9784408558288

作品紹介・あらすじ

孤島の学校で連続殺人!? 一気読み必至の衝撃作!

資産家・猫屋敷米蔵は「罪を犯したコドモに平等な高等教育を」という理念の下、“学校”を設立。全国の刑務所・少年院から生徒8名を選抜し、教師3人が採用された。そのひとり式神雄馬は、かつて教え子を殺人者にした罪を償うため再び教鞭をとる。ところが開校直後、電波も通じない孤島にそびえたつ監獄のような校舎で、女性教師の死体が発見され――

みんなの感想まとめ

人間の倫理観や社会の闇を鋭く描いたミステリーで、孤島の学校を舞台にした独特の設定が魅力です。生徒たちはそれぞれ重い過去を持ち、教師たちもまた複雑な背景を抱えています。緻密に構築された物語は、連続殺人と...

感想・レビュー・書評

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  • かなり煽ったタイトルなので、少し穿った見方をしながら読みましたが、望外に面白かったです。
    ミステリーとしての構造はさほど複雑ではないです。が、ラストに至るまでの過程や物語の構造が緻密で、最後のほうはもう一気読みでした。

  • 少年犯罪を犯したコドモを対象とした高等学校が孤島に設立した。
    2年前、少女が犯した事件をきっかけに教職をやめることになった式神は、設立者 猫屋敷の言葉を胸に再び教壇に上る決意をし、島に渡る。
    学校生活が始まろうとするなか、女性教師が亡くなっているのが発見されたのをきっかけに生徒が次々と亡くなっていき。
    ー------
    生徒全員が「人間失格」という帯に書かれた言葉が目に入り、この本を手に取りました。
    どんな感じの学園ミステリかなぁと、ワクワクした気持ちで読み始めました。
    物語を読み生徒を取り巻く環境を知っていく中で、帯に書かれている「人間失格」の言葉はいったい何を指しているのだろうかと疑問に思いました。

  • イヤミスというほどイヤミスではないし、密室殺人のようでそこまで凝っていないし、さまざまな罪を起こしてきた生徒達も、過去にどんな事件で罪を作ったのかが中途半端だしいろいろなことを詰め込みすぎてた気もします。高校生位で読んだら面白かったかも

  •  とある目的で造られた「刑務所・少年院」の生徒ばかりを集めた学校を舞台としたクローズドサークルもののミステリーで、生徒たちは皆殺人、詐欺、覚醒剤所持及び使用など洒落にならない犯罪ばかり犯した者ばかりかつ先生も曰く付きの人間ばかりで次々と連続殺人が起きてしまうが探偵はいない…といった感じで経過していき、誰も救われないラストに胸が締め付けられつつも何故か魅力的に感じた。

  • 久しぶりにリアルとは違った設定のミステリーが読みたくて出会いました。
    人が死ぬ時のトリックは建物が特殊な分、ストーリーを進めるための設定感が強いのでリアルさを求める方はちょっと分類が違うかもしれません。
    私はハマって一気読みしました!
    なぜ人間を殺してはいけないのか、倫理観に注目してることも分かりやすくてスッキリ読めました。
    「先生」と「生徒」、「大人」と「子ども」、「男」と「女」この対比が分かりやすく出されていて何を持って区別されるのかという議題をずっと提示してきます。
    純粋に「生徒」になりたかった、褒めて欲しかった、話が違えば綺麗な話にもなれるのに心が歪むだけでこんなにも人間性の狂った話になってしまうのかという「ヒトコワ」な物語でした。
    この方の他の作品読んでみたいと思います。

  • 前科のある生徒のために建てられた孤島の学校。8人の生徒と3人の先生がやってくるが、1人また1人と殺されていく…

    一般的なミステリとは少し違ったテイストかも。校舎の謎は明かされるけど、殺人の理由についてはタイトルの通りってことなのか…?結局ハナとヒナも気づいたらいなくなってるし。
    とりあえずはしっかりイヤミスでした。

  • 良い★

    完全なクローズドサークルなのに、その言葉が出てこない。
    連続殺人なのに探偵がいない・・・。

    なんか中途半端。
    それでいて、先が気になって読まずにはいられない(>人<;)

    細かい事は気にしない(^_^;)

    とは言いつつ、たまに文字が伏せられているのは好きじゃなかった。

    サクッと読めて面白い!

    こーゆーの結構好き^ ^

  • あるプロジェクトが発表された。子供ながら罪を犯した者たちを集い、もう一度人生をやり直させようと。そこの教師を務めてくれる人材を募集している。有名大学に進学した際には多額の報酬金を支払うと。
    選ばれし者たちはそれぞれの目的を胸に孤島に集う。が、やはり子供も、大人の中にも、常人ではない者たちがいるのであった。

    主人公は以前に自分の生徒を犯罪者にしてしまい後悔していた。名前を変えたその少女とプロジェクトで再開し、過去の記憶が呼び覚ます。少女は主人公に心酔していた。最後に生き残ったのはその2人。2人で孤島を出た先の未来は…
    って感じ

  • ネットで見かけて手に取った本。

    巻末のあとがきにイヤミスとあったけど、イヤミスではない気がする。

    他のキャラが強いせいか、主人公である教師の式神の人物像がいまいち掴めないため、黒姫=少女Aが心酔した理由もよく分からず、モヤモヤは残らなかった。

    黒幕は田口先生だったと言われてもへーとしか思えないし、猫屋敷と黒姫が血縁だったと聞いても所詮そんなものよね、という感じ。

    登場人物に共感するからこそイヤミスは成立するのに、読後に何も残らないただの特殊設定ミステリだった。

  • 学校生活前半はオトナに振り回されたコドモの更生物語かと思いきや、後半の怒涛の救いようのなさと衝撃の結末。彼らは今後どうするんだろう。
    イヤミスのこの読後感は堪らないものがありますね。

  • 何かイヤミスとは別な部分でモヤるなぁーと思っていたが、ここの感想で「探偵がいない」というのを読み、「だからか!!」と納得。
    探偵いません。大して推理しないけど、ほぼ全員退場します。
    トリックや真相は単純。
    だけれど、人間の欲望が滅茶苦茶描かれていて、どの登場人物もクセ強すぎ。
    そこが面白かったです。
    でも最初の事件が起きるまでがだらけちゃったのと、知らん間に死んでた人物が何人かいて、探偵がいないため「何故」「どうやって」が曖昧であり、そこもモヤモヤ。
    イヤミスだから仕方ないのかな。
    でも文面は読みやすかったので、他の作品も読もうかな。

  • テレビドラマ感覚。面白く読めた。タイトルの意味を回収できなかった事は、自分のせいなのかな?そんなことを思いました。

  • 先は読めたし、それを裏切られることなく終わった。
    タイトルの回収も自分にはできなかった。
    設定は物凄く面白そうだったので期待しすぎたのかもしれないし、クローズド・サークルがあまり好きではないかもしれない。
    文章を読んでいても??となることも多くて全員(特に式神先生)にイライラ。文章力に問題があるのか共感できないだけなのかは不明。

  • 罪を犯したコドモに平等な高等教育を、の理念の下全国の刑務所・少年院から8名の生徒を選抜し孤島の学校に
    全員が集まった翌朝女性教師の死体が見つかり‥

    願いは叶わなさそう
    仕掛けを伝えてたのなら思惑通りの展開だったかもだけどそこまでやるか、って感じかな

  • 20240824

  • 孤島に新設された学校に集められた、犯罪を犯した少年少女と訳あり教師たち。そして連続殺人が。ミステリ小説を読み慣れていると、トリック自体は難解ではないと思う。が、読み所はソコじゃない。なんて救いようのない話なんだ!グニョグニョした読後感を抱えつつ夢中で読み終えた。自分的には『1番人間味があるんじゃない?』てことで、式神先生がお気に入り。イヤミスが好きな人にはオススメしてみたい。

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著者プロフィール

新潟県出身。『ヘルハウンド 犯罪者プロファイラー・犬飼秀樹』(メディアワークス文庫)でデビュー。個性的なキャラクター描写と斬新なストーリー構成が話題となる。「名もなきアンサンブル」で、その鋭い心理描写とリーダビリティが高く評価され、北区内田康夫ミステリー文学賞審査員特別賞を受賞。

「2023年 『純黒の執行者 正しい悪魔の殺しかた』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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