旅の終わりに君がいた (実業之日本社文庫)

  • 実業之日本社 (2024年4月5日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (384ページ) / ISBN・EAN: 9784408558752

作品紹介・あらすじ

あの号泣の名作『無人駅で君を待っている』の
著者・いぬじゅんが贈る、最新書き下ろし・超感動作!


あなたが最期に食べるのは――
忘れられない「あの日」の思い出ごはん。


婚約破棄され職も失った季俣埜乃が立ち寄ったのは、キッチンカー「FINE(フィーネ)」。
イタリア語で「終わり」を意味する店名には、

「人生という旅の最後に、思い出の料理を出す」

という、店主・神代悠翔の思いが込められている。
彼が提供する懐かしい味は、傷心の埜乃を癒やすが……。

訪れる客に最後の晩餐を提供する不思議なキッチンカー。
そこは、人生という長い旅を終えようとする人たちとの切ない別れを優しく包み込む場所。

でも、なぜ人は、不思議とそこに導かれてしまうのか――

五年前のある悲しい事故が、人を繫ぎ奇跡を起こす……心揺さぶる愛と再生の物語!!

感涙必至のヒューマンファンタジー!

みんなの感想まとめ

人生の旅の終わりに、忘れられない思い出の料理を提供する不思議なキッチンカーを舞台にした物語は、心温まるヒューマンファンタジーです。主人公の季俣埜乃は、婚約破棄と失職という試練を抱え、キッチンカー「FI...

感想・レビュー・書評

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  • この本のあとがきを読んでみてびっくり。この本はいぬじゅんさんの「旅」シリーズの第2弾なんですね。私は第1弾を読んでいないのでそちらも読みたいです。個人的に大好きな連作短編集ですごく読みやすく感じました。もても温かく楽しんで読むことが出来た1冊でした。

  • 初めて手にした。こうして新しい作者にたどり着くことが1番嬉しい いぬじゅんさんの名前はインパクトのある忘れられないのであーる、携帯小説と思いきや最近では文庫本コーナーに平積みしてる=それで知ったって事。ゆうとが出過ぎずあくまで5人の主人公の話で、文章終わりに⇨ゆうとのパターンが腑に落ちて読みやすい。変な誰が亡くなるのだろうかに走らず、あと渚の心臓が止まる=死ぬ訳ではないのも、なるほどですね。感涙にむせびはしないけど、無人駅で君を待っているは読みたいかな

  • 私なら最期の晩餐に何を食べるのだろうか…?考えてみても、今のところ思い浮かびません。

    ある日突然事故に巻き込まれ、大切な人を失い、自分が残された側になったら、どう生きていくのか分かりませんが、もがいていけたらと思います。

  • 登場人物とかそれぞれの内容はすき。読みやすいし、感情の描写が繊細でそこもよい。ただ、何でキッチンカーで食事しても埜乃が生きていたのか、そこは分からずモヤモヤ。

  • 人生最後に何を食べたいですか。

    最後に食べたいものを出してくれるキッチンカー「FINE」

    物語は5人の主人公ごとに書かれている。

    死を目前にした5人それぞれが ふらりと訪れてしまうそのキッチンカー。

    店主は、その人が最後に食べたいものが見えるという…。

    章を追うごとに その5人と店主との接点が少しづつ明らかになっていく。


    死を受け入れるのは容易なことではない。

    まして身内の死はたくさんの時間を経てもなお、

    心はその時のまま時間だけが過ぎていくもの。

    そして自分の人生の終わりは なおさら。


    自分という人間は 記憶と食でできているようなものだから、

    最後に食べる食事が、記憶をよみがえらせ、

    生きてこれたことへの感謝が涙となってあふれ出す。

    そんな風に キッチンカー「FINE」は 旅立つ者と看守る人との

    最後の晩餐を通して記憶と記憶をつないでいる。

    悔いのない最後のために。。。

  • 生死について考えさせられる連作短編集。
    登場するのは過去に起こった列車事故に関係する人々。
    あの時どうして生き残ったのか、という思いを抱え消化できずに時間だけが経過している。
    なんともやるせなく、切ない物語だった。
    心穏やかに生きるというのは意外と難しいことなのかもしれない。
    命の重さ、大切さをしみじみ感じさせられた。

  • うーん•••
    期待しすぎていたのか、思ったような感動やぐっとくるものがなかったです。
    各章の登場人物が、5年前の電車事故の被害者で繋がっていたのは面白いけど、最後の晩餐というのが、ちょっと意味がわかりずらく、ストーリーの内容が弱かったように思いました。

  • 予想よりファンタジー寄りの話だった。
    連作短編集。
    静岡県を横断する列車事故に巻き込まれた人々と、もうすぐ亡くなる人に人生最後の食事を出すキッチンカーの物語。
    2話目の主人公雪音が結局死んでしまったのがショックで読み進めるのが少し辛くなってしまった。
    各話の主人公の境遇を困難にするためか、わかり合えない家族の話が多い。
    文章は読みやすく、事故になったけど、現行の東海道線より北側を走っていると思われる列車にも乗ってみたい。

  • 「秋が降る日に 静岡市」
    婚約解消の理由。
    喧嘩している内容が自分の遺すであろう遺産だと分かっていたら、そんなことで仲違いしないで欲しいと願うだろ。

    「冬に咲く花 河津町」
    距離を感じる時。
    思いを口にすることなく、相手に分かってもらえないと諦めてしまっていたら誰だって気付いてくれないだろうに。

    「春の先で待つ君へ 富士市」
    病を患っていた。
    気付かれないように丁寧に作られたノートは、これからの生活で活躍し心の支えとして共に生きていくのだろうな。

    「夏がゆがんでいる 掛川市」
    抱え込んだまま。
    少しの出来事が運命を分けたとはいえ、こんな形で生き残ったら心残りどころか何で自分は無事なのかと思うだろ。

    「四季の向こう側 浜松市」
    誰のための時間。
    真実を知ったから叶えた夢とはいえ、決められた年月を待つだけの日々は辛いだけでなく苦しい時間だっただろう。

  • 旅シリーズの第一弾と第三弾を先に読んで
    しまったからか、とてもつまらなかった。
    ご飯ネタがあまり好きでないからかも
    しれないが、残念でがっかりだった。
    章ごとに人がひとりずつ亡くなっていくことに
    不快な思いをした。

  • シリーズ化してほしい小説。可哀想な話が多いが、自分だったら最後の晩餐をするとしたら何を選ぶだろう?と読みながらずっと考えた。

  • 最後の晩餐。

    病気や老衰であれば
    最後の時はそろそろかもしれないって
    予測出来ることもあるかもしれないけど
    最後の食事は中々難しい気がする。

    しかも
    思い出深い料理は特に難しい。

    だから
    最後の晩餐がいつなのか
    食べたい料理が分かって
    それを食べられたらどれだけ幸せだろう。

    当事者からしたら
    最後の晩餐=死の宣告
    だから苦しい時間なのかもしれないけど
    それでも覚悟を決められたり
    最後に素直になれるのなら
    悪いことばかりでもないのかなぁ。

    現実は
    最後の晩餐がいつなのか分からないから
    美味しいものを沢山食べたい!

  • 岐阜聖徳学園大学図書館OPACへ→
    http://carin.shotoku.ac.jp/scripts/mgwms32.dll?MGWLPN=CARIN&wlapp=CARIN&WEBOPAC=LINK&ID=BB00658121

    あなたが最期に食べるのは――忘れられない「あの日」の思い出ごはん。
    婚約破棄され職も失った季俣埜乃が立ち寄ったのは、キッチンカー「FINE(フィーネ)」。イタリア語で「終わり」を意味する店名には、
    「人生という旅の最後に、思い出の料理を出す」
    という、店主・神代悠翔の思いが込められている。彼が提供する懐かしい味は、傷心の埜乃を癒やすが……。
    訪れる客に最後の晩餐を提供する不思議なキッチンカー。そこは、人生という長い旅を終えようとする人たちとの切ない別れを優しく包み込む場所。
    でも、なぜ人は、不思議とそこに導かれてしまうのか――
    五年前のある悲しい事故が、人を繫ぎ奇跡を起こす……心揺さぶる愛と再生の物語!!
    感涙必至のヒューマンファンタジー!
    (出版社HPより)

  • 読み手側、つまり私側の問題なのかもしれませんが、琴線に触れる事なく読み終わりました。
    うまく言えませんが、最後の晩餐、大事な人との今生の別れと言う割にはなんか浅かったと言うか薄っぺらいというか…

    本のタイトル、発想は凄く良かったのに、ホント残念!

  • 物語の設定が、なんだか最後まで馴染めなかったけれども、文章とか出てくる人たちとか、そういうのはいいなって思いました。

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著者プロフィール

奈良県出身、静岡県在住。2014年『いつか、眠りにつく日』で日本ケータイ小説大賞を受賞、スターツ出版文庫にてデビュー。『この恋は、とどかない』(集英社オレンジ文庫)、『猫のにゃ温泉~復讐屋はじめました~』(スターツ出版)など、著書多数。

「2026年 『夜明け食堂 四季を行く人』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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