永遠の知的生活

  • 有楽出版社
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408594224

感想・レビュー・書評

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  • 渡部昇一さん(1930.10.15~2017.4.17 享年86)、知的生活に始まり、知的生活で終わった人生でしたね。「知的生活の方法(1976)」「続・知的生活の方法(1979)」「知的生活を求めて(2000)」「永遠の知的生活(2014)」「知的生活の準備(2016)」。この本(84歳)では、ボケずに健康で95歳を迎えることを目指してるとありましたが、少し早くお亡くなりになりました。書斎を新築し電動化された書庫に15万冊の蔵書、素晴らしいです。記憶力も筋肉も鍛えれば強くなると仰ってました。

  • たいへんに刺激を受けました。
    渡辺昇一氏の様に、老後を楽しみたいと思いました。
    すでに老後に近い年齢になっていますが、このような生き方を目指したいと思います。

    67ページから引用。

    わたしは「忘れる」ことを老化の兆候としてはあまり重視していません。関心の薄いことはどんどん忘れていい。覚えていなくていいわけです。わたしが「われ老いたり」と痛感したのは、未来への志が消えていたときです。著作の計画や予定はありますが、それはもはや日常生活になっています。十年前のように、何かを新しくマスターしようという気概がなくなったことで「老い」を感じました。志や、何かをしようという意志が希薄になり、漫然と時を過ごすようになってはいけない。それは体力の衰えや物忘れより、ずっと恐ろしいことです。(引用ここまで)

    未来への志を消さぬようにしたいと思います。

  • 読書家が陥りがちな運動不足について、渡部先生はコーヒー好きを利用し、家にコーヒーを置かず、飲みたくなったらタクシーを呼んで町へ出て喫茶店で読書、帰りは歩いて帰る、という方法を紹介している。「タクシーを呼んで」というところがコロンブスの卵だ。

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著者プロフィール

上智大学名誉教授。英語学、言語学専攻。1930年、山形県鶴岡市生まれ。1955年、上智大学大学院修士課程修了後、ドイツ・ミュンスター大学、イギリス・オックスフォード大学へ留学。ミュンスター大学における学位論文「英文法史」で発生期の英文法に関する研究を発表。ミュンスター大学より、1958年に哲学博士号(Dr.Phil.)、1994年に名誉哲学博士号(Dr.Phil.h.c.)を授与される。文明、歴史批評の分野でも幅広い活動を行ない、ベストセラーとなった『知的生活の技術』をはじめ、『日本そして日本人』『日本史から見た日本人』『アメリカ史の真実(監修)』など多数の著作、監修がある。2017年4月、逝去。

「2022年 『60歳からの人生を楽しむ技術〈新装版〉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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