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Amazon.co.jp ・本 (192ページ) / ISBN・EAN: 9784408594293
みんなの感想まとめ
妖怪についての深い洞察と楽しさが詰まった一冊で、読み手を引き込む魅力があります。写真が豊富で、文字も大きめに設定されているため、視覚的にも楽しめる工夫が施されています。特に、ページ番号付近に描かれたパ...
感想・レビュー・書評
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写真多め。字は大きめ。
それでも、要所要所を抑えている。
読みやすかった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ページ番号付近にパラパラ漫画が描かれていた。遊び心!見つけたときはなんだか心が弾んだ。
注釈が下の方にまとめてあって分かりやすかった。
文章も小難しいものでなく、かなり読みやすい。 -
妖怪研究の第一人者と編集者が対話形式で妖怪について語る本。
モノクロですが写真が多く、話題に上がっている妖怪の姿を見ることができるのが良かったです。
山里、水辺、町中で出る妖怪が違い、担う役割も違うこと、鎮魂と慰霊の違いと言った今まで見落としていたことに気付かされました。 -
p24
・日本では、神や妖怪を絵として描く習慣が長らくありませんでした。
・楳図かずおは奈良県山間部育ち
(wiki/和歌山県伊都郡高野町.生-父公雄も小学校教員をしていたため、幼少期は奈良県の山間部の僻村を転々とした)
p35
水辺は、古来より特殊な技能を持ったひとが中心に住む場所として認知されてきた。
p48
異文化圏同士の軋轢・偏見・差別→妖怪
p49
それぞれの場所で似た役割の妖怪がいる。
山ででてくる天狗は、農村の話には出てこない。農村部では河童として表現される。町では鬼。
p51~56
【天狗】は平安までさかのぼれる
天狗は烏・鳶
見出したのは修験者★
★何故修験者か?
(p93.94に「科学の先端にいる人たちこそが、その先の、「向こう側」を意識する。科学では説明できない、科学の向こう側です。」「ひとつの道を究めた人たちは、「できること」と「できないこと」がはっきり見えていると思うんです。限界、いや、境界線にまでたどり着いたからです。これは妖怪の出現しやすい状況ですね。」「★その境界線の先に、自分の手の届かない存在を見る。そこで、妖怪が出てくるのかもしれません」
とある。これかな?と思った。)
【天狗は仏敵の象徴】
【天狗は同じ修験道の仲間のように見えて、逆に修行を妨げる存在】
【天狗は同性愛の妖怪】
古代中国では、隕石(≒よくないことが起こる前触れ)やヤマビコを天狗と呼んだものがある。
【仏敵でありながら、信仰の対象になる神でもある】
超自然的存在のうち、害をなすのが妖怪、なさないのは神
【サルタヒコ・赤ら顔・長い鼻・修験者の服装】
p68
タヌキ汁は、本来はアナグマで作る。タヌキは不味いが、アナグマは美味しい
p69
あまり人と接触のない生き物は神になる傾向がある
人里近く、つまり境界線上にいるタヌキ・キツネなどは妖怪になりやすい
p97
ヤマタノオロチ伝説の元ネタは、
製鉄のために山を乱伐したため氾濫をおこした出雲の斐伊川
p102
河童⇔水神⇔相撲(神事)・胡瓜(お供え)
p116
「サンカ」山間や里部の漂泊民in日本
松浦武四郎(松阪市出身の探検家-「北海道」命名者)「サンカに命を救われた」
p141
都市環境の中で、怖いのは、人間
人間関係のゆがみが妖怪や幽霊を生む
p144
都市型妖怪が生まれるのは【平安時代】。奈良時代まではいなかった⇔「鬼」記紀にも記述がみられる・・記紀成立は奈良時代だが?
p148
源頼光は酒呑童子征伐前、岩清水・住吉・【熊野権現】に祈念した。神々は「神便鬼毒酒」を与えられた。人間が飲めば力がみなぎる薬酒、鬼が飲めば力を失う毒酒。
(・旅の山伏を装って鬼たちの拠点へ忍び込み接待を受けた?)
p158
イスラム圏では幽霊という概念がない。だからゴーストがでてくる「ハムレット」などは理解できない。
p162
「慰霊(新しい言葉)」⇔「鎮魂-祟る恐れがある」
東北大震災「慰霊」⇔関東大震災「鎮魂」
p165
祈祷僧-護法/陰陽師-式神(使い魔)
p168
現代にも。・・高知県いざなぎ流祈祷師 -
妖怪の起源や役割など、ありようをわかりやすく解説している入門書的な一冊。その分、食い足りないところもあり。
ただ、「場所によってキャラクターが変わる」「慰霊/鎮魂の違い」と、なるほどと改めて思えることもままあった。 -
久々に小松先生の本を読みました。妖怪や境界など小松先生の基本の考え方がわかりやすく書かれています。読みやすいので入門にはいいかも
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著者曰く、人には「闇」の部分があるのでそこにもフォーカスした研究も必要で、妖怪の存在こそが「闇」の部分を表している。
昔の人々が思い描いていた妖怪の絵がいろいろ載っている。「生活圏の違いが生んだ山里の妖怪」では、天狗、山男、山姥、狐や狸が登場している。今と違って、情報が少なく自分の住んでいる生活圏と離れている世界のことなど想像もつかなかったに違いない。夜の闇、うっそうと生い茂る森、現代人でも怖いと思う状況があるのだから昔の人たちの異界に対する恐ろしいと思う感情は計り知れない。
そういえば、大航海時代あたりのヨーロッパの地図に当時の人たちが思い描いていた怪物の姿が載っていたのを思い出した。未知なる世界への恐れは古今東西問わずあるものだ。
あのこん棒を持って角をはやしている鬼はもともと中国の幽霊だったと知り、びっくりした。中国から日本へ渡っていく過程でどういうに変わったのか知りたいがそこについては触れられてはいなかった。鬼自身が驚いているかもしれない。
現代社会にも多くの妖怪が見受けられる。「クレーマー」、「サイコパス」、「ブラック企業の経営者」、永田町や霞が関に住みつく2枚舌を駆使する「ほら吹き」といった具合に結構いるなあ。誰か現代社会の妖怪について書いてくれる人はいないかな。
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