「パノラマ島奇譚」殺人事件: 江戸川乱歩の事件簿4 (ジョイ・ノベルス)

著者 :
  • 有楽出版社
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (243ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408602301

感想・レビュー・書評

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  • 残念のひとこと。

    『パノラマ島奇譚』を読んだ直後に読んだのがいけないのでしょうか。
    ただの虎の威を借る駄作、という印象。

    同作の美しさを、引用で自作に乗せようというのも失礼な話です。すっかりもとの良さが消され、踏みしだかれています。
    登場人物の魅力も皆無。
    乱歩と横溝がその人である必然性は全く感じられない上、人間性が薄っぺらい。
    主役も含めて全員人間性の描写に乏しく、愛着も共感も意外さも感じる下地がない。

    謎も謎として成立してない。ただ不明点があるだけ。
    謎解きもあっけなければ、背景に深みもない。
    ましてや、結末が原作のパクリってどうなんですか。
    物書きとしてのプライドすら感じられない。
    小説として三流です。

    期待しただけに残念。
    原作を超えるくらいの意気込みがないなら、パロディなんて書いて欲しくないです。

  • 最終話かしらね。
    一番おもろかった。

  • ただの妄想者(創造者)な主人公が、死ぬまで己の美術的センスを発揮しますっっ!

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著者プロフィール

1960年福岡県生まれ。1982年日本大学法学部卒業後、出版社に勤務。歴史雑誌編集者を経て、現在作家。『名探偵夏目漱石の事件簿』(廣済堂出版)で第8回日本文芸家クラブ大賞受賞。主な著書に『 選書775 日本史・世界史 同時代比較年表 そのとき地球の裏側で』(2005、朝日新聞社)『選書 水戸黄門は旅嫌いだった!?』(2006、朝日新聞社)『真説の日本史365日事典』(新書、2004、文藝春秋)『1日1時間 1週間でわかる図解日本史』(2005、二見書房)『1日1時間 1週間でわかる図解世界史』(2000、二見書房)『信玄と勘助111の謎』(文庫、2006、成美堂出版)『石原莞爾—「満洲国」建国を演出した陸軍参謀』(文庫、2002、PHP研究所)『実朝を殺した男—『吾妻鏡』殺人事件』(2004、有楽出版社発行・実業之日本社発売)『坊っちゃんは名探偵!—夏目少年とタイムスリップ探偵団』(青い鳥文庫、2001、講談社)『お宝探偵団とわがままミカド』(2004、学習研究社)『吸血鬼あらわる!—帝都〈少年少女〉探偵団ノート』(2005、ジャイブ)ほかがある。

「2007年 『日本史人物「第二の人生」発見読本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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