劇画ヒットラー

著者 :
  • 実業之日本社
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本棚登録 : 65
レビュー : 9
  • Amazon.co.jp ・本 (276ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408612225

作品紹介・あらすじ

希代の英雄でも狂気の独裁者でもない-水木しげるが見たヒットラーとは?1971年に漫画サンデーで発表された「革命家シリーズ」第2弾。30年の時を経て、オリジナルデザインを再現して復刻。

感想・レビュー・書評

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  • ヒトコマを埋め尽くす群衆の✋で下準備終えてしまうのすごい。凡庸なネトウヨ的ヒトラー像はより身に迫るものがある。

  • 水木しげるによる伝記マンガ。浮浪者から政党リーダーになったヒットラー、なぜか彼を押し上げてしまうドイツのグダグダな状況が、端的に描かれていて納得できた。
     意見や論評を差しはさまないで描く水木サン流で、ユーモアもにじみます。初出は昭和46年だけど古くさくなく、絵が上手いのでちゃんとヨーロッパが感じられます。
     平成15年のあとがきの回想で「当時のヒットラーさんは格好が良かったネ」と誤解を恐れず述べているのがまた水木サンらしい。自分の感情も引いて見ている、そういうスタンスが良いと私は思うのです。

  • 生涯を通じて自身を「芸術的画家」であると称した、ドイツのある元浮浪児が、如何に狂気の権化と化していったかに迫る。

    妖怪は一体も出てこない一方、ヒトラーという怪物が生い立ちが分かりやすく学べる一冊。

  • 帯に「1971年に漫画サンデーで発表された『革命家シリーズ』第2弾。」とあるが、そのシリーズ名で第2弾がヒトラーというのに驚く。

    空前絶後の独裁者、ヒトラーの生涯を追った作品。

    登場人物も程よく詳細にわたっており、歴史を知るのにも適している。

    読んで印象的だったのはあとがきだ。著者は青年期をヒトラーと同じ時代に過ごしており、当時ヒトラーはかっこよかったという。そうしたヒトラーへの眼差しがこの作品をより特徴的なものにしているように思われる。

    という駄文など吹き飛ぶあとがきだけでも読む価値あり。

  • ヒトラーは弱い人間だったのかも知れない。芸術を志す人間は大抵、弱さを持っているものだ。(僕の周りはそうです)

    同時に、これは水木先生の主観なのだということを念頭に置き、冷静にドイツの歴史について考えなければならないと感じさせられる作品。もはや教科書。

    マンガ好きを公言するなら読んでおかなければならない作品。

    しかし水木先生作品は登録するとキリがなさそうだ。というわけでカテゴリを設定することにした。

  • 内容(「BOOK」データベースより)
    希代の英雄でも狂気の独裁者でもない―水木しげるが見たヒットラーとは?1971年に漫画サンデーで発表された「革命家シリーズ」第2弾。30年の時を経て、オリジナルデザインを再現して復刻。

  • 水木さんが描くとなんかユーモアがあるのはなぜだろう。ヒトラーの人物像を描くための取材は、かなり綿密だと思う。

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著者プロフィール

水木しげる(みずき しげる)
1922年3月8日 - 2015年11月30日
大阪で生まれ、鳥取県境港市で育つ。従軍経験で左腕を失いながらも生還。終戦後より紙芝居、貸本漫画などを執筆。1964年に『ガロ』にて商業誌デビュー。2007年、『のんのんばあとオレ』によりフランス・アングレーム国際漫画祭で日本人初の最優秀作品賞を受賞。2010年、文化功労者に選出される。代表作に『ゲゲゲの鬼太郎』『河童の三平』『悪魔くん』『劇画ヒットラー』『総員玉砕せよ!』『のんのんばあとオレ』『日本妖怪大全』など。

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