お江戸八百八町三百六十五日 (じっぴコンパクト新書)

著者 :
  • 実業之日本社
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レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408612782

感想・レビュー・書評

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  • TVドラマ『JIN-仁ー』や『天皇の料理番』の時代考証家、山田順子氏の著書。この方、NHKの『クイズ面白ゼミナール』の歴史クイズの出題・構成も担当されていたそうです。知らないところで、楽しく勉強させてもらっていました。

    まずお江戸での褒め言葉といえば「粋」が思い浮かびますが、粋とはもともと女性に対する褒め言葉だったそうです。
    女性が「粋」。男性はなにかというと、「張り」なんだそう。
    「張り」とは見栄や意地を張り合うことで、江戸の反骨精神が現れた言葉と言われます。
    三社祭の派手な神輿などがまさに「張り」の気合いが表れたものだそうです。

    また、江戸では白米飯を食べたため、田舎から上京した人は脚気になって「江戸わずらい」と呼ばれましたが、江戸の人たちは現代の3倍以上も白米を食べていたそうです。
    今は、お米を食べなくなったと言われる時代ですが、そんなわけで、現在は「玄米じゃなくて白米だから脚気になるかも」と心配する必要はないようです。

    ドラマ『JIN-仁ー』の遊郭シーンのロケは、外観と吉原以外は、国立博物館内の応挙館で撮影したんだそう。今度訪れた時によく観察しようと思います。

    花魁(おいらん)は、かむろが「おいらのねえさん」と呼んだのが語源。
    吉原の花魁と一晩過ごすためにおいくらかかるのか。気になるそのお値段は、値引きなしの十両(百万円)だそうです。まさに高根の花だったんですね。

    楽しく読めてためになる本です。

  • JIN-仁-の時代考証を担当された著者ということで購入。江戸の風俗は日向子師匠にだいぶ教授されていたと思っていたが、やはり奥が深い。JINの裏話も読むことができ満足だ。さくさく読めた。

  • 江戸の風俗の紹介。ドラマの時代考証を担当される方の著書です。

  • たいへん楽しゅうございました。ペコリ。

    江戸の食生活・風俗をJINの時代考証家が解説してくれる本。知っている事が3分の2くらい。もう少し深堀りしたのを読みたかったな。「漫画サンデー」に連載したものをまとめたものらしいから、しょうがないか。

    でも、軽いタッチでユーモアに、そして読者に分かりやすい様、身近な現代社会で置き換えて描くなど、著者の人の良さが伺える。

  • ≪目次≫
    はじめに
    第1章  憧れの花魁に辿りつくまでの長~い道のり!?
    第2章  三河万歳に始まり、門松・注連縄飾りで終わる江戸の一年
    第3章  人気ドラマ「JIN-仁ー」にみる江戸の風俗あれこれ
    第4章  脚気急増、意外に不健康だった!?江戸食事事情
    第5章  目明し、岡っ引きは端から逃げ腰…大江戸版踊る捜査線
    第6章  江戸から明治へ…地震、黒船が早めた徳川幕府崩壊

    ≪内容≫
    「JIN-仁ー」で有名な、時代考証家である山田順子さんの著書。夏休みに著者の講演を聴いたので、内容的には朝かぶりながら安心して読めました。過半数の事柄は知ってましたが…。
    花魁と野過ごし方の逐次や岡っ引きの実態など、時代劇と本当の江戸時代の違いなど、興味のある人にはうってつけだと思います。

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山田順子の作品

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