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本 ・本 (312ページ) / ISBN・EAN: 9784408650005
作品紹介・あらすじ
――答え=正解のない課題にどう立ち向かうか?ーー
★3000人以上に「考え方」を教えてきた元戦略コンサルの著者が記す思考の秘訣!
★この1冊で「考えること」が楽しくなる!
★ベストセラー『変える技術、考える技術』『フェルミ推定の技術』の著者、待望の4冊目!
(本書の内容)
第1章「答えのないゲーム」の戦い方をしませんか?
▼「答えのないゲーム」にはこの3ルール
①「プロセスがセクシー」=セクシーなプロセスから出てきた答えはセクシー。
②「2つ以上の選択肢を作り、選ぶ」=選択肢の比較感で、“より良い”ものを選ぶ。
③「炎上、議論が付き物」=議論することが大前提。時には炎上しないと終われない。
第2章 「示唆」
▼ファクトから示唆=メッセージを抽出するためのキーワード
①「見たままですが」
②「何が言えるっけ?」
③「それは何人中何人?」
第3章 「B◯条件」
▼炎上を回避し、議論を健やかにする思考技術
①A(自分の意見)とB(相手の意見)を真っ向から対立させて議論してしまうと、「答えのない」ゲームにおいては、「水掛け論」になってしまう。
②だからB(相手の意見)を直接否定してはいけない。相手の意見を直接否定した瞬間に水掛け論に突入する。
③だからB(相手の意見)が○となる(成立する)「条件(b)」を提示して、その「条件」を否定(a)する。
第4章 「ゲーム&ゲーム」
▼思考プロセス、問題解決プロセスを体得する
①論点を立てる。
②ファクトから示唆を抽出する。
③仮説をつくる。
④仮説を検証する。
第5章 「5つのゲーム感覚」
▼「答えのないゲーム」とその先へ
①答えのないゲームVS答えのあるゲーム
②ボジョレー思考VSロマネコンティ思考
③理解ドリブンVS暗記ドリブン
④100分の70VS100分の3
⑤アーティストモードVSクリエイターモード
感想・レビュー・書評
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著者の別著も読んだが、似たような主張と切り口、そして、同じテンション。合わない人は合わない、経験談と更にそれを上回る「造語」。著者独自の造語は、勿論分かりやすく解説するための工夫の一つだが、共通言語からの離脱でもあるため、間違ってはいないが、こちらが歩調を合わせる事に対し、やや白けてしまう。しかし、それこそがゲームを読み解いたり、マイゲームを作ってしまおうという著者の主張の裏付けか。そのゲームに乗るには、自身の思考を変え、楽しめないといけない。今回、私は乗らなかった。
誕生日別人数順位の解説とか、時速60キロと時速20キロで往復した場合の平均速度の設問とか、水掛け論の平和的な解決方法とか、面白いなと思うキラリとした一幕もあるのだが、全体として、「信者にならないと聞くのが辛い」系の本だ。
セクシーな解法、というのも分からなくはない。数学が美しいとか、シンプルイズベストみたいな事だろう。言葉や口癖が思考をリードする、同様に思考の整理術となるフレームワークは、迷う際には道標にもなるのだろう。この辺は、著者が別著で述べる事と一貫している。
細かいが、ハゲタカをカードに取り入れたゲームの話、提題における要件が不足している気がする。全体的に論理構成上の要件に抜けがありながらも勢いで解説し、セクシーを自任する、セクシー兄さん本である。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
▼感想
・タイトルから素敵ですね、読み進めてる中で私は特に気に入った、3構造から言える「示唆」と「対比」の絵をスクショしていつでも見れるようにしました!笑 -
「言葉が整うと、思考が整う。」
ゲームに挑む前にどんなゲームなのか見極める
⚫︎使えるフレーズ集
見たままですが
何が言えるっけ?
それは何人中何人?
にもかか構文で言うと?
⚫︎B⚪︎条件
「もし、⚪︎⚪︎なら賛成。だけど、今回は⚪︎⚪︎ではないので反対」 -
結構分厚い本ですが、思考の方法論が簡潔に説明されているので、小一時間あれば読めると思います。個人的には「見たままですが」と「B○(マル)条件」が役立てられそうだなぁと思いました。著者がコンサル出身なので本当に0からアイデアを提案するみたいな思考術が満載です。そういった系統の仕事をされている方には大いに参考になると思います。
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コンサルタント出身で考えることに精通した著者が答えのない問題に立ち向かう思考術について書いた一冊。
答えのあるゲームと答えのないゲームの違いから議論することや選択肢を作ることなど答えのないゲームの戦い方を本書で学ぶことができました。
示唆には対比が必須であることやイヲムニ理論や辻褄思考などB◯条件を使っていかに相手を納得させるかや既存のゲームを与えられたカードや条件などからどのようなものかルールを考えることなどを通して答えのない問題に立ち向かう方法を学ぶことができました。
また、ボジョレー思考やロマネコンティ思考、理解と暗記ドリブンといったゲーム感覚も今までと違った視点から物事を見ることができ答えのない問題の解決に結びつくものだと感じました。
本書を読んで答えのない問題に対する苦手意識を和らげることができました。
そして、本書で学んだ知識を活かして答えのない難題に立ち向かっていきたいと感じた一冊でした。 -
考え方のヒント。
選択肢をたくさんつくる。
見たままですが→何が言える?→何人中何人?
もし〜だったら賛成。だけど今回は〜ではないので反対です。
検証のプロセス
考えることは言葉を作ること。 -
プロセスがセクシー
議論炎上はつきもの
答えのないゲームの戦いのtipsが詰まっている本 -
思考について、変態的にとにかく言語化されつつ、しっかり定着させようとしてくる本。
書内で出てくる「B◯条件」なんかは、言われてみれば確かにそういう言い回しした時って説得がうまくいくこと多いよね、とすんなり納得できる内容。だからこそ言語されている気持ち良さがあった。
仕事にガンガン適用していきたい。すぐに読めるし一読の価値あり。 -
答えのない仕事等に臨むにあたって、参考にしたいと思い、読んでみた。
答えがないものなので、
思考が凝っていること、2つ以上の答えでどちらが優れているか比較すること、議論ありきで考える必要があるということは心に留めていたいと感じた。
また、B○条件については、
議論をする上で相手に理解を示しながら、あるべき答えに導くことができる方法であると感じたので、
物事の進むべき方向として修正すべきと感じた際は反射的に使えるように、常日頃から意識したい。
著者プロフィール
高松智史の作品





