三島由紀夫の日蝕 完全版

  • 実業之日本社 (2025年2月27日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (288ページ) / ISBN・EAN: 9784408651323

作品紹介・あらすじ

【三島由紀夫 生誕100周年】
本書には、三島由紀夫が石原慎太郎に宛てた未発表の書簡6通が収録されている。それらは、文学史に輝く第一級の資料と呼ぶにふさわしいものだ。
そこには、三島と石原の知られざる交歓の内幕が克明に描かれており、時代を超えて響く緊張感と友情が宿っている。

本書は、三島由紀夫の生涯と作品に新たな角度から迫る一冊である。
対談やエピソードが織りなす物語の中に浮かび上がるのは、剣道やボディービル、居合道、さらには政治や死生観など、彼が追い求めた「究極の肉体」への飽くなき渇望である。

石原慎太郎が語るのは、剣を手に取る姿や、ボクシングリングに立つ彼の不器用な情熱だ。

一方、「武士道」を体現しようとする彼の姿勢は、時に矛盾を露呈しながらも、彼が切望した「完全なる美」の追求を映し出す。

生と死、虚構と現実、肉体と精神が交錯する三島文学の本質が、この本を通じて鋭く浮かび上がる。

本書には、石原慎太郎の四男である石原延啓による解説が加わっている。

みんなの感想まとめ

生と死、虚構と現実、肉体と精神が交錯するテーマを通じて、著者の独自の視点から三島由紀夫の人間性と思想に迫る一冊です。未発表の書簡や石原慎太郎の評論を通じて、三島の文学や美学、肉体の重要性が鮮やかに描か...

感想・レビュー・書評

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  • 『あの本読みました』の三島由紀夫特集で気になった本。
    石原慎太郎への手紙がちょっとかわい感じが微笑ましい。
    『三島由紀夫の日蝕』は石原から見た三島由紀夫が面白い。川端康成や大江健三郎など色んな作家たちとの交流の話とか、実際に会った人の話は良いな。
    石原慎太郎はあまり好きではなかったけど、この本はとても良かった。昔の小説はちょっと読んでみたくなった。

  • 石原慎太郎さんが、三島由紀夫について書いた内容。
    政治家の側面しか知らなかったが、読みやすい文章だった。作品も読んでみたいな。
    三島由紀夫という名前は知っていても、彼の人となりは全く知らず。
    三島由紀夫からの手紙なども写真であって、楽しめた。

  • 三島由紀夫の晩年(?)に対する、石原慎太郎によるかなり辛口な評論でした。三島作品をさほど読んだことがあるわけでもないが、センセーショナルな最後を遂げたのでどんな人物だったのかはやはり興味があり、そういう意味では一つの見方として参考になりました。

    また、石原慎太郎の著作も読んだことがありませんが、『太陽の季節』くらいは読んどかないとダメかな、と思ったりも。。。(と思ってブクログ登録しようとしたら2016年に読んでた。全く覚えてない。。)

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著者プロフィール

1932年神戸市生まれ。一橋大学卒業。55年、大学在学中に執筆した「太陽の季節」により第1回文學界新人賞を受賞しデビュー。翌年同作で芥川賞受賞。『亀裂』『完全な遊戯』『死の博物誌』『青春とはなんだ』『刃鋼』『日本零年』『化石の森』『光より速きわれら』『生還』『わが人生の時の時』『弟』『天才』『火の島』『私の海の地図』『凶獣』など著書多数。作家活動の一方、68年に参議院議員に当選し政界へ。後に衆議院に移り環境庁長官、運輸大臣などを歴任。95年に議員辞職し、99年から2012年まで東京都知事在任。14年に政界引退。15年、旭日大綬章受章。2022年逝去。

「2022年 『湘南夫人』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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