タルムード四講話 新装版

  • 人文書院 (2015年10月30日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784409030875

作品紹介・あらすじ

2015没後20年、2016生誕110年

倫理の根源を問うた孤高の哲学者による、
ユダヤの経典タルムードの叡智を伝える四つの講話(1963~67年)
[1987年国文社刊行の新版]

感想・レビュー・書評

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  • ユダヤ教徒とは聖書に書かれている事を紙面四角に読み取り、それを盾にパレスチナでの行為を正当化するような考えばかりだと思っていましたが、それとは異なるユダヤの別の側面に触れる事ができました。

    タルムードは聖書の中で普通は読み飛ばしてしまうような文言すらも引用で注釈を重ね、テキストの別の意味や隠された意味を見出していく行為と理解しましたが、このような方法での思考の深め方は、確かにユダヤ教以外ではあまり聞いた事がありません。

    この行為は神と対話するための行為と言うより、人間理解の普遍的な行為としてこのような行為がなされているように感じましたし、聖書の文言をそのまま取らずに、神と自分と他者とその時々の関係において最良の選択を諦めないための思考なのではないでしょうか?

    歴史の中で多くの学者たちがテクストから思考し続け、綿々と受け継がれてきた考えの深さがあるのだと思いますが、だからと言って何か結論があるわけではなく、永遠に思考し続ける事を義務付けられたような、ちょっと目眩がするような感覚になりました。

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著者プロフィール

1906-95年。フランスのユダヤ系哲学者。フッサール、ハイデガーの現象学に影響を受け、独自の哲学を展開した。東方イスラエル師範学校長、パリ第八大学、パリ第四大学教授などを歴任。主な著書として,本書(1961年)のほか、『存在の彼方に』(1974年。講談社学術文庫)など。

「2020年 『全体性と無限』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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