ダスクランズ

  • 人文書院 (2017年9月26日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784409130384

作品紹介・あらすじ

ヴェトナム戦争末期、プロパガンダを練るエリート青年。18世紀、南部アフリカで植民地の拡大に携わる白人の男。ふたりに取りつく妄想と狂気を、驚くべき力業で描き取る。人間心理に鋭いメスを入れ、数々の傑作を生みだしたノーベル賞作家、J・M・クッツェー。そのすべては、ここからはじまる。

みんなの感想まとめ

人間の心理や暴力、そして植民地の歴史を鋭く描く作品は、読者に強烈な印象を与えます。特に、ベトナム戦争末期と18世紀の南部アフリカという異なる時代背景を通じて、登場人物たちの妄想や狂気が浮かび上がり、リ...

感想・レビュー・書評

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  • 尖ってる!濃い!ひりひりする!しかし全然おもしくない!

    例えばレストランにて、あるテーブルにはステーキ、あるテーブルには生肉が置いてあるとして、ほとんどの人間はステーキに殺到するでしょう。しかし野生の動物は生肉を選ぶと思います。もし人間が丸裸で雪山にぽいっと捨てられたら何日生きられるのでしょうか?野生の生き物は言わずもがな。その野生の動物を絶滅に追いやり、溢れかえっている弱い生き物がいますね。私は野生の狼のような「若い頃の」クッツェーに非常に好感が持てます。例え面白くなかろうとも。(デビュー作)

  • 文学

  • こちらも、今の日本に通じるのかも。。。

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    ヴェトナム戦争末期、プロパガンダを練るエリート青年。18世紀、南部アフリカで植民地の拡大に携わる白人の男。ふたりに取りつく妄想と狂気を、驚くべき力業で描き取る。人間心理に鋭いメスを入れ、数々の傑作を生みだしたノーベル賞作家、J・M・クッツェー。そのすべては、ここからはじまる。
    http://www.jimbunshoin.co.jp/book/b308203.html

  • クッツェーのデビュー作。
    ベトナム戦争を巡る前半と18世紀のアフリカを巡る後半、異なる2編が含まれる。暴力、「バーバリアン/下流民族」との対峙、荒涼とした土地で飢え渇きながらものを食らい生き抜こうとするリアリティ、性といったテーマ、複数の「クッツェー」を登場させる語り部の設定…後に続く夷狄、マイケルK、恥辱などを想起させるテーマが詰まっている。
    しかし読みづらい。簡潔な文章にたどり着く前の、作家でビューの気負いというべきか。訳者後書きが読書の助けになる。

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著者プロフィール

一九五〇年、北海道新十津川生まれ。翻訳家・詩人。
著書:『J・M・クッツェーと真実』(白水社)、『鏡のなかのボードレール』(共和国)
詩集:『風のなかの記憶』(自家版)、『山羊にひかれて』(書肆山田)、『愛のスクラップブック』(ミッドナイト・プレス)、『記憶のゆきを踏んで』(水牛/インスクリプト)
訳書:J・M・クッツェー『少年時代の写真』(白水社)、『マイケル・K』(岩波文庫)、『鉄の時代』(池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 1-11、河出文庫)、『サマータイム、青年時代、少年時代││辺境からの三つの〈自伝〉』(インスクリプト)、ポール・オースターとの『往復書簡集』(共訳、岩波書店)、『ダスクランズ』『モラルの話』(共に人文書院)、チママンダ・ンゴズィ・アディーチェ『なにかが首のまわりに』『アメリカーナ』(共に河出文庫)、『半分のぼった黄色い太陽』『男も女もみんなフェミニストでなきゃ』『イジェアウェレヘ フェニミスト宣言、15の提案』(いずれも河出書房新社)、サンドラ・シスネロス『マンゴー通り、ときどきさよなら』『サンアントニオの青い月』(共に白水Uブックス)、マリーズ・コンデ『心は泣いたり笑ったり』(青土社)、ゾーイ・ウィカム『デイヴィッドの物語』(大月書店)ほか多数。

「2021年 『山羊と水葬』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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