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Amazon.co.jp ・本 (370ページ) / ISBN・EAN: 9784409140697
作品紹介・あらすじ
アーサー王伝説・聖杯伝説から比較神話学の世界を拓く
世界各地の神話物語の比較を通じて、神話の類似性・普遍性に着目し、人間の精神性を追究したキャンベル。本書は中世ヨーロッパにおけるアーサー王伝説・聖杯伝説をテーマに、聖杯の起源と意味、円卓の騎士たちの冒険の分析、東洋神話との比較を通じて、神話のシンボルの本質に迫る。キャンベルが築いた豊かな比較神話学の世界はここから始まる。
キャンベルが一九二七年三月一五日にコロンビア大学の英語・比較文学科に提出した、修士論文『「災いの一撃」の研究(“A Study of the Dolorous Stroke”)』を「補論『「災いの一撃」の研究』」として掲載。
◎目次
編者まえがき
謝 辞
Ⅰ 聖杯物語の基礎と背景
第1章 アーサー王伝説の背景――新石器時代、ケルト、ローマ、ゲルマンの時代
第2章 アイルランドのキリスト教――聖ブレンダンと聖パトリック
第3章 神学、愛、トルバドゥール、ミンネジンガー
Ⅱ 冒険の旅に出る騎士たち
第4章 ヴォルフラム・フォン・エッシェンバッハの『パルチヴァール』
ガハムレト / パルチヴァール / ガウェイン / フェイレフィース / ヴォルフラムの『パルチヴァール』に映じた東洋世界の影
第5章 トリスタンとイゾルデ
トリスタン物語の起源と伝承 / 馬、豚、そして竜――マーク王とトリスタン / トリスタンの物語に映じた日本と南アフリカの影
第6章 円卓の騎士たち
アーサー / ガラハッド、ボールス、パーシヴァル / ランスロット/イヴァン / 『ガウェイン卿と緑の騎士』
Ⅲ テーマとモチーフ
第7章 荒地
魔法にかかっていること、魔法を解かれること / 任命を受けただけの王 / 傷 / 漁夫王 / 聖杯 / アヴァロン
補論 「災いの一撃」の研究
訳者あとがき
ジョーゼフ・キャンベル・ライブラリー
――中世のアーサー王物語に関連する作品(「ジョーゼフ・キャンベル・コレクション」より)
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図版出典
索引
感想・レビュー・書評
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先頃「100分de名著」で「千の顔をもつ英雄」が取り上げられたジョーゼフ・キャンベル。彼が残した膨大な講演録・講義録の中からアーサー王伝説、聖杯の神話に関連するものをまとめた本である。ある程度聖杯伝説の内容を知っていた方が楽しめるのは確かなのだが、丁寧な説明がなされており初心者でも理解し楽しめる内容になっているのではないかと思う。アーサー王物語は何度も映画化されているのでそちらを観て予習しておくのもいいかもしれない。もちろん昔観たアニメ「燃えろアーサー」とは全く違うものなのだが(苦笑)。なお、一番心に響いたのはなぜ生きているうちはPIGなのに食卓に上がるとPORKなのかを説いたところだったのは内緒でお願いします(笑)。noteに上がっている訳者による解説も必読。
著者プロフィール
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