笑いオオカミ

  • 人文書院 (2018年6月27日発売)
2.50
  • (0)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
  • (1)
本棚登録 : 34
感想 : 3
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (440ページ) / ISBN・EAN: 9784409150337

作品紹介・あらすじ

父と墓地に暮らす少年は、ある夜、男女の心中を目撃した。数年後、少年は死んだ男の娘を連れて列車の旅に出る。二人の眼に映る、敗戦下の日本とは。生を奪われた無数の子どもたちに想いを馳せ描く冒険譚。


単行本未収録「犬と塀について」併録


津島佑子に飛躍をもたらしたのは、

彼女が安吾の作品に見出した

「ひんやりとした、熱い風」である。

それこそが「兄」である。以後、

津島佑子はこの「兄」に連れられて、

オオカミ=遊動民の旅に出たのである。

    ――柄谷行人「津島佑子とオオカミ」より

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ずっしり読み応えあり
    父や兄母
    家族の関係性が垣間見える
    「太宰治の娘」という気持ちを
    昇華させたい方だったのかなと思う
    内容は次第に
    物語と現実の社会問題がリンクして
    戦後の混乱期の重い空気感が強くなり
    読むのもちょっとしんどくなる
    最後は呆気ない幕切れ
    悲しいような...
    でも現実を受け入れて
    生きていくしかないからね

    また津島佑子さんの作品
    読んでみたい

    まなみ古書店にて購入

  • ふむ

  • 戦後の貧しい日本を、女子中学生と17才で社会人してる青年が逃避行する話。ただし恋愛は含まない。不思議要素あり。
    お話としては楽しめなかった。戦後日本ってこんな感じかー。という学びはあったかも。
    タイトルに惹かれてパラッとめくってみたら、冒頭に平岩米吉の紹介、考察があったので読んでみた。残念ながら狼とはあまり結びつかない話だった。冒頭の必然性は、わかる人にはきっとわかるんでしょう…。
    時代のせいか育ちのせいか、青年、幼すぎる。

全3件中 1 - 3件を表示

著者プロフィール

津島 佑子(つしま・ゆうこ) 1947年、東京都生まれ。白百合女子大学卒業。78年「寵児」で第17回女流文学賞、83年「黙市」で第10回川端康成文学賞、87年『夜の光に追われて』で第38回読売文学賞、98年『火の山―山猿記』で第34回谷崎潤一郎賞、第51回野間文芸賞、2005年『ナラ・レポート』で第55回芸術選奨文部科学大臣賞、第15回紫式部文学賞、12年『黄金の夢の歌』で第53回毎日芸術賞を受賞。2016年2月18日、逝去。

「2018年 『笑いオオカミ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

津島佑子の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×