日本のマラーノ文学

  • 人文書院 (2007年12月17日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (232ページ) / ISBN・EAN: 9784409160916

感想・レビュー・書評

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  • 2011/5/1購入

  • 「朝鮮人について書くことが重要なのではない。朝鮮人のふりをして書くことが大切なのだ。そしてさらに重要なのは、その虚構をただちにあからさまに暴露し、「朝鮮」という言葉を日本語のなかで、真偽を超えた永遠の未決定状態に置くことである。そのとき日本語ははじめて、在日朝鮮人という存在が今日にいたるまで歴史的に強いられている、自己同一性の曖昧さに拮抗できる強度をもつことができるだろう。朝鮮をめぐる差別語を非難糾弾し、その使用を禁じるだけでは充分ではない。寺山の採った戦略とは、それを可能なかぎり白日のもとに晒し、徹底したカタログ化を通して、そこから罵倒と差別の共示的意味を抜き取ってしまうことにあった。これはある意味で、罵倒における脱構築の実践ともいえる」

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著者プロフィール

四方田 犬彦(ヨモタ イヌヒコ)
1953年生まれ。詩人。映画・比較文学研究家。エッセイスト。近著に『漫画原論』、『映画誌への招待』、『パゾリーニ』、『零落の賦』、『三島由紀夫を見つめて』。翻訳にダルウィーシュ『パレスチナ詩集』。

「2026年 『ながい窖』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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