フロイト著作集 1 精神分析入門 (フロイト著作集)

  • 人文書院 (1971年1月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (546ページ) / ISBN・EAN: 9784409310014

みんなの感想まとめ

精神分析の基礎を丁寧に解説したこの著作は、古典的な理論が現代においてもどのように意義を持つかを考えさせられる内容です。フロイトは、精神分析が生まれた背景や神経症の臨床像について、論理的に説明し、想定さ...

感想・レビュー・書評

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    ── フロイト/高橋 義孝・訳《著作集〈01〉19710101 人文書院》
    /精神分析入門(全)
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4409310011
     
    (20220318)
     

  • ★ 広国大の電子ブック ★
    メディカルオンライン から利用

    【リンク先】
    http://mol.medicalonline.jp/library/ebooks/detail/?id=2115

  • 分量は多いが、論理的で読み応えがある。内容それ自体は、現代の見地からいって古いなどといわれることもあり、実際に精神医学の講義でも歴史的背景としてしか扱われていない精神分析であるが、精神分析が生まれた経緯や神経症の臨床像、論理的根拠をフロイトはこの著作において丁寧に説明し、しばしば想定される批判にみずから回答を加え、あくまで分かりやすく読み手に精神分析を伝えようとしてくれている。長きにわたり貫かれている論理を追うだけでも鍛錬になる。

  •  「『性善説』の信仰は、人間が現実には互いに傷つけ合っているにすぎないのに、それによって生活を美
    化し安易にできようかと期待するあの誤った錯覚の一つである。」(P.470)

    「自己破壊の傾向を防ぐためには他の物や他の人を破壊しないと気が済まなくなる」(P.472)

    「いわゆる唯物史観は、この因子を過小評価する点でたしかに誤ちを犯しているのです。唯物史観は人間
    の『イデオロギー』は可動的な経済的諸関係の所産ないしは上部構造にほかならないと言って、この因子
    を排除してしまいます。それは真理ではありますが、しかし恐らく真理の全体ではありますまい。人類は
    決して現在にばかり生きてはいないのです。超自我のイデオロギーの中には過去が、種族および民族の
    伝統が生き続けているのです。この伝統は現在の影響や新しい変化にはただ緩漫にしか譲歩しないのであり、
    伝統が超自我を通じて働き続けて行くかぎり、それは人間生活において経済関係に左右されない強力な
    役割を演じるのです。」(P.441 〜 2)

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著者プロフィール

1906年生まれ。1937年東北帝国大学医学部卒。1950年順天堂大学教授となり、1961年医学部長、1972年学長を歴任。医学教育振興財団理事長も務めた。1996年没。著書に『愛について 愛の生態学』 (中公新書、1968)、『ユングとフロム』(中央公論社、1974)ほか。訳書『愛するということ』 (紀伊国屋書店、1959)

「2024年 『フロイト著作集第7巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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