フロイト著作集第4巻: 日常生活における精神病理学他 (新装版フロイト著作集)

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  • Amazon.co.jp ・本 (488ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784409340585

作品紹介・あらすじ

日常生活の些細な行為の背後にひそむ心理にメスをあてた『日常生活の精神病理学』と『ある微妙な失錯行為』、心的機制に関する理論を正常者にも拡大し、最も生産的な創造力を示した『機知――その無意識との関係』と、著者自身が自己の秘密と、その苦難の歴史を語り、自己の思想形成と展開を素描する『自己を語る』を収録。

「『日常生活の精神病理学』は一読平明であり、(中略)われわれの日常生活中の多くの一見不可解な現象に解明の光が投げかけられることは明らかである。
 『機知─その無意識との関係─』は、『日常生活の精神病理学』に比すればややむずかしく、且つ専門的な労作であるが、(中略)美学の領域における一心理学者の手になる注目すべき研究である。」(本書より)

◎目次
日常生活の精神病理学(池見酉次郎/高橋義孝訳)
 Ⅰ固有名詞の度忘れ  
 Ⅱ外国語の単語の度忘れ  
 Ⅲ名前と文章の度忘れ  
 Ⅳ幼児記憶と隠蔽記憶  
 Ⅴ言い違い  
 Ⅵ読み違いと書き違い
 Ⅶ印象と計画の度忘れ  
 Ⅷ為損い  
 Ⅸ症状行為と偶発行為   
 Ⅹ思い違い  
 Ⅺ重複した錯誤行為
 Ⅻ決定論、偶然の存在を信ずることと迷信、いくつかの観点

機知―その無意識との関係(生松敬三訳)
 A分析的部門
  Ⅰ序論   
Ⅱ機知の方法  
 Ⅲ機知の諸傾向
 B綜合的部門
  Ⅳ快感のメカニズムと機知の心因  
 Ⅴ機知の動因、社会的過程としての機知
 C理論的部門
  Ⅵ機知と夢および無意識の関係 
  Ⅶ機知および滑稽なものの諸種

自己を語る(懸田克躬訳)   

ある微妙な失錯行為(吾郷晋浩訳)

訳注  
解説(高橋 義孝)

著者プロフィール

1856年生まれ、オーストリアの心理学者、精神科医。神経病理学者を経て精神科医となり、神経症研究、自由連想法、無意識研究を行った。精神分析学の創始者として知られる。心理性的発達理論、リビドー論、幼児性欲を提唱し、人間の心の『無意識』という世界を発見したことによって、マルクス、ダーウィンとならんで20世紀の思想に大きな影響を与えた人物の一人ともされる。1939年没。主な著書は『ヒステリー研究』『夢判断』『日常の精神病理学』『精神分析入門』『自我とエス』『性欲論三論』など。

「2024年 『フロイト著作集第7巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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