イスラーム生誕

  • 人文書院 (1979年1月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (234ページ) / ISBN・EAN: 9784409420065

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  • 1979年刊。著者はテヘラン大学名誉博士・慶応義塾大学客員教授。

     明快な井筒節が炸裂し、ムハンマド(正しくは、アラビアの砂漠的文化)に対する愛に溢れる「ムハンマド伝」と、イスラームの信仰の内実・肝に迫る「イスラームとは何か」から構成される。

     前者「ムハンマド伝」からは、著者の溢れんばかりのムハンマド愛が感じられ、時折読み手のこちらが小っ恥かしくなる時もあるが、印象は悪くない。

     後者「イスラームとは何か」からは、信仰は現実に対する「怖れ」と、信仰対象に対する「怖れ」とを併有し、アラビア半島という、水なき環境の厳しさが神の絶対性の強調を生んだ。そういう印象を招来する書だ。

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著者プロフィール

1914年、東京都生まれ。1949年、慶應義塾大学文学部で講義「言語学概論」を開始、他にもギリシャ語、ギリシャ哲学、ロシア文学などの授業を担当した。『アラビア思想史』『神秘哲学』や『コーラン』の翻訳、英文処女著作Language and Magic などを発表。
 1959年から海外に拠点を移しマギル大学やイラン王立哲学アカデミーで研究に従事、エラノス会議などで精力的に講演活動も行った。この時期は英文で研究書の執筆に専念し、God and Man in the Koran, The Concept of Belief in Islamic Theology, Sufism and Taoism などを刊行。
 1979年、日本に帰国してからは、日本語による著作や論文の執筆に勤しみ、『イスラーム文化』『意識と本質』などの代表作を発表した。93年、死去。『井筒俊彦全集』(全12巻、別巻1、2013年-2016年)。

「2019年 『スーフィズムと老荘思想 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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