甦れ独立宣言: アメリカ理想主義の検証

著者 : ハワード・ジン 飯野正子 高村宏子

• 人文書院 (1993年5月1日発売)

感想・レビュー・書評

[Soma Oishi (大石宗磨）さんの感想 · 2020年9月26日]

甦れ独立宣言―アメリカ理想主義の検証
(和書)2013年02月18日 16:02
1993 人文書院 ハワード・ジン, 飯野 正子, 高村 宏子


ノーム・チョムスキーさんの本に出てきたので読んでみたのですがなかなか面白いです。

歴史というものの中で消されてしまったというか、消されるというと無いも同じですが、痕跡が目の前にあるにも関わらず誰も触れようとしないものについて書かれている。アメリカの労働運動やアナーキスト、社会主義についても書かれている。

兎に角いろいろあって読んでおくと為になる本です。

自由とは何か？それは与えられるものではない。抵抗し運動し連帯し団結して手に入るものだろうと書かれている。

そうだろうと思う。

[gakudaiprofさんの感想 · 2015年1月8日]

日本に落とした原爆を作った科学者は、楽しんで科学的発見に従事していたという皮肉。

[ゆうぷぺさんの感想 · 2007年10月15日]

大学時代、最も興奮しながら読んだ本。アメリカの市民が変えていくっていう国づくりの概念は素晴らしいと思った。歴史書って退屈ってイメージがあったが、この本を読んで見方が180度変わった。高いが、それだけの価値のある本。

著者プロフィール

ボストン大学名誉教授．歴史学者，社会評論家，劇作家として活躍．2010年1月27日に死去（87歳）．『民衆のアメリカ史』（明石書店，2005）は世界中で200万部を超えるベストセラーになった．同書および本書『肉声でつづる民衆のアメリカ史』をもとにして作成されたドキュメンタリー映画The People Speakは，ケーブルテレビ局HISTORYで放映され，各紙からも賞賛を浴びた．邦訳書としては他に，『爆撃』（岩波書店，2010），『学校では教えてくれない本当のアメリカの歴史』（あすなろ書房，2009），『テロリズムと戦争』（大月書店，2003），『アメリカ同時代史』（明石書店，1997），『甦（よみがえ）れ独立宣言』（人文書院，1993），戯曲『ソーホーのマルクス』（こぶし書房，2002）などがある．

「2012年 『肉声でつづる民衆のアメリカ史　下巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」