江戸の陰陽師: 天海のランドスケ-プデザイン

著者 :
  • 人文書院
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784409520352

作品紹介・あらすじ

徳川幕府の宗教担当ブレーンとしてその政権の礎を築いた天海。天台密教は言うに及ばず、陰陽五行思想や道教、さらに陰陽道を駆使して、日本的風水による江戸の町づくりを「陰陽師」さながらに実践した大スケールの人物を、遺された神社や寺院の建築群を主軸に、ランドスケープデザインの実態を通して解明する。

感想・レビュー・書評

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  • 徳川家康のブレーンだった天海僧正が、陰陽道に基づきデザインしたという江戸の街を読み解いていく本。
    江戸の地形と江戸城、寺社などの位置関係やその意味について、京都のデザインや日光東照宮なども参照しつつ、風水や陰陽道の観点からの解説が興味深い。
    著者の解釈にはまだ十分に解明されていないものもあるが、全体的には、江戸時代までの都市や建物の設計思想のようなものについて、興味深い視点を与えてくれる本。

  • さらりと読める本ではありません。
    専門書に近いくらい掘り下げて書かれています。
    ゆっくりじっくり相当時間をかけて数回読みました。
    個人的には★5です。

  • 2008.10.11

    「地の日、天の海」(内田康夫著)と平行しながら
    天海大僧正を読み返す。

  • 面白かったです。

    レイラインネタも盛り込んであったりで楽しめました。

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著者プロフィール

作家、建築家。
1987年東京藝術大学大学院美術研究科博士課程修了。
龍谷大学助教授、大同工業大学教授を歴任。
宮元建築研究所代表取締役を務める。
著書50冊以上。テレビ出演・雑誌監修多数。
建築家としても受賞多数。

「2020年 『日本庭園のひみつ 見かた・楽しみかたがわかる本 鑑賞のコツ超入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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