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Amazon.co.jp ・本 (258ページ) / ISBN・EAN: 9784409520963
作品紹介・あらすじ
フランス人宣教師の探索、村の女性が唱えたオラショ、知られざる関西の隠れキリシタンの実像を追う!
パリで発見された宣教師プレシの書簡。それは関西の隠れキリシタンの存在を伝える驚くべきものであった。幕末・近代期におけるキリスト教の再布教。宣教師たちの活動や「山のキリシタン」の子孫たちの生活とはどのようなものであったのか?九州だけではない関西茨木キリシタンの全体像を明らかにする。
*宣教師プレシの書簡を収録
本書では、茨木へのキリスト教の伝来から、禁教下の潜伏を経て、明治期の信徒発見、そして大正期の遺物発見へといたる大きな流れをつかむことができるよう、計四つの章を設定し、それぞれが対象とする時代・人物・遺物等について平易な文章で執筆することを旨とした。読者はこの一冊を読むことで、茨木キリシタンの全体像を、典拠となる文献等の情報とともに、バランスよく学ぶことができるだろう。
「はじめに」より
◎目次
口絵
はじめに
第一章 茨木へのキリスト教伝来---その由来と展開(平岡隆二)
一 本章の目的と先行研究の整理
二 高山飛騨守・右近父子とキリスト教
三 「山間部のキリシタン」---その成立と展開
四 巡回から禁教へ
五 まとめにかえて---日本布教の近世と近代
第二章 パリ外国宣教会の「古キリシタン」探索---マラン・プレシ神父の千提寺村発見を中心に(マルタン・ノゲラ・ラモス)
一 古キリシタンの「復帰」を目指す布教
二 失敗に終わった古キリシタンとプレシの交流---解明の試み
三 古キリシタン中心の布教方針に対するプレシの異論
四 トラブルメーカーのプレシ
五 エピローグ---プレシの帰国と忘却
第三章 茨木キリシタン遺物からみる「発見」とその後(桑野梓)
一 所有家ごとにみるキリシタン遺物
二 キリシタン遺物発見後の動向---遺物の行方と修理の痕跡
三 もうひとりの遺物発見者、奥野慶治
四 再布教をこころみた宣教師、ジョゼフ・ビロー神父
第四章 大正期の文化・学術と茨木キリシタン遺物の発見(高木博志)
一 問題の所在
二 大正期京都のロマン主義
三 豊臣秀吉顕彰とキリシタン遺物の発見
四 キリシタン遺物の発見をめぐる人々
五 一九二〇年の千提寺キリシタン遺物の発見
付録
マラン・プレシの五通の書簡 マルタン・ノゲラ・ラモス(解題・注)/坂口周輔(訳)
茨木キリシタン年表
感想・レビュー・書評
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【本学OPACへのリンク☟】
https://opac123.tsuda.ac.jp/opac/volume/734033 -
難しいが、とても興味深い内容だった。謎な部分も多い中、現在残っている資料から当時を考察していくのはまさにダヴィンチコードのよう。教科書に載っているザビエル像も茨木で見つかったらしいし、歴史も無限の可能性があると感じた。隠すことが主となっていった印象があり、信仰について改めて考えることもできた。発見した当時は本当に驚いただろうなぁ。
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