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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784409530108
作品紹介・あらすじ
ゲルマン諸部族や神聖ローマ帝国の王侯貴族の知恵と勇気、屈辱と復讐などにまつわる物語。白鳥の騎士、ヴィルヘルム・テルの登場。
みんなの感想まとめ
歴史と伝説が交錯する物語が織りなす深い魅力が感じられる作品です。下巻では、ランゴバルトやゴート、フランク族などの伝承が年代順に展開され、特にグリム兄弟の序文が印象的です。彼らはこれらの民族の文化的特徴...
感想・レビュー・書評
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下巻は歴史編。前半はランゴバルトやゴート、フランク族等の伝承をそれぞれ年代順に、後半はウィリアム・テル等の伝説的人物も。興味深いのはグリムによる下巻序文。ゴート、ランゴバルト族を温和で文化的で高貴、その伝説も真の叙事性に貫かれた美しい詩と評価するのに対しフランク族の伝説にはポエジーの形成を許さない暗く狂暴な精神が反映されていると述べる。これを頭に入れてそれぞれの伝説を読み返せばドイツロマン主義の目指したポエジーがどんなものか推し量れるというわけだ。
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こちらにも、グリム兄弟による下巻序文が付されています。第365篇から第585篇まで。こちらのほうは、歴史上の人物、出来事をめぐる伝説集。ローエングリンもヴィルヘルム・テルも登場します。血沸き肉躍ります。この本のありがたいところは、巻末に、メロヴィング朝、カロリング朝、オットー(ザクセン)朝、ハープスブルグ家の系図が付されていること。ほんとに、こういうものがなければ、だんだんわからなくなってきますからねぇ。世界史を勉強していた頃は、こういう系図は「恨めしい」とか「憎らしい」とまで思ったものですが、物語を読み進めるためだったら、面白く引くことができます、勝手なものです。
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