首輪をはずすとき

  • 駿河台出版社 (2011年9月9日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (158ページ) / ISBN・EAN: 9784411040190

みんなの感想まとめ

人間の弱さや甘えを問い直す深いテーマが描かれており、特に東日本大震災を通じての人間存在の意味を考えさせられます。著者は、震災を第二の敗戦と捉え、福島の状況を歴史的な喪失に重ね合わせて論じています。読者...

感想・レビュー・書評

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  • 久々の丸山健二。東日本大震災は第二の敗戦だ。福島を満州国の喪失とまでたとえる。その敗戦の理由も同じでそれは『 身の程知らず』だからだと。

  • 甘えがあるから、自立の精神が崩壊する

    人間だから弱いんだと認める事が甘えだ

    震災と原発と植物動物と、政治経済と


    予約が回ってきたから読んだけど、とにかく厳しい
    読んでてつらい
    泣いても毎日がんばるのも、まだ甘えだと言われているようで
    でも、本のめぐり合わせは私を支えるものだから、読みたくて読んだって事は必要なんだろう

    自分を鍛えなきゃね





    生在るところには必ずや死が在る
    死なくして生なく、生なくして死なし
    とはいえ、生への罰として死が在るわけではない


    そうでなければ夕焼けがこんなに美しいわけがない
    …だったろか
    ヘーベルの詩らしいが

  • 震災後におこなった講演のを起こしたものと、被災地を訪れての感想(歩きながら話しながら録音したような感じの言葉)

    私は丸山さんの本をはじめて読んだので、まだなんともいえない。

    講演の内容に関しては、(※講演と気づかなかったため)人を下に見すぎではないのかと思ったりもしたが、聴衆のレベルに合わせて話すという振る舞いの結果そういうことになったのかもしれない。

    言葉は苛烈で真理を付いているかのようにみえて、そうでもないのではないかとも思える。見きわめるにはもう少し作品を読まなければと思った。

  •  非常に重い内容の本。
     作者の渾身の問が自分を激しく迫ってくる心持ちがする。

     震災に対する時の覚悟を求めてくる。

     ただ漫然と読み、そのまま読み終わって忘れてしまうのが許されない作品。

     私のような軟弱な人間にはほとんど「毒」である。
     しかし、飲み込まねばこの社会を歩いて行けないのも確かである。

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著者プロフィール

1943年、長野県飯山市に生まれる。仙台電波高等学校卒業後、東京の商社に勤務。66年、「夏の流れ」で文學界新人賞を受賞。翌年、第56回芥川賞を史上最年少(当時)で受賞し、作家活動に入る。68年に郷里の長野県に移住後、文壇とは一線を画した独自の創作活動を続ける。主な作品に『雨のドラゴン』『ときめきに死す』『月に泣く』『水の家族』『千日の瑠璃』『争いの樹の下で』ほか多数。また、趣味として始めた作庭は次第にその範疇を越えて創作に欠かせないものとなり、庭づくりを題材にした写真と文章をまとめた本も多い。また、2020年に「いぬわし書房」を設立し、長編小説『ブラック・ハイビスカス』(全4巻) を、23年、『風死す』(全4巻) を刊行。出版活動のほか〈丸山健二塾&オンラインサロン〉や〈丸山健二文学賞〉なども運営している。

「2024年 『言の葉便り 花便り 北アルプス山麓から』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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