新・人間革命 (第1巻)

  • 聖教新聞社 (1998年1月2日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784412008991

作品紹介・あらすじ

仏法の人間主義の太陽がいま、燦然と昇りゆく!"地球上から悲惨の二字をなくしたい"との恩師の願いを胸に、平和と幸福を開く世界旅へ。

みんなの感想まとめ

平和と幸福を求める壮大な旅が描かれています。著者は、恩師の願いを胸に、1960年にアメリカ、カナダ、ブラジルを訪れた山本伸一の足跡を追い、彼の平和への思いを伝えています。作品は、著者自身が主人公となり...

感想・レビュー・書評

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  • 著者、池田先生(1928~2023)の作品、ブクログ登録は35冊目。(対談集を含む)

    有志で毎月1巻ずつ研鑽発表をする集会があるのですが、先頃、全31巻を終了。
    1か月に1巻なので、2年半位かかりました。
    ようやく終わり、ホッとしていたところ、また1巻からやるとのこと。
    これからまた2年半の付き合いになります。

    で、2026年5月は、第1巻。


    本作の内容は、1960年10月2日~25日に、山本伸一一行が、アメリカ、カナダ、ブラジルの3か国9都市を歴訪した平和旅の様子が書かれています。

    その行程は、
    10月1日 ハワイ
    10月3日 サンフランシスコ
    10月6日 シアトル
    10月8日 シカゴ
    10月11日 トロント
    10月13日 ニューヨーク
    10月16日 ワシントン
    10月19日 サンパウロ
    10月22日 ロサンゼルス

    気になった登場人物とモデルを、少々みておきます。

    ・山本伸一---池田大作(1928~2023)
    ・十条潔---北条浩(1923~1981)
    ・正木永安---貞永昌靖(ジョージ・ウィリアムズ)。アメリカSGI理事長だった。
    ・清原かつ---柏原ヤス(1917~2006)

  • 池田大作先生の大河歴史小説ですね。
    史実に基づいた池田大作先生の航跡の歴史です。

     昭和33年に崩御した、戸田城聖の跡を次いで、若干33歳という若さで昭和35年に会長に就任した山本伸一は、戸田城聖と宗祖日蓮大聖人の大願を果たすべく、海外に旅立つ。
     大願とは、「世界平和」と「一切衆生の幸福」に他ならない。一宗一派の繁栄という小さな願いでは無く、「地球上から悲惨の二字をなくしたい」との恩師の願いを胸に、平和と幸福を開く世界旅に他ならない。そして、仏教を基調とした平和・文化・教育の大ロマンの構築の第一歩が、この巻から始まる。
     いまでは、世界百九十二ヶ国地域に三百万人の会員を擁し、数限りない世界の知識人、指導者、文学者、芸術家、市井の人々との語らいの旅の一歩に他ならない。「新・人間革命」は三十巻、世界の知識人との対談集は八十冊に及び、世界中の言語に翻訳されている。

     伸一の初めての世界旅は、まず、ハワイから始まった。そしてアメリカ本土、カナダ、ブラジル、最後は再びアメリカ本土に。
     もとより、出迎えの会員が何人いるのかも、どうしているのかも、手探りの出発だった。
     青年部の正木が、アメリカで生活を始めているので、彼を頼っての訪米を実行したのだ。
     
     これから、壮大な平和・幸福の世界旅が記されていくが、勿論、日本での会員激励の旅や、平和・文化・教育の構築の歴史が刻まれて行く。
     第二巻が、楽しみですね(=゚ω゚=)

  • 平和ほど、尊きものはない。
    平和ほど、幸福なものはない。
    平和こそ、人類の進むべき、根本の第一歩であらねばならない。

    恩師戸田城聖の偉大さを証明するため「弟子の道」を書き残さねばならないとの思いから、著者自らが主人公となる長編大作、その冒頭である。
    1960年10月2日、平和旅として創価学会会長山本伸一の初の海外訪問からスタートする。

    不安を通り越してしまった世界情勢がもどかしく、あらためて再読を始めてみた。

    人間のあらゆる悩みに対して、同じ人間として寄り添い、励ます山本。心細さを抱えながら師との出会いで決意を新たにする草々の海外メンバー。

    やはり元気が出る。
    続けていきましょう。

  • また第1巻から、少しずつ再読を開始。

    「平和ほど、尊きものはない。平和ほど、幸福なものはない。平和こそ、人類の進むべき、根本の第一歩であらねばならない。」

    「人生の目的-それは、幸福。人生の願望-それは、平和。」

    「平和」とは、「幸福」とは、我々が希求するこの2つ大きなテーマについて、真の仏法の視点から学ぶことができるいわば人生のテキストブックとして、何度も読み深めたい書である。

    この第1巻には、主人公・山本伸一が、戸田先生の思いを胸に、1960年10月2日、弟子として世界広布の第一歩として、南北アメリカ大陸3カ国9都市を訪問する様子が描かれている。

    訪問地は、アメリカのハワイのホノルルを振り出しに、サンフランシスコ、シアトル、シカゴ、トロント(カナダ)、ニューヨーク、ワシントン、サンパウロ(ブラジル)、ロサンゼルスの3か国9都市。

    当時は、第二次世界大戦が終結したが、米ソ冷戦が続いており、「平和」や「幸福」が強く認識されていた時代であったと思う。それから66年経過した現在、世の中は、違った形で「平和」や人々の「幸福」が危惧される時代となっているように感じる。

    「新世界」の章のなかで、当時の岸内閣の様子が描かれていた。

    ”その改定(「安保条約」の改定)に意欲を燃やしたのが岸内閣であった。軍事力と経済力の拡大を背景に、安保条約の改定に着手した。彼には、日本がアジアの反共軍事国家となることによって、アメリカと対等の関係に近づき、同時に、ソ連、中国に対しても強い外交姿勢を確立していくという意図があった。

    ”岸内閣は、安保条約改正の日米協議とともに、唐突に警職法の改正案(警察官の裁量拡大と権限強化)を提出、野党(社会党)は強く反対し、文化人、婦人団体も含む、全国での大々的な抗議集会に発展し、岸内閣は事態収拾のため警職法改正を断念した。民衆の力ほど強いものはない。”

    ”数を頼りにした自民党の(新安保条約の)単独強行可決は、議会主義の破壊を象徴する出来事であったことはいうまでもない。これに対し、議会内で有効な対応のできなかった社会党の責任も、大きいと言わねばならない。”

    こういうくだりを読んでいると、現在の高市政権が、当時の岸内閣とそっくりな気がしてならない(例えば、強い外交姿勢、強行採決する姿勢、警職法改正による言論統制的発想など)。

    ただ、当時と民衆パワーのベクトルが違ってきているように感じ不安にもなる。「平和」や「幸福」を考える視点が、利己的に感じられ、利他の精神が欠如してきているように感じられてならない。世代ギャップなのか?

    戦争を知らない世代の時代にかわりつつあり、民衆のパワーの表現方法は、デモや集会からネット力に変化し、AIの判断が重用される傾向が増してきたり、それらの環境変化の影響を受けて、人々の考え方も変わってくる。その中で変わってはならないものを見極める力も必要。

    一方、このときに蒔かれた種が、66年経過した現在は、192か国地域に真の「平和」「幸福」を願うヒューマンネットワークとして拡大しており、その点は良い面での、当時からの変化と思える。

    時代の変化の中にある普遍的な哲学を学ぶことができるテキストとして、読み進めていきたい。

  • 妻が突然買った本、

    ハワイから始まり、アメリカ、カナダ、アメリカ、ブラジル、最後はまたアメリカと、
    現地で細々と活動している会員を激励して廻る話し、


    遥か昔にチラッと読んだ事があったけど、
    歳をとってから読むとこんなに面白いとは思わなかった、


    第二巻が楽しみになった、

  • 【前書き】「私は六十五歳、まだ若い。」
    毎日連載でいよいよ会長時代を記述する

    就任の前日、日記に「一漁師の息子」と書いた三十二歳の青年会長は、
    「この世から『悲惨』の二字を無くしたい」折伏の師匠、戸田城聖の思いを広げるべく世界に旅立った。

    大聖人の立宗も三十二歳。
    旧暦二月十六日は、1月2日頃に当たる。
    立正安国論提出の七月十六日は、5月3日。

    共同通信記者が同時代に書いた『デスク日記』に、「池田会長が誘拐され、安否不明」という噂が、この頃流れたとある。「聖教新聞に(参院議員、柏原、秋谷などを伴った)訪米出発の写真が掲載されているし、まさかそれまでデッチ上げでは無いだろう」と結論されたが、創価学会はその程度の存在だったということか。


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著者プロフィール

池田大作(いけだ・だいさく) 1928年、東京都生まれ。創価学会名誉会長/創価学会インタナショナル(SGI)会長。創価大学、アメリカ創価大学、創価学園、民主音楽協会、東京富士美術館、東洋哲学研究所、戸田記念国際平和研究所、池田国際対話センターなどを創立。『人間革命』(全12巻)、『新・人間革命』(全30巻)など著書多数。世界の識者と対話を重ね、『二十一世紀への対話』(A.J.トインビー)、『二十世紀の精神の教訓』(M.S.ゴルバチョフ)、『地球平和への探究』(J.ロートブラット)など多くの対談集を刊行。

「2023年 『完本 若き日の読書』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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