新・人間革命〈第3巻〉 (聖教ワイド文庫)

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  • 聖教新聞社
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  • Amazon.co.jp ・本 (358ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784412012493

作品紹介・あらすじ

"アジアの民に日をぞ送らん"と歌った師の戸田の心を胸に、伸一は東洋広布の扉を開く。今、「仏法西還」の第一歩が仏法有縁の大地を照らす新しき平和と幸福の光。

感想・レビュー・書評

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  • 1章 仏法西還 
    ◎敗北の原因は、自身の一念の後退、挫折にある。困難といえば、すべてが困難であった。無理といえば、いっさいが無理であった。広宣流布の勝敗の鍵は、己心に巣くう臆病との戦いにあるといってよい。
    ・組織の強さは、団結。幹部同士の呼吸。
    ・中途半端な勉強では、何事も身に付かないないし、結局、力にはならない。
    ・生の仏と死の仏。残された家族が、必ず幸福になる。
    ・永遠の生命といっても、いっさいは今にある。過去も未来も今に収まっている。ゆえに、この一瞬を、今日一日を、この生涯を、感謝と歓喜をもって、広宣流布のために、力の限り生き抜いていく。
    ・根本は祈り。題目の目標を決めて、願い切っていくことが大事。

    アジアへの旅立ち 躍進の年 1961年(S36)のスタート。香港の数少ないメンバーに対して、信心の種を打ち込む指導に熱いものを感じる。自身の一念の後退をしないこと。

    2章 月氏 インド ガンジーの歴史。
    ・悪と戦うからこそ、自身の胸中の悪を滅ぼすことができる。そこに自身の人間革命があり、宿業の転換もできる。だから、悪人や迫害者の存在にも、結果的に意味を見いだすことができ、救ってあげようという、慈悲の心をいだける。
    ・言い切る確信もない人には、そんな寛容を期待することはできない。寛容ではなく臆病な妥協。
    ・徹底した戦いなくしては、邪悪を粉砕することなどできない。
    ・静けさは深さであり、豊かさ、大きさといえる。その流れは大平原を潤し、人びとに恵みをもたらす。今はとにかく力の限り走ることだ。

    インドやガンジーの歴史がある。宗門事件の破折についての文章もある。ブッタガヤに埋葬品を確実に埋葬するための準備の入念さを学んだ。徹底して準備する。ダメでも可能性を探って準備する。そして見事達成できたときの、最後の戸田先生の和歌はとても心に残った。

    3章 仏陀
    ・魔に惑わされる時は、必ず自己の挫折を正当化している。魔は、自分の弱さや感情を肯定する常識論に、すがる気持ちを起こさせる。もし敗れて生きるより、戦って死ぬ方がよい。
    ・仏だからといって、決して、特別な存在になるわけではない。悩みもあれば、苦しみもある。病にもかかる。魔の誘惑もある。魔と戦い、行動し続ける勇者が仏。
    ◎戒律は修行のための手段であって、それ自体が目的ではない。戒律が目的となり、人間を縛るようになれば、本末転倒。何ものにも紛動されない自分をつくることであり、戒律はあくまでもそれを助けるものにすぎない。真の戒律とは「自分の外」に設けられるものではなく、「自分の内」に育まれるものでなければならない。仏教の精神は、他律ではなく、自律こそある。


    釈尊の歴史が書かれてある。壮絶な修行の歴史がわかる。戒律の目的。学校の校則も同じ。自分をつくるためのもの。自律のための手段。あらゆる機会と方法で、この自律できる個を育んでいきたい。


    4章 平和の光
    ◎治安維持法の大改正。国体の否定とは、具体的な行為ではなく、人間の心の領域の問題である。つまり、国体を認めない考えをもって、結社を組織したとみなされれば、処罰されるということであった。それは、人間の精神までも、完全に国家の支配下に置かれたことを意味していた。
    ・広宣流布は、その地に生きる人が進行に目覚め、使命を自覚するところから始まる、民衆の内発性に基づいている。
    ・広宣流布のために苦労し、祈り抜いていくならば、仏の智慧が、大生命力がわいてこないわけはないということです。したがって、どんな行き詰まりも打ち破り、大勝利を得ることができる。しかし、それには精進を怠ってはならない。常に人一倍、苦労を重ね、悩み考え、戦い抜いていくことです。

    カンボジア、アジア指導で3巻が終わる。インド、タゴールの話、ビルマの日本軍の侵略の話など戦争の歴史も多かった。何度も読んで忘れないように、また伝えていけるようにならないといけない。特に治安維持法の、精神性が処罰対象になった事実をしっかり押さえること。

  • ガンジーや釈尊、タゴールの哲学・生き方について書かれている感動の一冊。

    ータゴールはどこまでも人間愛を志向して、農村の改善運動を展開しようとしていた。その信念の礎には、ウパニシャッドの哲学に通ずる深い哲理があった。
    タゴールはその原理の具体的な実践を仏教に見出していた。彼はそれ『サーダナ』と題する著作のなかで、ランプを譬えに語っている。
    「油が蓄えられただけのランプは自分の目的を知らない。光なき自我である。しかしその蓄えた油を犠牲にして火を燃やし、周囲を照らし出す時、初めてランプが本来持っている意味が明らかになる。ここに仏陀が示そうとした道がある。」と。ー<本書引用>

    仏法西還/月氏/仏陀/平和の光

  • アジアの歴史

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著者プロフィール

聖教新聞日曜付に連載中の池田大作先生の「四季の励まし」シリーズ第3弾。

「2022年 『四季の励ましⅢ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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