新・人間革命 (第6巻) (聖教ワイド文庫 16)

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  • 聖教新聞社出版局
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  • Amazon.co.jp ・本 (388ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784412012653

作品紹介・あらすじ

人間主義の光は中東へ!世界に架ける"平和と友情の橋"、民衆の大地に響く"蘇生の凱歌"。

感想・レビュー・書評

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  • 著者、池田先生(1928~2023)の作品、ブクログ登録は8冊目。(対談集を含む)

    で、本作の内容は、次のとおり。

    ---引用開始

    【宝土】
    1962(昭和37)年1月29日、伸一は中東のイラン、イラクを初訪問。
    イスラム教の開祖・マホメットについて語り、他宗教との対話の重要性も話題に。いずれ、イスラム教の人々も、仏法との共通点を見いだし、共感を示すだろう——訪問はその確信を深めるものだった。

    【遠路】
    一行はトルコからギリシャへ。伸一はソクラテスとプラトンの生涯に思いをはせる。2人の姿は、学会の師弟と二重写しに。
    さらにエジプトを経て、パキスタン、タイ、香港へ。タイと香港では支部を結成。伸一は世界広布のくさびを着実に打っていく。

    【加速】
    博多湾に面した、粗末な家が密集する“ドカン”地域。人生の辛酸をなめ尽くした人々の間にも、信心による宿命転換のドラマが進んでいた。
    伸一は、会長就任2周年の5・3を迎える。この2年で倍増した学会は、広布の戦いを加速する。

    【波浪】
    7月の参院選に向けた支援活動に、妨害や中傷が頻発した。そうしたなか、公政連は9人全員当選。その勝利が波浪を呼び、秋田・尾去沢鉱山と長崎・中里炭鉱で、労組による不当な学会員圧迫事件が発生。組合除名処分撤回に至るなど、闘争の経緯が語られる。

    【若鷲】
    7月22日に行われた学生部総会。学生部旗と部歌が披露され、14の部が結成された。部員数も既に1万人を突破。新時代の到来をとらえ、伸一は学生部の本格的な育成を決意。
    それは自らが、日蓮大聖人の仏法の真髄である「御義口伝」を講義することだった。

    ---引用終了


    気になった箇所は、

    p360~p361
    理事長の原山幸一の息子で、早稲田大学の学生である、原山高夫が質問した。

    原山高夫のモデルは、原島嵩。
    以下、ウィキペディアより。

    ---引用開始

    原島 嵩(はらしま たかし、1938年(昭和13年)11月10日 - 2008年(平成20年)7月6日)は、日本の宗教家。創価学会元教学部長。

    同会幹部を歴任し池田大作名誉会長の側近を務めつつも、のち同会より除名されたが、日蓮正宗の信仰を続けた。 池田大作名誉会長の小説『新・人間革命』の登場人物・原山高夫のモデルであるとされている。

    ---引用終了


    そして、本作品の主な登場人物とモデルは、

    ・山本伸一---池田大作(1928~2023)
    ・十条潔---北条浩(1923~1981)
    ・正木永安---貞永昌靖(ジョージ・ウィリアムズ)。アメリカSGI理事長だった。
    ・原山幸一---原島宏治(1909~1964)
    ・原山高夫---原島嵩(1938~2008)
    ・小西武雄---小泉隆
    ・清原かつ---柏原ヤス(1917~2006)
    ・秋月英介---秋谷栄之助(1930~)

  • 西洋哲学は〝懐疑〟から出発するといえるかもしれない。しかし、仏法を学ぶには
    〝信〟をもって入らなければならない。

  • イスラム教誕生とマホメットについて
    古代ギリシャ・ソクラテスとプラトン、アレキサンダーについて

    ートルコのアタチュルク初代大統領「古い友人と仲良くし、新しい友人をつくれ」ー

    ー確かに政治家でもない一民間人が、アラブのためにできることは限られているかもしれません。しかし、あなたが学生たちにアラビア語を教え、人々にアラブの文化と心を伝えていくことで、未来の交流の大道が必ず開かれていきます。
    あなたにどこまでその情熱があるかです。情熱は人間を触発し、伝播していくものです。自分と同じ心をもつ、人間の流れをつくることです。
    (東京外国語大学アラビア語教師であり、後に日本で最初の『アラブ語辞典』を執筆編集発刊する河原崎寅造というアラブの研究者に山本が贈った言葉)ー

    ー民主制は人類の偉大なる知恵であり、発明である。しかしそれも、民主制を担い立つ人間自身のエゴイズムを制御し、自律する術をしならければ、本来の民主とは全く異質な”衆愚”に陥りかねないことへの鋭い批判の矢を、プラトンは放ったのである。人間の魂が正しく健康でなければ、いかなる制度も正しく機能しない。ー

    ー結局、民衆を賢く、聡明にして、哲人王にしていくことが民主主義の画竜点睛であり、それを行っているのが創価学会なんだ。ー<本書から引用>

  • 過度の自由は、私人においても、国家においても、ただ過度の隷属へと変化する以外にはない(プラトン)


    指導者は自らに問わねばならない。勝利への決定(けつじょう)した心はあるか。強情なる祈りはあるか。燃え上がる歓喜はあるか。そして、今日も我が行動に悔いはないかー

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著者プロフィール

池田大作(いけだ・だいさく) 1928年、東京都生まれ。創価学会名誉会長/創価学会インタナショナル(SGI)会長。創価大学、アメリカ創価大学、創価学園、民主音楽協会、東京富士美術館、東洋哲学研究所、戸田記念国際平和研究所、池田国際対話センターなどを創立。『人間革命』(全12巻)、『新・人間革命』(全30巻)など著書多数。世界の識者と対話を重ね、『二十一世紀への対話』(A.J.トインビー)、『二十世紀の精神の教訓』(M.S.ゴルバチョフ)、『地球平和への探究』(J.ロートブラット)など多くの対談集を刊行。

「2023年 『完本 若き日の読書』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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