- Amazon.co.jp ・本 (95ページ)
- / ISBN・EAN: 9784413009249
感想・レビュー・書評
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論理的な考え方、説明の仕方など、どれも実践的かつ理解しやすく書かれています。営業マンとして、働いている人で口ベタで商談に自信がない方にはすごくおすすめです。
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◆きっかけ
翻訳講座ブログ2015/12/26記事 2017/3/3 -
1,説明をしない方がうまく行く。沈黙は怖くない。
代わりに、相手の話を聞く。説明する手がかりを掴む為に、相手からまず聞く。5分黙って待つ事もOK。
2,1秒(話題の切れ目を付ける)、3秒(もったいぶる)、10秒(聞き手のリアクションをうながす)の沈黙を使う。
3,リハーサルは不可欠 リハーサルをせずに舞台にあがる役者はいない。大きな声だ、ジエスチャーをつけて。 -
OCR
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最近米国本社で会合があり、グループに分かれえて討論を行ない、それらを纏めてプレゼンをする機会がありました。発表の前日までにパワーポイントを使って資料を皆で作成したのですが、発表当日に、英国の同僚が図解化してくれました。
すると、内容は変わっていないのですが、とても分かりやすくなったのを見て、人に説明するには図解をするメリットが大きいということを実感しました。この本は、説明力を上げるためのツールとして図解の方法を説明しています。
ある情報を伝えるときに図解で上手にポイントを説明にはどうすればよいかが、事多くの例とともに紹介されていました。
以下は気になったポイントです。
・プレゼンテーションの基本形、目的と課題(肯定形)、問題点(障害となっているもの、否定形)、解決策を、ツリー構造で考える(p10)
・目的に対して、課題は複数存在する、その課題は全て必須であり、ひとつずつクリアーすべきものであるが、手段のほうは、複数の手段からひとつだけ選んで実行するもの(選択可能)、これが課題と手段の相違点(p12)
・製品における「用途」「機能」「メカニズム」は、ある程度、独立した関係にあり、同じ機能が別な用途に使われることもあり、違うメカニズムが同じ機能を実現することもある(p17)
・できの良い「図解」の大半は、表である、表を作ることで空白が発見できる、それは自分が見落としたか、書かれていなかったかを検証できる(p38)
・ロジックツリーを作る場合には、極力「その他」という分類は避けるようにする、ただし、3層目以降は必ずしもMECE(ダブリなく、かつ、モレなく)にする必要がない(p60)
・AREAの法則、最初に主張、提案、次に、理由説明、理由を裏付ける証拠(第三者が検証可能)、最後にもう一度主張する(p62)
・セールストールの法則として、FABE:特徴、優位性、利益、証拠、がある(p64)
・理由を3分割にする理由として、3番目に選んだ項目こそに個性がでるため(p66)
・情報を座標軸化するときに重要なのが、横軸、横軸に盛り込む情報をどのような切り口で区切って、順序付けるかがポイント(p74)
・わかり易い説明は、論理的な表現と感覚的な表現(例:62グラム、つまり卵ぐらいの重さ)を併用する(p76)
・3種類の沈黙を上手に使い分ける、1秒(話題の切れ目を暗示するサイン)、3秒(印象を強める)、10秒(相手のリアクションを待つ)(p80) -
今の会社に入社した3年程前、その頃の上司に勧められ(半強制的?)に購入した本。
教科書的な解説が図解で、例がわかりやすく、トレーニングがついています。
今になってみてみると、世間で出版されているロジカルシンキングを鍛える系の本の中で、とても丁寧な方だと思います。 -
説明のためのプロセスを「読み解き」「筋書き」「仕上げ」に分け、
それぞれについて図解を利用したノウハウが紹介されています。
難しい内容ではないのですが、こういうのって実践を繰り返して
知識をスキルとして定着させないと駄目なんですよね。 -
図解までたどり着くには、読み取り、分解、整理、不足情報の発見と補足、再整理という、知的作業が必要なんだよ、と教えてくれる本。筆者の著作のなかの入門書だが、広いし深く学べる素材の宝庫。