新人OL、社長になって会社を立て直す (青春新書PLAY BOOKS)
- 青春出版社 (2011年8月29日発売)


- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784413019309
感想・レビュー・書評
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本タイトルがインパクトのある『ドリルを売るなら穴を売れ』を図書館で予約したものの、なかなか回ってこないので、続編的な本書を先に読んだ。
表紙がビジネス書らしからぬデザインで少々気恥ずかしいが、内容は大変面白かった。
難解な理論を翳すのではなく、日常的なことばで、イメージしやすい実例で、語ってあるので、パッと読める。
ゴールに向かって、全ての作戦が流れるように繋がっているのが理想ながら、行き当たりばったりのチグハグな戦術を取っている例が多いことも実感した。
チラシの配布であれ、拡販用の値引きであれ、大戦略がハッキリしている例もあれば、完全に矛盾した例もあり、見た目ほど単純ではない。
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マーケティングの基礎が物語とともに理解することができた。
専門用語なども出てこないため、読みやすかった。 -
前作も良かったですが、今作も読んでいて楽しいのにマーケティングまで学べてしまう、一石二鳥な本です
前作の感想でも書きましたが、この方の様々な文章を読むことで、著者の伝えたい事が深い所まで解ってきます
うれたまちゃんシリーズを気に入った方には是非ともメルマガも読んでみて欲しいですねー
世の中のヒット商品がなぜ消費者に刺さったのか?
その商品はBASICSで見てみるとどうなのか?などなど楽しく解りやすく読むことが出来ます -
マーケティング理論がストーリー形式で学べる。
前作以上に差別化軸の説明がされていてそれが曖昧であると戦略も曖昧になることが書かれていた。
前作同様一貫性の重要性が書かれており、それがないため組織自体もぶれる。
また、主人公が管理職的な立場になったためは今回は仕組み(システム)つくりも強調されていた。
指標(数値)があればカリスマ性がなくてもチームを引っ張れるという意見は参考になった。
消費者のマインドフローとボトルネックの考え方は前職で職員採用の業務を行っいたとき知っておきたい知識であった。ボトルネックである箇所への個別の対応ができていれば改善策もあったと思う。
本書の中心テーマではないが、制約の中でできることを探すという発想が勉強になった。
できないことをあげる評論家は求めていない。この縛りがあるからその中で何ができるかを探して行動できることが必要であると思った。縛り(ルール)に不満を言うのではなくどうすればという考えを大切にしたい。 -
物語形式のビジネス書って一時期流行りましたよね。もしドラとか。この本は、飲食店経営を通じて
・真似されないオリジナリティの作り方
・差別化
・人材管理
といった組織運営の面白さを学べる良書です。そして社長が可愛い(*´ω`*) -
「新人OL、つぶれかけの会社をまかされる」の続編です。
前作でイタリアンレストランの社長となった主人公「うれたま」ちゃんが、立ち上げたばかりの店を軌道に乗せていくというもの。
著者の主張する戦略の基本にして重要な「BASiCS」のエッセンスが詰め込まれております。
3つの軸や、それを元に展開している他レストランの戦略との比較など、見せ方が分かりやすいです。
前作にいた上司の大久保さんの存在や、そもそも前作で習った内容忘れすぎでは…という突っ込みどころもありますが、企画段階と実践段階ではマーケティングの実践は変わってくると思うので、あまり気にせず読めました。
根本的なところは同じなので、今回も一貫性のある戦略の力強さを感じました。
ところで、このBASiCSの考え方って企業だけでなく個人にも当てはまるよなぁ、と思ったら同著者の「白いネコは何をくれた?」という本があることを知り、さっそく読んでみました。こちらも面白かったです。 -
前作同様楽しく読めました。
しかもわかりやすいです。
でも「わかる」と「できる」は違うんですよね。
「できる」ようになるまで読み込みたい本です。 -
物語形式でマーケティングを学ぶことができる。ただし理論などは省いてあるのでこの本で概要を掴み、著書の他の本で理論を詳しく読む必要がある。
また手軽に読めるので2、3回読むのがよい。 -
マーケ音痴の私でも、ストーリーが面白くて楽しく読めました。
特にBASiCS理論が勉強になりました。なるほど、顧客と強みの一貫性は重要ですね。
非常に面白かったので、前編も読んでみたいです(^^;; -
著者の提唱する戦略BASICSを物語形式で理解しやすいように紹介されている。他の本でも読んでいたが、一貫性が取れた戦略を作るのは難しいので、素晴らしい戦略思考ツールだと思う。
実際にやるとなると、本当にかなり考え、トライ&エラーを繰り返しながらやるしかないと思うので、難しいがやったなりの成果が出るのではないかと思う。次の新製品の開発には是非ともこの考え方を取り入れていきたい❗️
著者プロフィール
佐藤義典の作品





