自分をどう愛するか 生活編: 幸せの求め方

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  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784413021500

感想・レビュー・書評

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  • すごく大切なことを教えてくれる本
    それでいて、ユーモアがあり、押し付け感なく。
    こういう方が学校の先生だといいのに。
    子供にも読んでほしい本

  • 著者は、「人生」と「生活」を分けて考えています。

    人生というのは、心の理想みたいな部分で、
    生活というのは、生きていく上での実務的な部分というのが私の描いたイメージです。


    著者自身自分を強い人間とは思っていないとありますが、
    その分自分との距離ととりかねている人に、
    温かい目線を注いでいる本だと思いました。

  • 人生には飛躍するときが必ずあるんです。
    そのために蓄えておくのは知識と友人。知識だけは間違いなく吸収する。
    自分が弱虫であり、その弱さは芯の芯まで自分につきまとっているのだ、という事実を認めることから、他人を見、社会を見、文学を読み、人生を考えることができる。

  • 「生活の中にお祭をこしらえることが、人生というものなんです」

    鋭く温かい人間観察に基づく氏の文章は読んで心地いい。強がることなく、てらうことなく、率直に自分の弱さをさらけ出せる遠藤周作。「沈黙」で見せるシリアスな面と、狐狸庵先生で見せるユーモラスな面のどちらも魅力的だ。終始一貫して氏が説くのは、自分の弱さをいかにプラスに転じるかということ。正義漢や偽善者には容赦なく厳しい態度で臨む遠藤周作だが、弱いものに対する視線は本当に温かい。

    改めて遠藤周作が好きになった。

  • 「性格に合わないことはするな」「楽しめ」「人生に起こることは長期的に捉えろ」という3つのメッセージを受け取った。でもそれが、なかなか難しいのよね。(2006.9.19)

  • 彼がなぜ「沈黙」を書こうと思ったのか、なぜそのような生き方をしたのかがつかめてきます。

    旅と旅行の違いについて語る部分を読むと20代のうちに海外に旅行をしたくなる。できるだけ苦労しない生き方に共感する部分もあり。

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著者プロフィール

1923年東京に生まれる。母・郁は音楽家。12歳でカトリックの洗礼を受ける。慶應義塾大学仏文科卒。50~53年戦後最初のフランスへの留学生となる。55年「白い人」で芥川賞を、58年『海と毒薬』で毎日出版文化賞を、66年『沈黙』で谷崎潤一郎賞受賞。『沈黙』は、海外翻訳も多数。79年『キリストの誕生』で読売文学賞を、80年『侍』で野間文芸賞を受賞。著書多数。


「2016年 『『沈黙』をめぐる短篇集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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