- Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
- / ISBN・EAN: 9784413033442
作品紹介・あらすじ
こんなにも違う解剖への意識、殺人の動機、死者の送り方…。34年来の朋友である日韓両国の法医学の権威が語り尽くした生きる意味。
感想・レビュー・書評
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元監察医の上野さんと、韓国の法医学の草分け的存在の文さんの対談。スムーズに会話が進んでいるように見えて大きくズレていて、ズレたまま話が進んでくのがおもしろい。文さんは人権を重んじ、どちらかというと反骨の人のようだが、上野さんはその真逆で保守的で権威主義的、というのが印象。実際は知らないけど。
上野さんが監察医を務めていた1959年から1989年までの30年間、「相手を人間と見ないような」、「同期不明の短絡的な殺人事件はほとんどありませんでした」戸言っているが、さすがにそれはないだろう。「ここ十数年、犯罪の傾向ががらっと変わってきた。韓国は徴兵制度があって自分の国は自分で守るという気概ができているが、日本にはない」みたいな話になっていくと、もはや妄言である。せっかくの三十年にも及ぶ貴重な体験をわざわざ自分で書き換えてまでこういうことを主張したいのかなーと、鼻白んでしまうのである。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
韓国の死の考え方が知りたくて借りた。解剖が二度死ぬという考えは初めて聞いた。
日本の法医学レベルが高いとは知らなかったけれど、日本の平和ボケな部分と異常さは納得。 -
図書館借り。
読了1回(2009/09/23)
非常に読みやすいが、掘り下げ的魅力に欠ける。
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僕の教科書。