日本人は何に躓いていたのか 勝つ国家に変わる7つの提言

  • 青春出版社 (2004年10月29日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (330ページ) / ISBN・EAN: 9784413034975

みんなの感想まとめ

テーマは、日本の外交、防衛、歴史、教育、社会、政治、経済に関する深い考察であり、特に外交における「日本への悪意」や防衛の重要性が強調されています。著者は、自己防衛力の強化を提言し、歴史問題を自国の正当...

感想・レビュー・書評

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  • 20年前の本なのに、今 書いたのかと思うくらい 中国脅威論があたっている


    西尾幹二 


    「外交は力を背景にしなければ成り立たない」とのこと。軍事力を持たずに 大国と外交を繰り広げる外交官僚は 大変な仕事だと思った


    外交テーマの副題が「日本への悪意を知る」であり、「一歩引けば二歩やられる」のが外交のルールとある



    防衛テーマの副題は「冬眠からの目覚め」である。著者の提言の根本には「自己防衛力強化」があり、話は「核兵器」まで及んでいる。保守の極論がここにあるように感じた



    外交における歴史問題は 省みるものでなく、自国の正当性を主張するものなのだと思った。外交のカードとして 歴史問題は「揺さぶられる日本が愚か」と厳しめ


    自国の正当性を主張するための歴史の見方〜たしかにそういう一面もあるかな、と思う
    *日清日露戦争の勝利は、日本が中国文化圏から離脱し、西洋と対等な国家であることをアピールし、同じ時期に台頭した新興国アメリカとの戦争を不可避にした
    *大東亜文化圏は、欧米のブロック経済に対抗するための自由貿易圏
    *脱亜入欧は、欧米に日本を知らしめる〜当時は戦争に勝つことこそ文明だった
    *アジア主義は、ファシズム、共産主義、欧米中心主義といったイデオロギーに対抗するための防衛思想














  • 今から20年前に当時60歳近い方が書いた本、ということで自分の知らない時代についての解像度が上がる本だった。
    個人としては賛同できる論、そうでない論はあるものの、当時の人がこう考え行動した結果今の日本はこうなったんだって理解できるのはすごく良かった。

    印象的だったのが「ワンマン社長は適当に担ぎ上げて下が上手くやれば良いから扱いやすい」といった内容。
    正直なところそうして上が既得権益となり下が担ぎ上げるから今の日本の没落があるんだろうなと感じる。
    そして今の教育は強制力がないので、若者が上に反発するとある。逆にいえば上に盲目的に従う教育をしてきたからこそ変化がなくハンコにFAXとバカにされる今がある。

    私自身、この本で否定されているゆとり教育を受けた世代だ。従順でない世代として育てられたことは変化を与える存在とも言える。個人として良い方向に変化を与えられるよう努めていきたい。

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著者プロフィール

西尾 幹二(にしお・かんじ):1935年、東京生まれ。東京大学大学院修士課程修了。ドイツ文学者、評論家。著書として『国民の歴史』『江戸のダイナミズム』『異なる悲劇 日本とドイツ』(文藝春秋)、『ヨーロッパの個人主義』『自由の悲劇』(講談社現代新書)、『ヨーロッパ像の転換』『歴史の真贋』(新潮社)、『あなたは自由か』(ちくま新書)など。『西尾幹二全集』(国書刊行会、24年9月完結予定)を刊行中。

「2024年 『日本と西欧の五〇〇年史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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