- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784413036160
作品紹介・あらすじ
2007年、日本と世界で始まる7つの大移動とは。あなたは、この新しい変化の波(チャンス)を眺めているだけでいいのか。
感想・レビュー・書評
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【要旨】
日本では長い小泉政権が幕を閉じ、新たな安部政権が始まった。隣の中国では、まだ世界の工場という印象を与えられるが、中国系企業は緩やかな人件費の高騰もあり、周辺国へ拠点を移しつつある。中国に続きインドが躍進を遂げており、BRICsといい、現在成長を遂げている。中国、インドは自国内の市場が拡大していくが、ロシア、ブラジルは国内資源を売ることが主であり、各国の性質を見て、見守る必要がある。
また、少子高齢化や資源・エネルギー問題などに至るまで、時代は目まぐるしく変わっている。こうした時代の流れの中で、人・モノ・ビジネス・お金・情報そして国家間のパワーバランスまでもが大移動を起している。
これからを生き抜いていくためには、これらの新しい変化の波を敏感に感じ取り、その波に乗ることが重要である。
【感想】
情報量が多いためか、ひどく散漫としており、話のコアが読み辛かった。雑誌か何かのコラムを纏め上げたような、纏まりの無さを感じた。ある程度、体系的な網羅的な情報を期待していたので、少し拍子抜けした感じ。また1年半ほど前に書かれたことを考慮しても、結構常識的なことも盛り込まれており、残念だった。
【目次】
第1章 いよいよ本格化する、日本と世界 7つの大移動
第2章 アジア経済の急進と日本のポジションの変化
第3章 変わる労働市場と日本経済の転換点
第4章 ついに動き出した、日本の防衛と領土意識の大変革
第5章 いまこそ世界に発信すべき、日本の強みと伝統
第6章 日本人が気づいていない、世界の新潮流
第7章 ネオ・ボーダレスのビジネス新機軸詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
竹村健一毎年恒例、その年のはじめに今年はこれがとおもうことを語る本。今年は世界全体を地図という言葉を使って、その中で日本人の本質を良く理解使用というメッセージに感じられた。「世界を一つにみて、日本人としての特徴をアピール・活用することで、これからの世界を生き残る」そんなメッセージを感じた。