- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784413037693
感想・レビュー・書評
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第一文で文脈(context)を設定し、第二文で主題(content)を述べ、そして第三文で結論(conclusion)する。三行文の基本は、起承転結から転を抜いたものだと考えればよいだろう。
結語可能。これだけでも、三行文にするのに十分なメリットではなかろうか。
そして最後に、本書は添削を通して文章を三行化していること。
NG例
私は教養を高める為に、マナー教室や話し方教室に通って自分を磨いていてもなかなか理解されていないような気がするし、身だしなみに気を使っていても、うまく相手に表現できないという現実の前に悩んでいます。
訂正後
私には、悩みがあります。
マナー教室や話し方教室で自分を磨いても、身だしなみに気を使っても、
うまく表現できないのです。
これだけ事例を示されては、同意せざるを得ない。この三行文が、
誰にでも書け、
誰にでも読め、
そして誰もが読み書き続けられることに。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
短文の効果について、ほんと簡潔に書かれてます
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まとまりなく、主張の根拠もよくわからず、つまらなかったです。
3行くらいで簡潔な方がなんとなくいいよなとは誰しも漠然と思うが、それを確信に変えるだけの力はない。
読んでも読まなくても世界観はかわりません、 -
三行でまとめる。簡潔にすることで、伝わりやすい。インパクトが増す。
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全体的には、理解できる内容。
文章の書き方で相手との良い関係を築けるのは解るけれど・・・
例文があって、逆に解りにくくなっている。
この文章で、本当に成功したのか?
例文へのダメ出しが、何とも無理があって苦しく感じた。 -
私が社会人になった平成元年頃には、部署にコンピュータが導入され始めたばかりで、まだ手書きの文書も見られました。あれから20年以上経過して、社内や社外のお客さんに対しても電子メールの活用されるようになってきています。
それを通して感じることは、多くの情報が発信されるようになってきたので、一つ一つの文書は簡潔にすることが求められています。
その一つは余分な情報を排した上で、箇条書きすることだと思っていますが、この本では、3行で文書をまとめる必要性・有用性を述べています。
この本では、長い文章で書かれた内容を、3行でまとめる多くの例を出しながら、解説を加えています。
以下は気になったポイントです。
・とくに拘ったポイントは、1)簡単な内容で短い文章、2)さっと読めて、すぐに理解できる、3)余韻を楽しんでもらう、である(p18)
・PR文章に求められる要素は、1)インパクトが大きい、2)伝えたいことが明確に伝わる、3)遊び心がある、である(p34)
・営業報告書で特に注目すべき点は、1)一文を短く、2)数字を使って具体的に書く、3)意見や感想と事実を混同しない、である(p58)
・文章で申し出に対して断るときは、1)きちんとした理由、2)理由を一つ、3)前向き表現で締める、である(p72)
・文章で相手に依頼する場合には、1)何を、どのように、目的、期限を意識して書く、2)相手の立場を尊重して書く、である(p86)
・文章力をつけるためには、1)たくさん文章を書く、2)ビジネス書をたくさん読む、3)心に響く話し方や、軽快な音楽をたくさん聴く、である(p95)
・聞きやすい講演の共通点は、1)一文が短い(35文字程度)、2)リズミカルな言葉(体言止め、格言など)を組み込んでいる、3)文末表現が変化に富んでいる、である(p96)
・情報を伝える場合には、1)書き出し、本文、締めの構成、2)本文に収まらない関連情報は箇条書きにする、である(p117)
・キーワードの要素、1)こう:高級、高品質、高性能、好印象、好感、2)きょう:驚喜、驚嘆、興味、今日、共感、協調、3)どう:行動、動機、同意、同感、感動、同一、である(p120)
・書き出しの1行に、相手への思いを込める(p176)
・企画書のポイントは、主旨・理由・効果、の3ステップでイエスにもっていく(p212)
・3行日記を続けると、目標が明確になる(p223)
2011/3/27作成 -
業務電話でどうしても回りくどい話し方をしてしまう自分を打破したくて購入。
読み進めるうちに、この本は、文章を生業としている人用だと感じ、自分には合わなかったと後悔。
ただ、文章をまとめるコツの部分は生かすことができたかな。
もう少し一般的な会社員向けの実践内容だとさらに魅力的になるはず。 -
超短文による『なりたい自分日記』は、有効かも。
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● 経験則ですが、一文は35文字程度が好ましいと思います。
● 私は、響きの悪い「濁音」をなるべく使わないようにしています。読んだときに響きの悪い言葉は、心にすんなり入ってこないからです。