仕事のギリギリ癖がなおる本

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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784413038447

感想・レビュー・書評

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  • ギリギリ癖は、心の問題ではなく、脳の仕組みの問題
    それゆえに、仕組みを理解して、コントロールすれば解決は可能

    本来人間は、考えないで、生きていく仕組みを持っている(本能的に動く)
    生活が豊かになるにつれ、未来を予測しながら動く、つまり、
    予定を立てながら生きていくようになった

    ギリギリになる原因の一つに、認知的不協和がある
    矛盾している、やりたくない気持ちと、やらなければいけない現実
    に対処するために、都合の良い記憶のみの思い出そうとする

    解決方法
    できなかった言い訳を書き留めておく
    実際にやった仕事の内容を書き留めておく

    これくらいなら、やることに苦はないし、
    後者は、ツールを使えば比較的簡単に可能(TimeCamp等)
    それらを見直す時間を意識的に設けることにする

  • テレビでお馴染みの吉田たかよしさんの書いた本。ギリギリ癖を精神論ではなく医学的な観点から改善を図ったもので、なかなか読みやすかった。ギリギリ癖の一番大きな原因は自己愛であるということはなかなかの気づきであった。具体的な解決策として、レコーディングを行うことで改善するとあったので是非試してみたい。

  • メモはライフハック手帳に

  • セルフ実況をする。メタ認知。印象を言葉にする。軽い運動をする ラジオ体操とか。
    目先の誘惑に負ける、完璧を目指す、自分を過信、心配し過ぎ いずれも自己愛の肥大で悪化。自己愛の問題は気づくだけで半分以上解決
    記録する、癖に気付く、日常の行動を変える
    作業をしながらの記録、休憩r、執筆w、雑用z、作業p、家事h
    グーグルカレンダー使う、1週間分 ぎりぎり癖が出た場合言い訳記録
    前日分について、赤と青で仕分け マネジメントできていれば青、ぎりぎり癖赤
    リズムを見る 日、週、その他
    認知のゆがみ 両極端思考 他人の心の深読み 未来の深読み やるべきことの決めつけ レッテル貼り マイナス思考
    コラム法 赤門クリニックのHP
    Commitment, control, challenge
    やる気でなくても5分やる
    形式と書けるところを書く
    一つ一つの仕事に関して確率と期待値を考える習慣づけ
    計画立てる 時間の割を細かくする、自分の都合だけで調節できる予定クッション入れる
    A4 縦半分 左 スケジュール 右 取り組めていないやった方がよい行動
    左 優先順位下2割リストラ 右の優先順位上位と入れ替え 比べないこと
    人の好き嫌いを仕事の優先順位と切り離す
    先送りするときとりかかる期日タイミングを明記する
    雑務 期限に間に合わせる 極力時間を短縮 まとめてやるが期限直前にしない やる気が出ないときにやる
    新しいことをやる時手順紙に書き出しリストをこなす
    集中力高める 青・緑色 プリショットルーティン 指回しカフェイン夕方まで 朝首筋後ろ冷やす ここ一番での成功体験を反芻 集中したいもの指差し点呼 青魚

  • 脳の機能を理解したうえで,脳の使い方を変えない限りギリギリ癖が根本的になおることはあり得ない。

     前頭極…未来の予測,計画的な行動
     A10神経…本能的な行動を行うように設計されている。

    ギリギリ癖の神経回路…行動を見直し,時間のマネージメントに優れた神経回路へ
    パターン①目先の誘惑に負ける②完璧にやらないと気が済まない コルチゾール(危機のとき中途半端では生き残れない→対処が完ぺきになるホルモン)
    プレッシャーのかかる仕事→物事の優先順位のメモ(当たり前ができなくなる)
    ③過信してギリギリになる→行動を記録してスケジュールを認識する力を高める。
    ④心配しすぎてギリギリ 全般性不安障害 運動する

    自己愛を持っていることを自覚し,周囲や社会に上手に折り合いをつける。

    自分のことを記録→考え方のくせに気づく→日常の行動を変える

    言い訳のレコード 自分の心理状態を浮き彫りにできる→人間関係が問題であったりして→それを変えなければ同じ状況

    6つの認知の歪み①両極端に考えすぎ②他人の心を深読みすぎ③未来のことを考えすぎ④やるべきことを決めすぎ⑤他人にレッテルを張りすぎ⑥マイナス思考すぎ

    レジリエンス 困難な状況に負けない精神を高める
    ①commitment 自己関与度(主体的に積極的に関わる)②control(自分がコントロールできることに集中する→他人はどうでもよい→できる状況でできることを
    ③challenge(成功時のドーパミンで快楽)

    やる気がでないとき①5分だけ試しにやってみる②マニュアル作業だけやり形だけ完成させる③確率を数字で出してみる④細かい時間まで計算してみる⑤良い先送り(その時まで気分もすっきりする)⑥脳が疲れたときに雑用をする⑦やるべきことを因数分解

    テストステロン 恋愛すると分泌。仕事の理解者☆R021124彼女いた感覚をまた経験→仕事集中できない部分もあった・今度はプラスに作用させること

    ゾーン→集中力が上がるポイント

  • ギリギリ癖は心の問題ではなく、人間の脳が抱える根本的な弱点。

    先延ばし
    完ぺき主義
    過信
    自信のなさから出遅れ


    これからは、攻めの先延ばしをしたい。

    ギリギリセーフの魔力
    ギリギリでセーフだと忘れてしまう。
    そしてそのうちアウトが起こる。

    言い訳だけれもレコーディング

    よし。実践するぞ。

  • 医者という立場から脳の機能としてのギリギリ癖を説明。
    その内容は分かりやすいが、内容が内容だけにそのエビデンスが少ないのは仕方がないところか・・・まぁ、その手の実験をしている研究者も少ないのかもしれない。
    ハウツー本のつもりで読むと良いかも。

  • うーん、どうなんだろ? 内容がズバリそのもの気になるから購入したけど、とりあえず最初とかちょっと読みにくいのよね。3、4章はすっごくタメになるとは思うんだけど…まぁそれだけギリギリ癖をなおすのが難しいってことだろうなあ。

  • 20120611st
    自分のギリギリ癖は本書で言う「ギリギリでも間に合うと過信して結局は遅れる」パターンだ。
    このケースは「認知の歪み」で都合の良い記憶だけを思い出しがちだとのこと(認知的不協和の解消)

    「メタ認知」が不足しているという説明と、その対象方法が書かれていた。
    意外とシンプルなので早速取り入れてみよう。

    セルフ実況
    →はっきり言葉に出した方が自分の現況を把握できる。

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著者プロフィール

医学博士・心療内科医師。本郷赤門前クリニック院長。新宿ストレスクリニック顧問。1964年生まれ。灘高校、東京大学卒業。東京大学大学院医学博士課程を修了。現在、脳科学とメンタル医学を活用した診療に携わる一方、TV・ラジオ・雑誌・WEBなどメディアに多数出演中。

「2019年 『「ついつい先送りしてしまう」がなくなる本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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