アドラー博士が教える 10代の子には「親の話し方」を変えなさい

著者 :
  • 青春出版社
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784413038614

作品紹介・あらすじ

「うるさい!」「別に」「…(無視)」-が返ってくるのは"反抗期だから"ではありません。「子つきあい」の仕方で、親子関係はみるみる良くなる。思春期の子が反発しない6つのポイント。

感想・レビュー・書評

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  • 尊敬する方からの紹介。

    まあ、割とやれてるかな、と思いつつ、
    思春期の子に対する言い方はとても巧妙で、
    すぐストレートに言ってしまう私としては
    ああ、そういえばいいのかあ
    と思う言い方にたくさん出会えた。

    ①思春期の子どもは理想主義的になりがち。
    曖昧さを嫌う。しかし、社会はそうした二次元で
    決められないことが多い。
    妥協点を探す作業も親子間でやっておくことが
    社会に出る練習にもなる。
    うーん。子どもを動かす方法の一つとして
    妥協点を見出す作業をしてしまっていたが
    浅はかだったなあと痛感。
    子どもにとって社会に役立つという視点で接するのも
    大切。
    ま、しかしちょっと譲れるように言うことは大事だよね。
    門限とか。

    ②親に評価されるのが嫌。
    事実だけを言う。
    勉強頑張っているね!すごい!

    ああ、勉強しているね。
    何も言わないと、自分のこと気にしてないのか!
    って思っちゃうんだよね。
    認めていることを知らせつつ、余計なことは言わない。
    心掛けよう。
    聞かれたこと、頼まれたことだけをする。

    ③事実をストレートに問うても、何も答えてくれない。
    何かあったの?

    おいしいロールケーキ買ってきたから、
    お茶でも飲まない?
    最近元気がないけど、何か悩みごとでもあるの?
    お母さんとっても心配なんだけど、ちょっとでもお手伝いできることあるかなあ。
    とこう聞くためには、日ごろからの子どもの観察が
    欠かせないね。

    ③自分がした過ちを隠すためにうそをついている場合。
    本当のことを言ってくれないと、私はがっかりするよ。
    今までお母さんは、あなたの言うことを全部信頼していたんだから・・。
    Iメッセージで伝える。
    人格を否定しない。
    行動を否定する。
    本当のことを打ち明けたら、どんなことでも感謝する。
    あなたがしたことを認めるわけにはいかないけれど、本当のことをよく打ち明けてくれたね。それが嬉しい。
    ウソを責めない。生じた問題に対処する。
    どうしたらいいか、を一緒に考える。

    思春期は難しい。
    でも基本的な対応のポイントは、
    一人の人間(自分とは違う人)
    として扱うことだと思う。
    自分のおなかから産んじゃっているから、
    なかなか同化しちゃうんだけれど、
    そこは自分と違うと思っておかないと
    苦しくなってくる。
    自戒。

  • 精神保健福祉司による思春期の子どもへの接し方の本。
    思春期の子どもへは「子育て」ではなく「子つきあい」。大人と同じように一個人として尊重することが大切。

  • なんというか、、、嘘をついてまで友達と遊びにいくくらいの子になってほしい。そういう悩みへの対応は、あまり載っていなくて、個人的にはイマイチ。さすがに、万引きとか夜遊びとか、そんな昭和的な反抗はされてないし。そこまでいったら、本なんか読んで場合じゃないのでは?とか思ったり。
    あくまでも、私個人の、参考にはならず。
    「子つきあい」はとても納得した。なるほど、良い考え方だった。

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  • ご近所付き合いに
    ある程度の遠慮があるように
    子供も「子供付き合い」と思って
    遠慮と配慮 忍耐をもって
    接しないといけないな と思いました

  • 「子育て」から「子つきあい」へ

    10歳ぐらい、思春期の、親から自立しようとしている子に対しては、「しつける」ではなく「つきあう」という感覚が必要。
    なるほど、アドラーっぽい。
    しかし、それまでの時期は…?

  • 子育てから子付き合いへ。

  • 少し早いけど予習がてら読んでみました。
    また一人、素直にアドバイスを聞ける心理系の方が見つかりました♪

    子どもも10代になると「子育て」ではなく「子つきあい」と思って接すること、とのこと。しっかり覚えておこう。

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著者プロフィール

心理セラピスト。1941年、東京生まれ。東京学芸大学卒。都立梅ヶ丘病院精神科心理主任技術員、都立中部精神保健福祉センターなどを経て、子育てボランティア団体「わいわいギルド」代表ほか、IP心理教育研究所所長を務める。元日本アドラー心理学会評議員。アルフレッド・アドラーが提唱した「アドラー心理学」を取り入れた子育て論や子どもへの対処法には定評がある。

「2019年 『アドラー心理学で子どもの「がまんできる心」を引きだす本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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