「いい人生だった」と言える10の習慣

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  • 青春出版社
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784413038874

作品紹介・あらすじ

終末期医療、緩和医療にたずさわる大津医師は、1000人をこえる人たちの最期を看取ってきました。その中には、後悔を残しながら亡くなった人や、自分の人生に満足しながら穏やかに息を引き取った人など、さまざまな人々がいたといいます。どう過ごしたら「いい人生だった」と思えるのか──。本書では、大津医師が、満足して人生を終えた人たちが実践していた習慣を解説します。

感想・レビュー・書評

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  • 本当は、死が自らの人生を振り返り、感謝をし、次の世代に、あるいは大切な人たちへ、自らの思いをつないでいく場であり、不幸なことでは無いのです もともと苦しいものを楽しいものに変えていく、それが人生なのだ 不幸続きの人生はありませんし、残念ながら、幸せばかりの人生もないのです 宝物はいつも身近なところにある

  • リストに目を通しておけば十分。
    本文は不要。
    著者は作家になりたかったのかも。

  • 納得できずに後悔しながら死んでいく人ばかり。当たり前かもしれないが。子育て→義父母介護→夫の死→自分の死を迎えた女性が「私の人生なんだったんだろう?」と自問自答するのが印象的。

  • 母を看取る前に読めばよかったと思う

  • 緩和医療医大塚秀一氏の著書。末期がん患者10人を看取ったことから人生を考える10の習慣を導き出している。今後の人生を考えさせられる1冊。

  • 本当は、死は自らの人生を振り返り、感謝をし、次の世代に、あるいは大切な人たちへ、自らの思いをつないでゆく場であり、不幸なことではないのです。

  • この本は長い間、癌によって蝕まれた人達の終末医療に携わってこられた医師である大津氏によって書かれた本です。1000人を超える患者さんを看取った経験から、幸せに生きた人・後悔のない人生を送った人に共通する習慣を10にまとめて記されています。

    多くの習慣が紹介されている中で印象に残ったのは、余命が少ない中でも自分のできることを見つけて、多くの人に会ったり場所に行ったりして、生きている時間をとても大事にされている方でした。この姿勢は、少なくとも人生の折り返し地点を確実に回った私にとっては参考となるものでした。

    今年(2013)一年で、老眼がかなり進んだようで、字が見えにくくなりましたし、テニスをしていても息が上がるのが以前(40代前半)に比べて早くなった感があります。上手に年齢を重ねて時間を大切にしたいと再認識することのできた本でした。特に、死をベースに物事をみて、自分にとって本当に大切なものを見極める大切さを教えられました。

    以下は気になったポイントです。

    ・どんな時でも、これが最後かもしれない、という思いで取り組むことは、大きな力を与えてくれる、でも力を入れ過ぎない事、自分にとって大切なことを見極め、それに対しては誠心誠意取り組むことが後悔しないことにつながる(p40)

    ・自分とは何か、生きる意味とは何か、正答はありません、しかしいつか答えは見つかる。だから探すことに汲々としないで、じっくり、ゆっくり向き合ってほしい(p56)

    ・もともと苦しいものを、楽しいものに変えていく過程こそが人生なんだ(p58)

    ・愚痴を言う場合、自分の中でルールを設けることが、感情の暴走から自らを救う、話す相手は激選、毎回同じ人にはしない、否定的な言葉は避ける、時間を区切る、話す範囲を決める等(p62)

    ・身近な人が、いま何を考え、何に困り、何を望んでいるか、それを掴むこと(p87)

    ・いつ終わっても良いように、一瞬一瞬を味わい尽くしていきる、そしてそれが長ければいいな、という気持ちで生きれば、質と長さがバランスされる(p107)

    ・治療中から様々な所へ旅行に行っていた、いつそのときが来ても悔いがないように、一方、その中で生を満喫しながら、最後の何年を生きていた(p111)

    ・がんの末期になると、悪液質という病態となり、腫瘍が出す化学物質のせいで、どんどん筋肉や脂肪が減ってしまう(p115)

    ・人は必ず老いる、若く保とうとする努力は大切だが、一方で自らを許してあげる気持ちを持つのも大切(p121)

    ・日本において告知について180度変更したのは、1990-1995年頃である、それより前は原則的に本人へのがん告知は行われていなかった(p149)

    ・人生の終わりを感じた時、あるいは認知症が深まったとき、懐かしいそれら(はるか昔の懐かしい場所、人の名前)と出逢う、それらは彼等の支えとなる(p164)

    ・死とは、自らの人生を振り返り、感謝をし、次の世代に、あるいは大切な人たちへ、自らの思いをつないでゆく場であり、不幸なことでは無い。感謝の言葉は、日々の潤滑油、そして最後のバトンである(p198)

    ・死をベースに物事を考えると、大切だと思っていてしがみついていたものが、じつはくだらないものであったと気づく一方で、自らの身近に当たり前のようにあったものが、限りなく愛おしく思えることがある(p202)

    2013年12月8日作成

  • 10の習慣は下記のとおり。

    習慣1 「今日が最後かもしれない」と思って暮らす
    習慣2 生きる意味を無理に探さない
    習慣3 負の感情にふりまわされない
    習慣4 身近な人こそ大切にする
    習慣5 自分の幸せと大切な人の幸せをすり合わせる
    習慣6 「長く」より「良く」生きることに注目する
    習慣7 健康や若さに必要以上にとらわれない
    習慣8 環境に流されず、本当にやりたいことをやる
    習慣9 どんな境遇でも自分を支えてくれる夢を見つける
    習慣10 「ありがとう」と伝える

    コトの本質は,
    自分にとって何が大切なのかを理解し,それを実践すること
    なのかなぁ…と。

    穿ったモノの見方をしてしまうと,
    結局は「思い込み力」なのかもしれない…と思ったりもする。

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著者プロフィール

1976年生まれ。茨城県出身。岐阜大学医学部卒業。緩和医療医。日本緩和医療学会 緩和医療専門医、がん治療認定医、日本消化器病学会専門医、日本内科学会認定内科医、日本尊厳死協会リビングウイル(LW)受容協力医師、 2006年度笹川医学医療研究財団(現・笹川記念保健協力財団)ホスピス緩和ケアドクター養成コース修了。内科専門研修後、日本最年少のホスピス医(当時)として京都市左京区の日本バプテスト病院ホスピスに勤務したのち、2008年より東京都世田谷区の入院設備のある往診クリニック(在宅療養支援診療所)に勤務し、入院・在宅 (往診)双方でがん患者・非がん患者を問わない終末期医療・緩和医療を実践。2010年から東邦大学医療センター大森病院緩和ケアセンターに所属し、現在緩和ケアセンター長として緩和ケアチームを運営している。現在多数の患者の診療に携わる一方、 著述・講演活動を通じて緩和医療や死生観の問題等について広く一般に問いかけを続けている。

「2017年 『「いい人生だった」と言える10の習慣 人生の後半をどう生きるか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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