- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784413039208
作品紹介・あらすじ
「中学受験は親の受験」といわれます。子どもの頭のよしあしだけでなく、親がどれだけサポートし、親子一丸となって準備したかが合否を分けるからです。でも、いまの中学受験はわからないことだらけ。「親世代の常識」は、ほとんど通用しないと考えてください。「今は勉強が大変でも、志望校に入ってしまえばあとが楽なはず」「小学4年生になったら、レベルの高い大手塾に入れればいいんでしょ」「塾で出された宿題は、合格のために全部やらせなきゃ」これらはすべて、親の誤解に基づくやってはいけない考え方なのです。これまで灘、開成、桜蔭などの難関中学に2500人以上を合格させてきた塾ソムリエ、カリスマ家庭教師の著者が、志望中学に合格するという目標にどう立ち向かい成就させるか、まだ情報がゼロの人にもわかるよう解説していきます。また、受験に際して親がかけるべき言葉選びや、親子の絆を強くするためのコミュニケーション術もアドバイス。ぶれず、迷わず中学受験に取り組むためのバイブル的な一冊です。
感想・レビュー・書評
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タイトルの9割はいい過ぎだとしても、中学受験は親の動きが重要なのは揺るぎない事実。
その前提の上で、親がどんなサポートをしていくべきかが、具体的に解説されている。
読んですぐ役に立ちそうな実用的・実践的な内容なので
中学受験をするかどうか検討中のうちには、少し早過ぎた。今よりも、実際に取り組む段階で読み返したい。
<以下本文より意訳抜粋>
・楽しくなければ、中学受験は成功しない。
・進学塾に通うのは3年生の2月からがベスト
・塾内の一番上のクラスで入れる塾を選ぶ
・小学校高学年以降の子どもの力を伸ばせるかは、幼児期から小3までにかかっている。
・子どもの学力はキッチンで伸ばせる。
・親子で"感情を動かす"ことを心がける。
・子どもと話すときは、単語ではなく、助詞をちゃんと使って文章で会話をする。
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勉強方法や子供への声かけが参考になりました
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9割は言い過ぎで、よくて5割でしょ。イギリスのことわざ知ってるんかね。
You can take a horse to the water, but you can't make him drink.
馬を水辺に連れて行くことはできても、水を飲ませることはできない。
子供を馬に例えちゃいけないんだけどね。如何に水を飲みたくなるか導かないといけない。それ含めて9割と言われたら、子供の意向、人格どうなのよ、と思ってしまう。 -
日経DUALの「早期教育のほとんどは間違っている」を読んで西村氏のこの著書にたどり着いた。
・早期教育は不要
・習い事よりも音読、親との会話(助詞も使った正しい日本語を話しましょう)、料理などのお手伝い、のほうがよっぽど大事
・まずは親がいろんなことに好奇心をもつ
という部分、非常に納得。
よく考えたら日々の料理だって、嫌々やるんじゃなくエキサイト(笑)してやる姿見せた方が「なにやってんのー?やらせてー」ってなるよね。
娘は割りとやりたがるけど息子は「なんでもいいから食べ物ちょーだい」だから、その点難儀( ´_ゝ`)
肝心の中学受験については、
・親はタイムマネージメントに徹すべし
・PDCAサイクルまわす
つまり、勉強内容そのものにあれこれ口は出さずに支援にまわるべしとのこと。
理系だからって算数理科を教えられると思うな(受験用の思考方法は塾などプロにまかせること)とのこと。
ははー・・m(._.)m -
中学受験のための塾選び、勉強法などが書かれたノウハウ本ではあるが、タイトルどおり、親の覚悟を試す本でもある。勉強は親が教えずに塾に任せ、親は時間管理などのマネジメントに徹し、かつ、本人のモチベーションを保つことが必要などなど、親の中学受験への関わり方に多くのページが割かれている。端的に言って、難関校を目指す受験生の親向けの本だが、中学受験を子どもの学習能力開発の場として捉え、本書に書かれたような正しい方法で臨めば、合否に関わらず、将来その経験が生きるという主張は傾聴に値する。
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参考になった。